「HSP」の人間が、スイッチが入ったとき
最近になって、聞くようになった「HSP」という言葉。
「Highly Sensitive Person」 の略で、
通常の人間が思う以上に、人や場所の気、相手の行為に敏感で、人一倍心が疲れやすい、感受性の強い人間のこと。
ですが日本ではまだ、それほど周知されてないように感じます。
俺自身もそうだし、俺のパートナーもそうなんですが、
HSP の人間のスイッチが入ると、良くも悪くも興奮状態に陥り、自分で歯止めが利かなくなります。
例え精神疾患を患っていない人でも、双極性障害(躁鬱病)の躁のような状態になるのです。
良い状態(ワクワク[スリル])であったり、悪い状態(怒り)であったり、俺自身普段は、沸点はものすごく低いのですが、
スイッチが入って、一度沸点を超えてしまうと、ブレーキが効かない状態になり、相手が想像しないようなアクションを起こします。
結果としてトラブル、怪我や事故、最悪の場合自身の死や、相手を殺しかねない状態にまでになります。
車に例えるならタコメーターが、レブリミット(許容範囲)を超えて、常にオーバーレブの状態で走り続けている状態。 ※
もちろん体にかかる負担も半端ないし、もはや周りが見えなくなり、目的を達成するまで気が済まなくなります。
これは実際に過去にあった、俺自身の話なんですが・・・
あれは岐阜県郡上市から、福井県大野市経由で、石川県へ帰る途中のこと。
油坂峠 → 九頭竜湖沿い → 九頭竜川沿い → 大野市内 → ・・・
こんな感じで、特に急いで帰る用事も無かったので、普通に運転をしていました。
そしたら油坂峠の上りで、黒のミニバンが、後ろから煽ってきたんですね。
当時、俺が乗っていたのは軽自動車だったので、当然パワーも無いし、俺自身「追い越してくれれば良いのに」って思ってたんですが、
まぁ、抜かないわ、煽ってくるわ・・・・
結局、峠の頂上付近まで、煽られ続けました。
たまたま、頂上付近では工事が行われており、偶然にも赤信号。
信号待ちで、元々信号で止まってた車、俺の車、黒のミニバンが、3台が並んだ状態に。
そして青信号に変わる、数秒前・・・
真っ先に飛び出したのは、黒のミニバン。
そこで俺に、スイッチが入っちゃったんですね。
「絶対に許さねぇ!」
そうなると、頭の中をその言葉だけが支配してしまい、相手が崖から落ちようが、死のうが、知ったこっちゃないって状態になるんですよね。
結局俺は、峠が終わるまでの下り道路で、相手をギリギリまで追いついめてしまったんですね、もの凄いスピードで。
最終的に峠の出口で、黒のミニバンは、しっぽを巻いて逃げて行きました。
今では考えられないですが、HSP の人のスイッチが入ってしまうと、簡単に誰も止められなくなりますし、下手すれば死者がでても、おかしくない状態になります。
まぁ人によって、どのタイミングでスイッチが入るかは違いますが、
もし相手が HSP で、スイッチが入りそうだなと思ったら、自ら折れることも大事ですし、必要以上に話すこともせず、できる限り、そっとしてあげてください。
スイッチが入ってからでは、取り返しがつかなくなる可能性が高いです。
あと、自分は HSP かもって思う人へ・・・
全員がそうなるというわけでは無いですが、
できる限り自分を、そうならない状況や、環境に持って行くようにしてあげてください。
限界を超えて怪我をしたり、最悪の場合、自分の命を落としたり、また相手を殺しかねないことにもなるので。
それだけあなたは、繊細な心の持ち主なんですから。
※オーバーレブとは、タコメーターの赤い部分、レッドゾーンで走ることで、このゾーンで走り続けたら、当然車は
壊れます。
人間がそんな状態になったら・・・
当然、歯止めがきかない状態になります。
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