私のタロット修練法〜プロ準備篇〜
私がタロットをどんな風に練習してきたか、次は、「占いでお仕事をしたい」と思うようになってからの経験を書いていきます。
①プロの占い師の先生の元でレッスンを受ける「師となる人を見つけて学ぶ!」
占い師を目指すためにタロット教えてくれる先生を探したわけではなくて、私の場合は、このタロットの師匠となる占い師さんと出会ったことで、本気で、私も占いを仕事にしたいと考えるようになりました。
先にまとめておくと、プロの先生の元で学ぶという経験で得られたことは…
・実際にタロットで人を占う際のコツがわかった!
(どんな相談が多いかとか、仕事・恋愛・人生などそれぞれのテーマによってどうリーディングの仕方が変わるのかとか、応えにくい質問にどう答えるかとか…書籍などからの独学ではわからない細かいところを学べた)
・占い師のお仕事で収入を得るというのはどういう感じなのかリアルなところを知れた!
・なりたい占い師さん像をイメージできた!
たまたまふらりと立ち寄った占いのお店で担当してくれた先生だったのですが、この方のタロット鑑定が、ものすごく「良かった」のです。
表現が難しいのですが、それは「当たる・当たらない」というのを超えて、タロット占いでここまで初対面の相手と深い対話ができるのか、自分のことを「理解してもらえた」という満たされた時間が得られるのか!という驚きでした。
そして、それは私にとって「占い」に対する希望や可能性を強く抱かせてもらえる出会いでした。
先生と出会う前1年ほどは、占いを勉強するのと並行してスピリチュアルな世界を探究していた時期でした。
色んな出会いや出来事を経て、「スピリチュアル」と「現実」の間にどうしても繋がらない溝を感じて、あきらめというか、限界を感じるような気持ちでいました。
(このあたりは長くなるので、また別の機会があれば)
でも、この先生の鑑定を通して、占いやスピリチュアルっていうのは、結局はそれを使っている「その人」によって、天と地ほども違うものなんだなぁぁ!!というものすごく当たり前のところがドカンと腑に落ちたのです。
当時、私の仕事はある企業の人事で、人の採用や教育、メンタルケア、あとは会社の人事制度の構築のようなことを任せてもらっていました。
個々の「人」の持つ可能性を信じて見つけて、それをどうすれば活かせるのか!!ということを考えて実行するのが仕事だったので、それはその先生が実践されている「占い」のお仕事と自然とつながるところでありました。
そのタロットの先生は、「プロの占い師」さんだし目では見えない不思議な世界とも繋がれる人なんだけど、現実世界の生き方や人との関わり方もちゃんとした素敵な方で……つまるところ、私はその先生のことがとっても「好き!」と思ったのです。
こうして、この師匠の元で、基本的なタロット知識の復習から、実際に人を占う実践の練習まで、1年ほど勉強させていただきました。
タロットの先生なんですが、私にとってはお姉さんのようでもあり、「母」としても先輩(当時の私は長女を出産して育児休暇の最中でした)で、お互いに色んなことを話し合ったりしました。
私にとっては、この学びの期間で「タロットの技術を学ぶ」というのを超えて、「占い師」として仕事をするというのはどういうことなのかを肌で感じられたこと、何よりもの宝物です。
プロの占い師を目指すときに、「こんな占い師さんになりたい」という自分にとってのお手本や目標となる人を見つけて、その人から学んだり、直接学べる機会がなくてもそのやり方や技を真似てみること、とっても力になります!
②色んなプロの占い師さんに占ってもらう!
これも私にとっては大事な経験でした。
ただ占ってもらうだけじゃなくて、こんな質問したらどう返ってくるかなとか、どんなスプレッドを展開するのかなとか、占い開始の挨拶から最後のまとめのところまでどんな流れかなとか、その都度、チェックしたいことを事前に頭の中に浮かべていました。
あと、自分が占う立場だったらどういう風に応えるかな…というのをシュミレーションしたりもしました。
この過程でも、「占い師」といっても本当に千差万別様々だということを実感したので、自分のスタイルや方向性を固めるのに役に立ちました。
「霊視・霊感」がないと売れないよ〜
みたいなことを昔言ってきたどこかの占い関係者の人がいたのですが、
「そんなことあるかー!!!!」
と声を最大にして叫びます。
霊視や霊感を使って活躍している占い師さんもいれば、勉強した占術を使いこなして活躍している占い師さんもいます。
自分に合った、自分らしさが出せる占いスタイルを見つけるって、大事です!
③知り合いじゃない人を占う!
これはもう、そのんまで実践あるのみ!
ただ、私の場合、会社員をしていたので副業はNGでした。
なので、「ココナラ」に登録して、鑑定料金は頂かないけど、その代わりに「ちゃんとしたレビュー、感想をください」ということをお願いしました。
その感想は、自分の鑑定の評価として振り返りの役に立つし、いざ独立して占い師活動を始めたときに、そのままココナラで活動する糧となりました。
あと、自分でホームページを作った際にも、リアルな口コミとして掲載できたので、よかったです。
というふうに、私プロを目指す過程でやったことは、こんな感じです!
タロットの練習だけじゃなくて、占い師の練習というのも大きかったかも。
いやはや、7年前の私、結構頑張っていましたね!
今思えば、占い師として仕事をしたいと目標を持ったものの、ものすごく不安だったんだと思います。
10年勤めてそれなりに成果も出して安定していた職場を辞めること、「占い師、ここを辞めてまでやることなのか…?」と何度も自問自答しました。
でも、こういうときって、自分の魂のようなところが「これをやるんじゃい!」ともう腹を括って決めているような感じなのですよね。
この感覚は、自分の転機の時期に何度か経験しました。
もちろん、勢いと感覚だけで安定した職を失うのは絶対にNGです!!
「占い師に、俺はなる!!」
と言って、いきなり荒波に飛び込んでいかれることのなきように(そんな人いないと思いますが…)!
私の場合、ちょうど、出産という人生の帰路のタイミングと重なったので、思い切って決断できました。夫の存在も大きいです。
この頃から2年弱後、本当に仕事を辞めて「占い師」として生まれたての小鹿よろしくプルプル震えながらスタートした私が、どうやって占いを仕事(収入を得ることができる形)にしていったかの奮闘も、今度お話してみようと思います。
なんだか、「占い師への道!!」みたいな感じになってますが、実際、占いを仕事にしたい方って最近増えているし、鑑定でも「どうやったら電話占いのオーディションに受かるのか」ということを相談されることが先月だけでも3回(!多いですよね!)ありました。
なので、最初にお伝えした、タロットの師匠との出会いが私の占い師人生の始まりと支えになったように、占い師を志す方の明るい何かになるといいなと思って、書いてみます(*^^*)
あ、その前に、トートタロット(私の愛用タロット♪)に興味を持たれる方も多いようなので、その紹介とオススメのスプレッドについてを次回書きますね。
読んでくださってありがとうございました!