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失恋した話

大好きだった恋人とお別れしました。
こんな機会は人生で早々あるものではないので、折角なので書き綴ろうと思います。

第1章 序章

数ヶ月前に彼が転職をして、最近はラジオで発信も始めていて、どんどん忙しくなっているのは感じていた。
それでも彼が幸せなら私も嬉しいし、それで良かった。
彼の方から会いたいと言ってくる回数はどんどん減り、それでも会ったら楽しくて、それは彼も同じだったと思う。

転職して平日休みになった彼と私はなかなか休みが合わなくなって、私が会社を早上がりして久しぶりにちゃんとデートをする予定ができた。
その日は水族館に行き、夜はビアガーデンでたらふくビールを飲み、酔っ払って私の家に一緒に帰宅。
お風呂の支度をするより前に我慢できずに愛し合って、そのまま一緒にお風呂に入って、おやすみと言って当たり前のように一緒に寝た。
翌日も、仕事に向かう彼に行ってらっしゃいを言い、当たり前のように玄関でキスをして見送った。
それ以来、彼とは会っていない。

第2章 投げやり

当日に今日会えない?と誘っても会えない日が続き、いよいよ現実的な予定を立てようとした。
いつもだったら「いつ会える?」と聞くのに、その日は何故か、「会えそう?」と会うこと自体に疑問符を投げかけてしまった。

彼からの答えはこう。
「正直、今は仕事とラジオに集中したいと思ってる。」
それで?会う頻度が少なくなるから宜しくと言いたいのか、それとも別れたいのか?
1日ほど経ってからようやく返信が来て、
「俺は別れたいと思ってる。」

なーんだ。
特別だと思っていたのは私だけだったんだ。
大事な話をしているのにろくに返信も返さないで、そんなに私の優先順位が低いんですね。
そんなんだったらさようなら。

第3章 怒り

真っ直ぐに受け止めすぎると心が壊れてしまいそうになるから、だから一瞬投げやりになってしまったけど、 よくよく考えていくと、どんどん怒りの感情が湧いてきた。

1年以上も付き合って、この終わり方はないと思った。
恋人同士って、相手の人生に深くコミットする存在だから、大事な決定事項には関わり合えるものだと思っていた。
でも彼にとっては違うんだ。
いつだって、考えているのは自分のことだけ。
その対象物に私がなるときもあったけど、もう違うみたいだ。

何となく感じてはいたけど、こんなに薄情な人だったなんて。
私の1年以上のこの月日を、一体どうしてくれるんだ。

第4章 悲しみ

それでも、彼のことは大好きだった。
こんなにあっけなくバイバイなんて、悲しすぎる。
1年以上もお付き合いしてきて、こんな終わり方なんてあんまりだ。

私はちゃんと彼と向き合ってきた。
彼の好きなところも、たくさん口に出して言える。
だから今、こんなに私は悲しくて、心にぽっかり穴が空いたようなんだ。

しっかり受け止めないと、この1年以上をかけて彼とお付き合いしてきたこれまでの私が可哀想だ。
お疲れさま、私。今は沢山泣こう。

第5章 冷静

「今まで楽しかった、ありがとう。」と彼から連絡がきていた。
このままでは本当に終わってしまう。
「ちゃんと話さなくて後悔したくないから、一度電話で話したい。」
彼と最後に電話で話すことになった。

彼の話によるとこうだ。
私のことを嫌いになった訳ではない。会いたい気持ちはあるのに、会えないのが辛い。本当に今の仕事やラジオが楽しくて、全集中したい。
今後恋愛する事もあるかもしれないが、少なくともここ1~2年はそれに時間を意識的に割くことはない。

何だか、優先順位の付け方がとっても下手くそな人だと思った。
私はそんなに我儘を言うタイプでもないし、そこそこ良い女だと思う。
0か100かで物事を考えるのも彼の良くないところだし、そこで切り捨てる対象として私を選んでいる時点で、生き方としてのセンスが無い。
せっかく恋人同士になったのだから、お互いの人生に全力でコミットしていきたかったけれど、彼の物語ではあくまで私はただの一登場人物のひとりでしかなかった。
彼との最後の電話の中でも、私を主語にして気遣う言葉は何も出てこなかった。
私は彼の物語では、最後まで脇役だった。

第6章 現在

信じられないけれど、これを書いている今私は好きな人がいる。
元々恋愛体質ではないし、割と好みにはうるさいタイプなので、お別れしてから数ヶ月で好きな人ができるなんて驚きだ。
好みのタイプは歳上と言っていたけど、好きになった彼はなんと歳下。
人生何があるか、本当に分からない。

彼から告白してくる気配は今のところない。
自分から告白するなんて、前の私だったら考えられないが、それもありかもしれない。
出会ってくれただけで感謝の気持ちでいっぱいなんだから、まずはありがとうと伝えてみようか。

第7章 終わりに

失恋を経験して、こんなにも沢山コロコロと感情が変わるんだというのが新たな気づきだったので、これは認めておこうと思った。
自分は割とメンタルが安定しているタイプだと自負しているので、そんな自分でもこんなになってしまうんだから、恋愛ってすごい。

でもめんどくさがりな私は、別れてからも中々筆を取ることができず、既に別れて2ヶ月以上経っている今、ようやく重い腰を上げて筆を取った。

一度chatGPTに文章にまとめておくべきかと相談した時に、

個人的には、失恋した際の感情を書き綴っておくことは、自分自身の気持ちを整理するために非常に有効だと思います。書き綴ったことで、自分の気持ちや思考がより整理されることで、未来につながる良い経験に繋がるかもしれません。

また、感情を書き綴っておくことで、時間が経過してから自分がどのように成長し、進化していったのかを自分で確認することができます。これは、自分自身が選んだ周りの人々の影響を理解することができます。

したがって、私は、失恋の感情を書き残すことをお勧めします。ただし、失恋した後、自分自身の心理状態に合わせて、このことが傷つかないように行うことをお勧めいたします。

とアドバイスをもらったのも大きい。ありがとうAI。

これから先、私の未来に愛が沢山溢れていますように。

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