ゴリエがゴリエじゃなくなる日~ゴリエとの日々最終回~
人間関係の不調和は、相手への不理解から生じる、のかもしれないと、じっくり考える機会を与えられた。
友人との会話においてだった。次女のことを「ゴリエ」として何度かシリーズ化して、リアルの知人も事の成り行きを見守ってくれていた。
そんな話題の中で、話している友人のうちの一人がとっても冷静に、淡々と、「次女さんが、ゴリエって呼ばれていることどう思っているのかな?」と一言言った。
その言葉になぜかドキッとして、穴があったら入りたいような気持ちになった。私は次女のことを野獣のゴリエとしてしか見ていなかった、決めつけていた、そんな感覚だった。
私が彼女のことをゴリエとしてみている限り、何かが違うんだなと、彼女の一言でハッキリと気づかされた。
彼女は私の気持ちを素直に表現してくれている存在なんだと思った。
私の彼女への理解不足が摩擦を生じさせ、彼女をキングコングにして、ゴリラにしていた。きっとそうだと思った。そこから、ちょっとはかわいらしいゴリエにはしていたけれど、それでとどまっていてはいけないということを、気づかせてくれた一言だった。
今まで一流の選手のことを例に出し、スポーツで結果を出したいんだったら身の回りの整理整頓、道具の手入れ、お片付けをしっかりしないと!と彼女に言い続けてきた。一向に何の効き目もなく、どれだけ注意しても反発だけで暴れるだけだった。
そんな彼女だったけど、最近、自分のシューズをきれいに洗って、ユニフォームをハンガーにきれいにかけているのを見てびっくりしている。
ここで私もあんまり調子に乗らないように心がけようと思う。
本当に微妙なバランスの上に成り立っている関係。一言で爆発するし、一言で天使のようにもなる。いや、一言って言うよりは、私の出しているエネルギーというか、何というか。
ゴリエから、ララちゃんぽい、かわいらしい名前で、次女への認識を私が変えることが大事。
ゴリエって呼べた期間も楽しかった。キングコングからかわいいモンチッチっぽく思えるくらいにまでなったからゴリエって出てきたんだから。
だけど、そこで止まってちゃいけない。
全てはずっとずっと変化し続けている。
どこまでも調和していくためには、まずは自分から課題を見つけて、その課題をクリアしていくことが大事だと、今回の友人たちとの会話で気づかされた。
包み隠さず、忖度なく、自分を出して、忖度のない意見交換が出来る場所に身をおけたことに、ただただ感謝です。
どこかで、ゴリエになったからもういいやと慢心していた自分があったんだという事に、こうしてアウトプットしながら気づくことが出来ました。
今日からララちゃんに言い換えます。
サムネの絵を選んだ理由は、ララちゃんがバナナが大好きだからです。ゴリラがバナナ食べてたイメージからの脱却のためでもあります。
激しい部活でエネルギー消耗する彼女にとって大事な栄養補給源。いっぱい食べて、一杯動いて、一杯学んでね。
母も母のマグマを見つめながら、あなたとともに歩むように努力します。