少女病のススメ──2024年1月31日
・一応、一ヶ月は続いた……。よくがんばった、おれ…。
・グミのコーナーにあったマロッシュなるお菓子。食べてから気付いたけど、グミじゃなくてマシュマロらしい。右下にもしっかりGummy-style Cola Mashmallowと書いてあった。和訳すると「グミかと思った?ざ〜んねん!コーラマシュマロでした!」だ。ふざけやがって。
・でもね、これが結構美味しい。周りに付着してる酸っぱいパウダーと、少し弾力があるマシュマロのミルキーな甘みがマッチしてる。立て続けに5個ぐらい食べてしまった。ハマりかけ。
・仕事してたら、急に脚本のアイディアが稲光のように閃いて、仕事をほっぽり出して1時間ぐらい空想の世界にダイブしてしまった。
・実現できればお客さんの印象には残るはずだけど、この仕掛けを施すには関係各所への根回しが必要だなあ。でもやりたい。まだ何のストーリーも浮かんでないけど。
ビーッ
ビーッ
オタク注意報発令 オタク注意報発令
オタクの長文語り接近中 ただちに避難してください
ビーッ
ビーッ
繰り返す オタクの長文語りせっ──
・少女病という音楽グループがある。田山花袋の小説ではない。あまり語ったことはないけど、実はそのグループが結構好きだったりする。
・少女病は、いわば物語楽曲という、音楽にセリフやモノローグを組み込んでひとつの物語を紡ぐという形態をとっている。逆ミュージカルというか、分かる人には「サンホラ(Sound Horizon)みたいなもんよ」と言えば伝わるだろう。物語とか音楽性とかは全ッッ然違うけどね!!そしてどっちも好きだけどね!!(一応のフォロー)
・そして少女病は、同人時代から一貫して魔女の物語を中心に据えている。残忍にして魅力的な美しき魔女たちと、魔女に翻弄される無辜な人々の絶望を描く一大叙事詩。それがオーケストラのように荘厳で疾走感のある音楽(シンフォニックロックともいう)に乗せて語られる。これが本当にめちゃくちゃカッコいいのよ。
・で、今日はその中から『狂聲メリディエ』というアルバムをずっと聞いていた。今まで音楽としてしか聞けていなかったんだけど、夜道を散歩しながら、しっかり歌詞を目と耳で追って、ひとつの物語として堪能してみることにした。
・いやーー、とても良かった。
・美の妄執に囚われた魔女・メリクルベル。彼女の残酷な優しさに満ちた凶行と、罪なき哀れな少女たちに与えられる歪んだ救済の物語。魔女の歪んだ幸福論は、朽ちゆく運命にあった少女たちの時間を永久に凍らせ、喜楽に満ちた真白の国にその美貌を飾り立てる──。
・的な、的なお話でした。
・少女病ってアルバムごとの世界観がすべて繋がっているから、楽曲を聞けば聞くほど魔女という存在の解像度が高まり、世界が拡張していくのが楽しい。
・実際この『狂聲メリディエ』にも、過去のアルバムで悪なる善意を振りまいていたメイメイや、非情な運命を辿ったカナリヤ・ミリリが再登場している。
・考察サイトを見ると他にも過去作で登場したキャラクターが出てきてるらしいんだけど、いまは入手困難なアルバムもあるから全部は分からない。それが悔しい……。告解エピグラムとか空導ノスタルジアとかメルカリで探してみるか……。
・ちなみに自分が今まで聞いたことのあるアルバムとしては……
音楽恐怖症〈メロフォビア〉を患う幼王カタリナのため、音楽にまつわる物語を語り聞かせる…『聖骸メロフォビア』
・対魔女戦線を張るレジスタンス──その中にあって恋情と嫉妬に狂う少女に、怪しげな救いの手を差し出す魔女の従者。その目的は…『創傷クロスライン』
・暴虐の魔女アイリーンによって塔に幽閉された仲間達──彼らを救うべく立ち上がった少年と少女が直面する魔女の真の恐ろしさ…『残響レギオン』
・ぐらいかな。
・特に『残響レギオン』はAmazonミュージックやYouTubeミュージックで配信してるし、物語としてもひとつのアルバムでほぼ完結しているから、ぜひ1曲目の「深紅のエヴェイユ」だけでも聞いてほしい。
・疾走感あるシンフォニックロックに、幻想的で中二病で残忍な歌詞と、沢城みゆき・杉田智和・ゆかな・伊藤かな恵といった名優の語りが乗っかってホントに最高なんです…オススメです。