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場所と人

通院している医科大学附属病院の、担当医師の異動に合わせて、わたしも先生の移られる病院に代わる。

今のこの大学病院は、学生の頃に皮膚科に、母は眼科に、息子も12年くらい眼科にお世話になっていた。
小学生の息子と、長い時間待合して、売店で子ども用の絵本雑誌を買い、読み聞かせするのがいつものこと。
地下の食堂では、息子はいつもハヤシライス、「おいしい。」って、とっても可愛かった。
わたしはその後、今も内科に7年くらい通っている。

持病のことで涙が出たり、看護師さんや薬局の方達の優しさ。

いろいろな思いがたくさんある。

「場所を取るかお医者さんをとるか?」ちょっと悩んだ。
場所には敏感なので、馴染みの場所には病院だとしても愛着もあり。

この場は、持病がなければこんなに来るとこもなかった所。持病はない方がいいのだけど、ここは大好きで、定期検診の度に「定点観測」として写真を撮り、SNSに投稿していた。

「病院変わっても、また戻っていいですか?」と看護師さんに言うと、「いいですよ。それもあり」と言ってもらった。嬉しかった。

病院なんか通わない方がずっといいのにね。
病院関係なく、ここに来ればいいんだよね、カフェもある。

場所だけでなく、人との繋がりからも離れるのをさみしいと思っているんだな。

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ここからは5月27日です。
上は3月末に書きました。

5月に入り、先生異動の違う総合病院に行きました。
知らないところ、先生の顔を見るまで、なんか緊張したり、つい医大附属と比べてしまって「あー、やはり場所をとるべきだった?」と思ってしまいました。

場所にはわたしは多分人より敏感で、合わないところに行くと気分が沈み、とにかく早く離れたくなります。

土地、その気には力がある。
そして人も大事だから感じることが多すぎる。
多すぎて持て余してしまうこともある。
でも、それも自分の利点のひとつと思おう。

鴨川がすぐそば。
ほんと気持ちいい。

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