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恋愛において「その人のことが好きかどうか」より大切なこと

これを聞いたとき衝撃が走った。

エッとなって、数秒後にハッとして。

それから何日もかけて、じわじわ、じわじわ、じわじわ……と、事あるごとに思い出されては私の「腑」の深い場所へゆっくりと沈み込んできた。

もっと早く誰かが私にこう言ってくれていたら、きっと私の恋愛は違っていたと思う。


それは、

恋愛で大切なのは、その人のことが好きかどうかじゃなくて、その人といる自分のことが好きかどうかということ。

引用元不明

ってこれ、意味をかみしめているうちに、どこで耳にしたのか分からなくなってしまったのだけれど…。


補足する言葉が何も見つからない。

言われてみれば確かに、もうその通りでしかない。

何を今さら、そんなの当たり前じゃないかと感じる人も沢山いるかもしれない。


でも聞くまで私にはこの発想がまったくなかった。

完全なる盲点だった。

そうだね、そうだよね、と何度も改めて納得しては感じ入るばかり。

視点を相手から自分の内側に向けるだけなのに、
たぶん相手の選び方がぜんぜん変わるし、
結果的に自分の居心地もぜんぜん違うと思う。

もっと早く知りたかった。


そうすれば、その人のことが好きだからという理由で自分に我慢や無理を強いることはなかったし、そのぶん自分を傷つけずに済んだ。

きっと私は、こんな根本的なところで自分軸を持っていなかったのだ。


でも。

今のところもうしばらく新しい恋愛を始める予定はないのだけれど。

恋愛に限らず、仕事、食事、持ち物、人間関係、
どこで誰と何をしてどう過ごすかという生活のすべてにおいて、
この判断基準はすごくステキかもしれない。

しばらくちょっと試してみようかな。


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