将来の生活の質向上のための、節約だけではない賢くお得な生活術~土台を固めて、優先順位を決めよう
将来の不安や老後の生活資金に対する不安を感じるとき、自分の希望を叶えるための「賢くお得な生活術」が傍らにあったらどうでしょう。
収入を維持しながらも節約でき、生活の質を向上させる方法を見つけられた、あるいは、貯金が増え、ストレスの少ない生活が実現できたと感じられたときに幸せな気持ちになれるのではないでしょうか。
将来に備えて賢くお金を使うために心に留めておきたい大事なことを考えてみたいと思います。
📚お得な生活術の基本と前提
・お得な生活術の基本
お得な生活術の基本は、収支バランスを整えることです。つまり、「収入を守りながら賢くお金を使い、生活費を節約する方法」を指します。
・お得な生活術を成功させるための前提
お得な生活術の成功には、予算管理と節約の意識が重要です。
予算の管理をして、節約を意識するには、まず家計の全体像を把握することが必要です。そこで、一体いくらの収入があって、月々そのうちどれくらいが必要経費で、削れるところはないのかなどを「見える化する」ための家計簿が役立ちます。
家計簿は、自分で手書きでつけるのもよいですが、それなりに手間がかかって継続が難しかったりします。それならば、完全に正確ではなくても、家計簿アプリを導入し、自動口座連携機能を使って、大まかに把握するのがおすすめです。
家計簿アプリもいろいろありますが、マネーフォーワードMEやzaimが人気なようです。無料版もありますが、有料版の方がよりきめ細かかったりもするので、いずれか、あるいは両方を、無料お試し期間で使用してみるというのもよいでしょう。
📚お得な生活術のメリットとデメリット
・お得な生活術の一般的なメリット・デメリット
では、家計簿を使ったお得な生活術を追求した場合の一般的なメリットとデメリットはどのようなものでしょうか。
メリットは、本当に必要な生活費を残して、無駄を削減し、将来の不安を軽減できることです。
逆にデメリットは、過度な節約は生活の質を下げる可能性があることです。
ここで重要なのは、メリットとデメリットの適切なバランスをとることです。同じ事柄でも、人によって無駄か否かは違います。
・「無駄」と「生活の質向上」のバランス
例えば、同僚とのランチ。会社での1時間休憩に行くランチの代金が1,500円だとします。そして、その料理が、会社にいる間の1時間にしか行けない店でしか提供されず、どうしても食べたいものであったり、そのランチが、とりわけ雰囲気がよい店で、会社でのランチ休憩でしか話せない同僚とじっくり話すための場だったりするとします。その場合、そのランチは、「無駄」ではなく、お金と時間を投資すべきものになります。
反対に、その店は特別な店ではなく、同僚との話も、別の場所、別の形で代替可能ならば、1,500円はもっと抑えた方がよい出費となります。
もうひとつ例を挙げてみましょう。特急や快速電車の指定席やグリーン席。特別席でひと休みしたり、食事をとったりして、次の予定に備える時間に充てたいのであれば、追加料金を支払うのは有意義となります。むしろ特別席に乗ることを優先した方がよいでしょう。
📚お得な生活術の実践方法
・まずは土台を作る
「無駄」と「生活の質向上」のバランスの考え方を基にして、実際にどうしたらよいでしょうか。
家計簿で家計全体は把握していることを前提として、まず、住居費、保険、通信費、光熱費などに注目してみましょう。これらは毎月かかるものなので、月々の金額を見直すことで、年間で合計すると、かなりの金額になります。ここで、将来の生活の質向上につなげるための余裕資金を生み出すようにします。
場合によってはファイナンシャルプランナーの力を借りることもよいでしょう。ファイナンシャルプランナーに支払う費用がかかりますが、金額によっては、サービスを受けて得られた経費削減の効果と相殺される場合もあります。
大きな金額を削減した後は、細かい無駄の削減に取り組めればさらに経済基盤は強固になりますが、ここではあまり深堀りはせず、ほかの記事に譲ることにします。
・自分にとっての優先順位を決める
まず、大きな金額の支出を最適化したうえで、先のランチや電車の特別席の例で書いたとおり、自分の優先順位に従ってお金の投下先を考えることが大事です。
人との交流のため、将来に向けた勉強のため、家族の絆を深めるため、一時的な現実逃避のためなど、その時々によっても変わるでしょう。
できれば向こう数年、1年、半年単位に自分の進む方向を考え、それをブレイクダウンすることで、今の自分にとって重要なものが見えてくるでしょう。
📚まとめ
結局、賢くお得な生活術は、将来の自分のありたい姿に近づくための方法といえます。
自分の求める将来像を思い描きながら、基本的な経済的基盤を確立したうえで、お金の投下先を吟味することがそれぞれの人の幸せにつながるのではないでしょうか。