2020/7/13 こまつ座「人間合格」
またまた番外編!
「ひょっこりひょうたん島」の作者である井上ひさしさんの作品「人間合格」を観てきました!
太宰治の青春時代から晩年までを描いた評伝劇。
太宰治の幼少期のものを含む6枚の写真と共にあらわれる6人の役者さんたち…そこで太宰治の人柄が語られます。
「私はこれまで…こんな◯◯な顔を見たことがない」と語られるその様子は、太宰治の一貫していない人間らしさを感じ取ることができるのです。
その人間らしさを、そのあとのそれぞれの幕で生涯を追うようにして表現していきます。
太宰治の名作に登場する人物やあらすじとも重ねながら…
太宰治とその友人2名、太宰の実家に仕える者の4名は同じ4名ですが、
女性陣2名は全ての幕で別の役!
なんと早着替えで全7役を演じきります。
今回は原作を読んでのぞみました。
原作はまるで台本のように、動きやセットの様子まで記載されていて、どういう舞台になるのか想像をしながら読み進めました。
でも、その想像をはるかに超えていく役者の皆様!✨
回転舞台での場面転換も、キャラクターの演じ分けも、笑えるところも真剣なところもグググと引き込まれました。
個人的な好みは中北さん!
最初は太宰治たちの前衛党の活動を批判していたにもかかわらず、戦争が終わればすぐに掌を返していく、いかにも世論。
なんとなく批判されそうな、頭の硬い性格にもかかわらず、ひたむきでおちゃめな方言可愛らしい(*´∪`)
これは文字で読んだだけではわからなかった面白さ‼️
7/23(木祝)までの公演です✨
まだの方は是非!
🔻こまつ座公演情報
http://www.komatsuza.co.jp/program/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?