おかしのはなし きんとん
餡の玉の周りにそぼろ状にした餡をつけた「きんとん」というお菓子。お茶席には欠かせない独特な形のお菓子です。
7〜9世紀、中国(唐)から多くのものを取り入れ 、その中には唐菓子と呼ばれる菓子がありました。 その中の1つ「餛飩」(こんとん)がきんとんの由来と言われます。
唐菓子の餛飩は刻んだ肉を練った小麦粉で包み、丸めて蒸したもので、今で言うお菓子とはかけ離れたものでした。
きんとんについては、戦国時代の『国継卿記』(1552)にその表記が見られるようになります。その後も様々な