もう1つのPrologue
in principio erat Verbum, et Verbum erat apud Deum, et Deus erat Verbum
はじめに言葉ありき、言葉は神とともにあり、言葉は神であった。
では、はじめの言葉とは何であったのか。それは不在か実在か、禁止か衝動か、それともその狭間に位置するものか。
別によいのだ。如何様に読み解いても構わない。鶏が先か卵が先か。どちらが先であれ、鶏の次には卵があり、卵の次には鶏がある。言葉は既にこの世界を満たしており、言葉は