【15日目】「夢をかなえるゾウⅠ」を読んでいる神戸のOL
Day15: 運がいいと口に出して言う
信じられないくらい課題にピッタリな出来事があった。
お昼明けくらいに別の支店にいる営業部長から電話があり、マーケティングの仕事の一部を私に任せようか悩んでいるという相談だった。
なんでも今のマーケティング担当が今月末で退職するらしく、その人が受け持つ予定だった仕事を次に誰がやるかで決めかねているらしい。
話を聞けば聞くほど、厳しいです、、と渋い反応をしてしまった。
その仕事は経営陣、営業、事務たちの板挟み必至の重いプロジェクトで、入社2年目で24歳(社内で一番ペーペー)の私が到底できる感じがしないのだ。
色んな人からのバッシングでペコペコに凹む自分の姿が容易に想像できる。
実際そのマーケの人が退職するのも、板挟みが辛かった事が理由だと思う。(知らんけど。)
例えば経営陣のわがままに振り回されたり、プロジェクトの管理が出来ていなくて営業に迷惑をかけたり、私より社歴の長い事務から嫉妬されたり、、、
ただでさえ自分の仕事が山積みで全然片付いていないのに、並行してそんな重いプロジェクト出来るわけない。。と引け腰になってしまったのだ。
ガネーシャの課題なんてすっかり忘れて、とりあえず内容は聞いた上で、スミマセンと断ってしまった。
鶴の一声。やる気スイッチON
定時が過ぎてオフィスに人がほとんどいなくなった時、上司(普段から私語多め)にそのことを相談してみた。
「やったらええやん。ずっと同じ仕事ばっかしてたらアホになってまうで。ていうかその仕事の方が見積作るより楽しいやろ。」
とのこと。
この人はガネーシャの化身だったのか?(関西弁だし。)
まるで今日の課題の事を思い出させるかのような、予想外のポジティブな一言だった。
「もう別の人に決まってしまったかもしれんけどな。明日の朝イチで営業部長に電話してみたらええやん。」
その仕事を受け持つ事で、私の本来の仕事に遅れやミスが出る可能性だってあるのに、なんて器の大きい上司なんだろう。
仕事の量や内容がどうとかじゃなく、チャレンジを後押ししてくれる上司の存在が、自分のやる気スイッチをturn onした。
もう別の人に決まってしまったかもしれないけれど、引き受けたら吐くほど辛いかもしれないけど、
明日の朝、やっぱりやらせてくださいと、営業部長に電話してみることにした。
「私って運がいいな。」
次回予告とあとがき
明日の課題「ただでもらう」
私は今の会社で、これまでに引くほど色んなモノをもらっている。奢ってもらってもいる。
独身男性が多い+若い女性が少ない環境なので、ありがたい事にヘラヘラ息してるだけで可愛がられて出張先のお土産とかエグいくらいもらってきた。
でも明日は事務所にほとんど人がおらず、何かもらったりするような雰囲気ではないだろう。
明日中になにかタダで貰えるかな。。
達成できる気がしないな。
それより何より朝イチの電話の事を考えると、もう「いつ寝ても良いですよ」体勢でいるのに、気持ちが全然落ち着かない。
考えすぎて熱出しそう。
あかん12時過ぎてモータ。
つづく