44歳、もう一日も無駄にしたくない
きっかけはこのXの投稿でした。
私は特に元PIVOTの竹下さんと面識があるわけではないのですが、PIVOTの佐々木さんとはお仕事をご一緒していたこともあり、番組は時々拝見していていました。PIVOTの番組の中でも竹下さんのスタイルは佐々木さんとはまた違ったカラーで穏やかで落ち着いた感じが好きでした。
その竹下さんが辞めるというので私もご多分に漏れず「佐々木さんと喧嘩したのかな(笑)」と思っていたところにこの番組があり、何気なく見て驚きました。
44歳、もう一日も無駄にしたくない
この表現が2回は出てきたかと思います。
背景には竹下さんが早くにお母様を亡くされたという過去の経験があるようですが、その経験を糧に自分の想いを実際に行動に移す行動力はすごいなと思いました。
竹下さんの「塩むすび」の話はミドル世代には響くものがあるのではないかと思います・・・
キャリアに悩むミドル世代へのヒントがここに
私は普段、主にミドル世代向けのキャリア支援の事業をやっているのでミドル代のお悩みを聞くことが多いのですが、今回のこの竹下さんの動画はキャリアについて悩んでいるミドル世代にとってとても参考になると思った点があったので今回noteを書いています。
キャリアの抽象化
1つはキャリアの方向を考える際の具体と抽象の行ったり来たりが上手だなという点。
今ある具体的な職業でしかキャリア選択が出来なくて視野が狭くなって、その後具体的なキャリアが描けなくて止まってしまうケースも多い中、うまく着地されたなという印象を受けました。
そのために竹下さんの実践されたことは2つ。
・自分の仕事の定義する(竹下さんの場合は「起業家的ジャーナリズム」)
・自分の得意なことを高度に抽象化する(竹下さんの場合には「共感+伝える」)
抽象化のコツは「自分は相手に何をしているのか」を突き詰めて考えること。そうするとその先に選択肢の幅が広がっていきます。そのあとで具体的は職業や(転職の場合は)企業に当てはめるとより自分の能力や才能を活かすことができるのではないかと思います。
キャリアの軸の追加
もう1つはキャリア選択際の軸として「社会へのインパクト」を入れている点です。
これを軸として入れられるのは社会構造への解像度が高いミドル世代ならではないかと私は思っていますが、この視点を持てている人があまりいないので勿体無いなと思っています。
実はこの視点は経験の浅い世代は持ち合わせづらく(あったとしても実感を伴いにくい)、ある程度の経験を重ねたミドルならではの特徴だと思うので、キャリアを検討する際の軸として「社会へのインパクト」を追加して見ると今後の可能性を広げることができるのはないかなと思っています。
竹下さんはジャーナリストという職業柄「社会へのインパクト」を軸として自然と加えられたのだと察しますが、そうでないビジネスパーソンもミドル世代以降も取り入れると良いのではないかと思いました。
いい意味であきらめの悪い大人たちへ
番組中で竹下さんもおっしゃってましたが、40代は確かに体力の衰えは感じつつもまだまだ体は動くし活発に活動できる世代。
自分の可能性をあきらめるにはまだ早いかなと思います。
そうしたいけど目の前の現実の前に立ち往生している方に竹下さんの生き方は参考になると思ってこの記事を書き上げました。
「いい意味であきらめの悪い大人たちへ」何らかお役に立てましたら幸いです。
最後にこれからの竹下さんのさらなる飛躍とご活躍を応援しております。