ウエストサイドストーリー
以前、見ようと思っていた映画があっという間に上映終了になってしまったので、今回は絶対に見逃すまいと決意して、早速観てきた。
初めてこの映画のタイトルを知ったのはラジオを通じてだった。映画音楽特集で「Tonight」が流れたとき、「え~!何々?このメロディは一体何?」と一瞬で虜になった。そこから数年経って、自分でレンタルビデオ店でビデオを借りれるようになって、いそいそとそのビデオを借りて、その映画を観てまたまた虜になった。「何々?このダンスと音楽は?!」
ダンスできない自分が残念で仕方なかった(笑)
すべての曲を貼り付けたい衝動に駆られそうになるけど、ここでストップ!と自分に言い聞かせる。(笑)
今回映画館の大画面で時を経て観られる喜びに浸りきった時間だった。あの曲、それそれ、あの曲もこの曲もどれもこれも!!!音楽と歌とダンスに釘付けであっという間の時間だった。
大人になって映画館でじっくりと浸ってこの映画を観て、この映画が提示するいろんなテーマが心に残った。
敵国同士の男女が恋人同士になり、まさに、この映画のように、引き裂かれた現実も思い出した。本当に争いは悲しみしか生み出さない。
相手の使う言語を学ぶことは相手への敬意を表すことでもあることも、今回この映画を観て学んだ。オランダのウィレム・アレクサンダー国王のお妃であるマキシマ妃は母国語ではないオランダ語で記者会見に挑み、チャーミングなジョークでオランダ国民の彼女への反感を一気に反転させたことを思い出した。相手が使う言葉をしっかり学び、相手に伝わるように表現する、本当に大切なことだなと、この映画の随所で思った。
ますます、スペイン語、ポーランド語、その他少しでも気になった言語は、とにかく、トライしてみたいと思った。
1961年のウエストサイドストーリーではアニータ役だった女優さんが、ドラッグストアのオーナー役で出演していることで、時代がつながっている感じがとても嬉しかった。
どのキャラクターも魅力的で、どのキャラクターにも感情移入してしまう映画だった。私個人としてはアニータが一番好き。
好きなことを一杯思い出しながら、自分がずっとやりたかったことを、これからも模索していきたい。その気持ちがさらに深くなった今日の映画鑑賞だった。