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7.発信力の磨き方3️⃣「情景を映し出すように 後編」

こんにちは。今回は、情景を映し出すように」の後編です。前編での課題である、心情を描写することについてやっていきます。

心情の描写が苦手なのはなぜなのか

自分の気持ちを表すのが苦手という方は多いです。そういう方に、私はまず、「困っています。」と伝えることから始めてください。とアドバイスすることがあります。困っていますと言ってくれれば、質問しますので大丈夫ですよと伝えます。

自分の気持ちを表すのが苦手な理由の一つとして挙げられるのは、気持ちを表す言葉やフレーズを使いこなす機会が少ないということです。ですから、まずノートに自分の気持ちを書くなどして、機会をつくっていくのがいいと思います。

今回は、2段階で心情の描写について考えていきますね。私も、記事を書きながら、皆さんと一緒にやっていきますね。

課題「心情の描写をしてみましょう」

①感情や状態などを書き出す

いきなり描写をするのはハードルが高いので、まず、シンプルな形容詞やオノマトペなどでその時の気持ちを書いていきます。

私のキーワードから、思いついた言葉を書き出していきます。

知らないふり、できないふりをしている自分
  本音が言えなくて苦しい。自分らしさが出せなくて虚しい。萎縮している。表情 が無い。自信がなく、オドオドしている。

殻を破る
  勇気を出して、やってみる。考えているうちに、ふと、やってみようと思った。気づいたら、次のステージに移っていた。スッキリしている。落ち着いている。安心している。

一緒に考える
安心できる。新しい風になってもらえて、やる気が出る。成長のスピードが速く、もっとやりたくなる。自分の気持ちをわかってもらえて嬉しい。

暮らし
日々の何気ない一つ一つの行動を、気持ちよく行う。自主的な行動。自分らしさ。日々の尊い営み

暮らしを2ランクアップするコーチング
より自分らしく過ごしていく。もっと笑う。もっと味わう。しっかりと立ち止まる。その日の分だけ、ちゃんと頑張る。

その人らしさを活かして欲しい
気持ちがいい。相手を思いやる余裕が生まれる。自信がもてる。輝いている。キラキラ

自分のごきげんを最優先して欲しい
自分のちょっとした変化に気づく。微調整を繰り返す。1日1分でも、自分を優先していい。

日常が最高という気分を味わって欲しい
しみじみと味わう。自分と自分じゃない人と自然と人工物との関係性に気づく。関係性。

やってみたら、結構エネルギーを使うので、途中で集中が切れたくないと思って、逆に一気にやってしまいました。皆さんは、こんなに一気にやらなくていいと思います。

「自分にとって、暮らしって何だろう」というのを日常の中で何となく考えていたら、言葉が思いついた、みたいな感じの方が自然かもしれません。

言葉って、PCに向き合っていて思い浮かぶものではなくて、生活の中で生かされているもの、生ものなので、自分の生活から生み出される言葉、自分の今の生活を描写する言葉を使ってくださいね。

② ①を元にして、描写してみる

キーワードがいくつかで出来たので、描写をしてみます。そのキーワード自体を使う必要はなくて、キーワードから思い浮かんだことを書けばいいです。

「暮らし:日々の何気ない一つ一つの行動を、気持ちよく行う。自主的な行動。自分らしさ。日々の尊い営み」

皆さんは、自分らしい暮らしをしていますか。窓を開けること、歯を磨くとことを気持ちよくやっていますか。私は、暮らしというより「作業」になってしまっているところがあります。感情が止まっているのです。自分の行動が、間違っているか間違っていないか、速いか遅いか、コスパがいいか悪いかのようなジャッジになっているので、感情が伴う必要が無いのです。何と恐ろしい‼️

でも、最近、日本には四季があるのに、何ともったいないことをしているんだろうと気づきました。朝、窓を開ければ、小鳥のさえずりが聞こえる環境にいるのに、紅葉の変化がよく分かる環境にいるのに、それを味わっていない自分がいました。

風の気持ちよさにも雨音にも無頓着になりがちです。天気予報のチェックは、傘が必要か、上着が必要かというような観点でしかしていません。

どうして、こんな風になっているのだろうと考えてみました。心の余裕がないのです。いつも、しなくてはいけない目の前のことに追われて、時短を優先して、自分の心が無くなってしまっているのでした。

こういうことに気づけたのは、9月から、エレベーターの呼吸の実験を始めたおかげです。やろうと思ったきっかけは、自動思考が消える状態を知りたかったから。しかも、2ヶ月なら続けやすそうという、軽い気持ちで取り組んだのです。

自動思考は、日に日に減少していきました。自動思考が出ても、出ていることにすぐに気づけるようになってきました。

それと同時に、私は心を取り戻してきた感じがありました。働き方改革はありがたいし、データを共有しているので事務仕事に時間はかかりません。でも、心を失っていました。何のために生きているのか分からなくなっていました。特別に何かに困っていたわけではないけど、完全に心が止まっていました。その状態から、少しずつ改善していきました。

心が止まっている時の私は、ロボットのような感じでした。

今は、ちゃんと暮らしを楽しみたいなという気持ちが芽生えてきました。涼しく快適な季節になってきているので、朝、窓を開けると、気温や風を感じています。

ベランダにあるプランターに水やりをしたり植物の成長を気にかけ、大きくなっていることに喜びを感じる余裕も生まれました。

ミートソースじゃなくてボロネーゼをつくろうと、工夫しようという気持ちも生まれてきました。時短やコスパって苦しいです。心が縮こまって、お料理が作業になってしまいます。ボロネーゼをつくるのにも、たいして時間も経費もかからないのに、「つくってみよう」という気持ちより合理性が優先されると、途端に生活が灰色になります・・・

書いてみて、ずいぶん長くなりました。何の目的もなく書いたので、着地点がありません。「コーチングについての説明」「プロフィール」など、何のための文章なのかを決めてから書くのが大切ですね。(と自分に言っています。無計画に書き始めた。みなさんは、言われなくてもこんなことしませんよね。)

何のための文章か決めずに書いたら、心が止まった状態を描写する文章になりました。この「心が止まった状態」をもっと詳しく描写してみます。

「心が止まった状態」
・全てがどうでもよくなる
・自分に価値を見出せない
・行動は、感情を伴わない作業になってしまっている
・色で表すと、グレー
・何もしたくない
・誰とも会いたくない
・話すのがめんどくさい

色々な表現が出てきました。ここで確認したいのは、私より文章が上手い人、文章の書き方について教えるのが上手い人はたくさんいるということです。文章力については、そういう方の意見や文体を参考にした方が絶対にいいです。

私が、みなさんに伝えたいのは、一つ一つの手順を踏めば、自分の価値を伝える文章は書けるようになる、ということです。段階を踏んで書き直せば、誰でも心情を描写できます。パズルのピースのように言葉を入れ替えて、自分がしっくりくる文章にしてくださいね。

今回の気づき

自分の心情を描写するためには、段階を踏んで書くと、ハードルが下がって書きやすかったです。

また、なんのための文章なのかを決めて書くのが大切です。私のように描写のことだけ気にしていると、ただの冗長な文章になります。

結果的に変な文章を生み出してしまいましたが、生きづらさの原因の一つに気づくことができました。作業になっていると、感情は伴わないということです。そういう人って多いですよね、きっと。

では、次回も一緒に取り組んでいきましょう。








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