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RingsCareストーリー『穏やかに過ごすとは?』


リングスケア®︎チーフセラピストの大平智祉緒です!

普段私たちは、介護施設にお伺いし、完全パーソナルな高齢者向けの化粧・整容ケアサービスを展開しています。

今日は、半年前から訪問を開始したMさんの変化の様子をご紹介します。

Mさんに起きた変化

認知症のあるMさん。

出会った時は大きな声を出し、スタッフに怒鳴り
周囲から奇異な目で見られることも多々。

食事の時もみんなのいるリビングには行けず
一人部屋で車椅子に座り
テレビを見て過ごす

ケアマネジャーの勧めで
毎週のRingsCareがスタート。

初めは
「早くしてよ!」「こっちもやってよ!」など
強い口調で指図していたのが

今は、訪室してご挨拶をすると

こちらに気づくと
「あら、今日は火曜日ね?」とニッコリ。

「あなたが来てくれるのを楽しみにしているの」

「自分でやるのは面倒だけど、やってもらうと気持ちがいいのよね」

すっかり穏やかさを取り戻しました

感情記憶は残る

短期記憶の低下により

リハビリも受けたことない!
 (毎週やっているみたい…)

お風呂も入ってない!
 (週2入っているみたい…)

ごはんも食べてないわ!
 (さっき食べたはず…)

忘れてしまうことも多いけど

リングスケアの時間の
心地よい快刺激と私の姿

両方の記憶が刻まれたようで
ご挨拶の際に目を合わせるだけで
「あら♡」と
穏やかな表情を見せてくれるようになりました

今ではすっかり大きな声を出すこともなくなりました

Mさんが若い頃
たくさんのお弟子さんがいたこと
ハワイに住んでいたこと
お兄さんにたくさん可愛がられたこと
末っ子だからワガママだったこと

色んなことをお話してくれます

『叫ぶ』『大きな声を出す』
きっとMさんなりの理由があったのでしょう

かつて周囲から呼ばれていたように
下のお名前に『先生』をつけた呼称でお呼びした際、Mさんの目つきがガラッと変わった瞬間を見逃しませんでした

『先生』と呼ばれていた自分と
誰かの世話にならなくてはいけない自分。

そこには
何の不自由なく自分のことができている今の私たちには想像ができないほどの葛藤があるのもしれません

リングスケアの可能性

意図的な  コミュニケーションとキレイの力
継続的な  かかわり
計画的な  個別アプローチ

『化粧』をツールとした『外見の変化』と『タッチング』

『人』がかかわることによる『声かけ』『微笑み』『関心』『共に過ごす楽しい時間』そして『敬意』。

過去ー現在ー未来をつなぐ リングスケア。

『見た目の変化 × ケアリングの力』
この相乗効果こそ、苦しみの中でも人を癒し、エンパワーできる力があると思っています。



リングスケアでは首都圏を中心に高齢者を対象とした訪問型化粧・整容ケアサービス(Rings Care®︎)を提供しています。大切な方に喜んでもらいたいという家族様、一緒に活動したい!という方はお気軽にお問い合わせください。

毎月セミナー開催中!


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