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卒園式~自分史倶楽部に参加して~
大分昔のことなのに、今でもハッキリと覚えている。
空が真っ青で、桜吹雪が舞っていたことを。小学校の入学式、母と一緒に向かったことを。何か、とてもワクワクしていた自分の気持ちを。
とってもあたたかい気持ちになる。大人になって、振り返ってみたとき、どれだけ愛されていたのかを、思い出せることに。
私は幼稚園が怖かった。幼稚園に行くよりも、一人静かに家で遊んでいる方が好きだった。一杯の一の中で合わせなければいけない恐怖心といつも向き合っていたように思う。
だから、同級生と遊ぶよりも、先生にくっついて、先生に一杯お話を聞いてもらっていた。先生には何でもお話ししたかった。先生の机にいつも行っていたことを今でもハッキリと覚えている。先生は優しく聞いてくれた。
先生との思い出は以前投稿させて頂いた。
幼稚園のお預かりの時間が好きだった。教室に誰もいなくなって、先生と私だけになって、私はより一層、先生に何でもお話出来るのが嬉しかった。今でもハッキリと覚えていることの一つに「明日、びんさんかんやな~。先生」って言ったことだった。先生は優しく「参観日やで」と言い直して笑ってくれた。本当に心から安心していた時間だった。
同級生の中で常に緊張状態で硬直していた私だったことを覚えている。先生が唯一の安らぎの場所だった。
そして卒園式の日。そんな緊張状態の私も、少しは免疫がついて、同級生ともそれなりに楽しく会話できるようになっていた。卒園祝いにと、いろんなものが配られて、持ちきれないけど、なんか嬉しくて、友達と、「こんなに一杯もらったら持たれへんなあ~」と笑いながら、会話していた自分も覚えている。
なんとなく、ワクワクした中で「思い出のアルバム」という歌を歌っているとき、先生が目に一杯涙を浮かべて、顔をそらして、一生懸命に、みんなに見えないように、しているのが見えた。
今でも胸が一杯になる。
幼稚園が怖くてたまらなかった私が、小学校に行ったら一体どうなるんだろう?と恐怖が少なからずあった。
だけど、1年生の担任の先生のおかげで、のびのびと楽しく、通うことが出来た。
本当に、先生の影響は計り知れない。
その逆の先生もいたのは事実。
どんな大人でいたいのか。
自分の過去をひもときながら、しっかりと自分のなりたい自分像を明確にすることに軌道修正をはかりつつ、これからの自分の時間を積み重ねたい。