お久しぶりです。Rinjuです。
皆さんはサチュレーターを使っているでしょうか?
倍音を付加して音を立ち上げる(立ち上げるってなんだ)のに使うようです。
Native InstrumentsのReaktorにはSaturator、Saturator 2の2種のサチュレーターが入っています。
今回は100Hzの正弦波にReaktorのサチュレーターをかけて、周波数分布と波形にどのような変化が起こるのか観察してみようと思います。
Saturator
100Hz正弦波の入力に対して、第3~23の奇数倍音が追加されています。
Saturatorにはコントロール可能なパラメータがないので、パラレルでかける(混ぜる)形で使うのが良さそうです。
Saturator 2
全てのパラメータがゼロの場合、100Hzの正弦波を入力すると以下のようなスペクトルになります。
第3, 5, 7倍音が付加されており、Saturatorほど強烈に歪ませてはいないようです。ここからは波形も確認します。波形は下図のようにほぼ正弦波でした。
Saturation Level(LA)を0.9に設定すると(最大値は1)、下図のように波形の上が潰れました。-0.9に設定すると(最大値は-1)、波形の下が潰れています。こういうものなのか???
LA=9.0のままニーハードネス(KH)を1(最大値)まで上げると、波形がガッツリ折れ線的になりました。
次はOffsetを-2~+2で動かしてみました。ここからはReaktor内にオシロスコープを設置して観察しました。
KHA: わからん!!
わかる範囲でまとめるとこんな感じです。
全て正の値として考えると、LAは波を上に持ってく感じ(上が潰れる)、Offsetは0の位置(波形の真ん中ではなくグラフの0)が上に移動する感じ(下が潰れる)です。
使い道があるにはありそうですが、例えばStudio One付属プラグインのRedlightDistだと下図のように面白い形の波形にもなるので、どんなサチュレーションもこれで作れるぜ!! ということはありませんね(当然)
あくまで道具の一つとして覚えておこうと思います。
RedlightDistによる倍音付加を観察した記事
Rinju
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