家族と「つなぐ」リングスケア®︎
こんにちは!
介護現場での美容ケアを実践するリングスケア®︎セラピストの岡田里香です。
私たちRingsCareは、美整容をツールとしたケアリングを通して、医療や介護が必要になっても自尊心を保ち、自分らしく生きてほしい。そんな願いを込めて、一人ひとりに寄り添ったケアを提供しています。
本日は、セラピストが直接お身体に触れられなくても、ご家族へのサポートによって「つなぐ」こともでき、利用者様とご家族の温かな触れ合いをもたらした事例をご紹介します!
関わりに拒否的だった介入当初
A様がリングスケアをご利用され始めた頃、不安が大きく、ケアを拒否されることや時には強い言葉を発せられることもありました。
そんなA様に『美整容』を通した関わり続けていくうちに、少しずつ周りに心を開いて穏やかに日々を過ごされるようになり、ケア後は「Thank you very much!」と明るい声でお話しされる姿が見られるほど、私たちとも和やかに触れ合う時間が増えていきました。
余儀なくされた入院生活と終末期
ところが、ある日訪問に伺った際に、A様が肺炎で急遽入院されたという知らせを受けました。
慣れない環境に移ることでA様が戸惑われたり、不安を感じられたりするのではないかと心配になりました。
また、ADLや認知機能が低下する可能性も考え、私たちはA様が退院された後のケアリングにおけるサポート方法など準備を進めていました。
そして、他の利用者様の訪問をするたびに、
「来週こそはA様にお会いできるかもしれない」と期待を込めていました。
しかし、入院から1か月が経つ頃、医師から「施設に戻るのは難しい」というお話があり、ご家族はA様が病院で最期の時間を過ごされることを選ばれました。
ご家族の想いをリングスケアで「つなぐ」
そんな中、ご家族から「入院先でも、リングスケアを続けることはできないだろうか」とご相談をいただきました。
すぐに病院へ確認をしたものの、面会時間や面会者の制限があるため、外部のケアを受け入れることは難しいとのこと。
それでも何かできることがないかと考え、ご家族に電話で美整容の方法をお伝えすることにしました。
A様にとって、大切なご家族の手の温もりこそが何よりも安らぎになるのではないかと考えたからです。
お伝えする中で、ご家族も「自分たちにできることがあるのは心強い」とおっしゃってくださり、その言葉に私たちも胸が温かくなりました。
この経験を通して、セラピストが直接お身体に触れてケアをお届けできなくても、心を「つなぐ」方法はたくさんあるのだと改めて気づかされました。
そして、ご本人はもちろん、ご家族にとっても穏やかで温かな時間を一緒に作ることが、私たちにできる最も大切な役割のひとつだと感じました。
これからも、どんな状況の中でもできる限りのサポートを考え、その方にとって最善の方法を探していきたいと思っています。
A様とご家族が過ごされた大切な時間が、いつまでも心に残る温かなものとなりますようにと、心から願っています。
株式会社RingsCareは首都圏を中心に高齢者を対象とした訪問型化粧・整容ケアサービス(Rings Care®︎)を提供しています。
大切な方に喜んでもらいたいという家族様やリングスケアに関心がある施設様はお気軽にお問い合わせください。
【RingsCare体験イベントのお知らせ】
都会のオアシスで家族と楽しむ「キレイになれるカフェ☕️」
この度、東京大手町の素敵な空間でRings Care®︎の体験イベントを開催させていただけることになりました。都会の真ん中で、医療・介護職が届ける美整容の体験ができる貴重な機会になっております。この機会にぜひ、親子でご参加ください。
◇11月27日(水) 13:00-14:00 / 14:30-15:30
◇対象:60歳以上の方とその家族
◇場所:MIRAI LAB PALETTE / イベントスペース hub
(東京都千代田区大手町1丁目6−1 大手町ビル2階)
◇定員:各回5名ずつ
◇参加費:無料
※ 終了後アンケートのご協力をお願いしています。
詳細、お申し込みはこちら。