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課長、オーン!

私はここ20年くらい、テレビをあまり見なくなりました。(ハッチポッチが放送されていた時は見ていましたが)テレビより、ゲームをやったり、漫画を描いている方が楽しいからです(今見る番組は、チコちゃん、カンブリア宮殿、マツコの知らない世界、キャプテン翼、あとはBGMとしてニュースをつけっぱなしにする程度です)

正確には、絵を描いているときだけ、音が全く無いのは寂しいという理由で、とりあえずつけっぱなしにしていましたが、あくまで原稿に向かっていたので、はっきりとは見ていませんでした。

そんなある日、私は寝落ちしてしまい、深夜に目が覚めました。麦茶でも飲んで、改めて寝直そうと思って、ふとテレビを見ると、よゐこの有野さんが作業服に身を包み、ゲームをしながら何やらぼやいたりはしゃいだり、ADさんを呼びつけて面倒そうな面を代わりにやらせたりしていました。

私はよゐこのお二人が好きでしたし、無人島生活も好きだったので、有野さんは何をしているのだろうとテレビを見つめました。その時プレイしていたのは「アトランチスの謎」というファミコンゲームでした。大昔のゲームですね(笑)

番組表を見ると「ゲームセンターCX」とあり、主演:有野晋哉とありました。どうやら有野さんの冠番組らしいことがわかり、この後どうなるのだろうと私はワクワクしながら番組を最後まで見ました。結局、EDは見れましたが、有野さんは何度も失敗し、その度、嘆いたり、阿鼻叫喚のリアクションをしたり、ぼやいたり、文句を言ったりと大忙しでした(笑)

その後は「スーパーマリオブラザーズ2」「スーパーマリオブラザーズ3」その他名の知れたタイトルのゲームクリアに挑戦してきた有野さん。中でもスーパーマリオシリーズには苦い思い出ばかりのようでした(笑)

「スーパーマリオブラザーズ2」は、クリアの方法をビデオに録画して送ってきてくれた高校生の男の子を神戸から呼び、ラストのところだけやらせてもらい、子供の手柄を横取りという大人げないことをする始末(笑)

「スーパーマリオブラザーズ3」はADさん2人を助っ人につけて、ハトヤさんで泊りがけで挑戦するも失敗。

「魔界村」これは私の同級生男子たちが皆挫折していました。序盤に現れる敵「レッドアリーマー」が、しつこく追いかけてきて、予測不可能な動きでプレイヤーを翻弄するので、ここで挫折した人も少なからずいたはずです。

有野さんもそのひとりで、やはりレッドアリーマーに手こずり、ADさんに撃退法を教わるも、なかなかコツが掴めず時間切れ、次回の収録までに練習してきてくれと言われ、その日のロケは終わったようです。

次のロケに現れた有野さんは、あまりご機嫌が麗しくなかったご様子で(笑)調子はどうですかと聞かれ「最悪や、でもやるよ」と気合いを込めます。

練習してきたらしく、さんざん手こずったレッドアリーマーも簡単に撃破、1、2面を簡単にクリア、ADさんも驚き、有野さんの横へささっとやってきます。

計16時間かけ、どうにかラスボスを撃破することに成功、でも何故かまた、1面に戻されてしまいます。有野さんは訳がわからず「どゆこと?」とADさんに訊ねると「2周しないとクリアにはならないってことです」という絶望的な台詞を聞かされます(笑)

というのも、ラスボス撃破のすぐ後、画面にあったメッセージは「これは幻覚だ、次が真実だ」というものだったらしく、要はもう1周しろということらしいです(笑)

ADさんが「有野さん、もう1周お願いします」と言うと「嫌や、もう嫌、これ以上やったらゲーム嫌いになるよ」と拒否(笑)結局、ADさん(笹野さんというイケメンADさんです)がもう1周を解き、真のEDを見れたということもありました。

「ゲームセンターCX」は、有野さんがゲームを解くだけでなく、ちょっとレトロな雰囲気のゲームセンターを訪れる「たまに行くならこんなゲームセンター(通称たまゲー)」というコーナーもあり、やはり懐かしのピンボールやもぐらたたき等をやったりします。

この番組の特徴として、こんなゲームがあったのかという驚き、有野さんの話やボケツッコミ、ギャグの上手さ(よゐこはどうしても、濱口さんのキャラが強烈なため、有野さんはあまり目立たないという印象が強いですが、有野さんだって喋りは充分にお上手ですよ)ADさんたちが有野さんよりはるかにゲームが上手かったり(ロケハンで練習しますので、ADさんたちが有野さんをサポートできるくらい上手くなければ話になりませんのでね)カメラの阿部さんが昔ヤンチャさん(髪型はリーゼントらしいです)で、バイクに乗るのがお上手であったり、音声の須田さん(3人の子持ち、高尾山住まい)が、カセットがおかしくなった時、端子部分をドライバーで掃除して復活させたりと、他のスタッフさん達もなんだか個性的でいいなぁと思うこともありました。阿部さんが「うるせいよ!!」とキレたりしたこともありました(笑)

そしてADさん、とりわけ笹野さんがイケメンで人気があったそうです(私も笹野さんのファン)有野さんは幕張のゲームショーに来たこともありまして、CXもグッズ販売をしており、その時売り子でいらしたAD浦川さん(この方は「高橋名人の冒険島」を解いたADさんで、ファンが増えたそうです)に、私は図々しくもツーショット写真をお願いし「よかですよ」と言ってもらえたのです(笑)その写真は今でもあります(笑)(ちなみに浦川さんは博多出身なのでバリバリの博多弁をしゃべります)

本当は、笹野さんとツーショットを撮りたかったのはここだけの話ということで(笑)

「スーパーマリオワールド」はADさんの力も借りず、有野さんの力のみで解いたみたいです。私はDVDをvol.3まで買っています(以後は何故か買わなくなりました)

もうCXも放送が始まって20年になるとかで、めちゃイケでも中島Pに「ゲームセンターCXでたんまり儲けて…」と嫌味を言われていましたね(笑)

AD東島さんは、もうCXとは関わりのない世界にいるそうで、笹野さんは結構な出世をされて、早くにご結婚されていらっしゃるようなので、もしかしたらお子さんはもう成人されているかも知れません。浦川さんは色々あったようで、最近終わったアウトデラックスに出てらして(この番組に出たという時点でお察し下さい笑)再婚されたというお話でした。CXは、ADさんも個性派ぞろいでしたね(笑)

ADさんにはもれなくあだ名がつくようで、東島さんは「出戻り」笹野さんは「お助けメカ」浦川さんは「エース浦川」と、割とひどいあだ名がつきます(笑)出戻りって悪口ですよね(笑)

浦川さんは本当に、ゲームのセンスはピカ一と思います。そしてやることが結構天然さんらしく、有野さんがポン・デ・リングが食べたいと言ったら「買ってきましょうか?」と気を利かせますが(ADさんですからね)どうやら番組のおごりではないらしく「有野さん、お金をもらっても…」とお金をせびり、大量のポン・デ・リングを二箱も買ってきます。二箱にぎっしり入ってました(笑)

流石にもうDVDを全巻揃えるほどの熱量は無くなりましたが、好きな番組です。まだ続いているのは嬉しいです。最近、キャプテン翼2を解いた回があったようで、その巻は買ってもいいなと思います。

ゲームは一日、12時間くらいだ!!(by有野晋哉)


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