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Vol.14: 学級経営のコツは、『縦糸』と『横糸』を踏まえた『アメ』と『ムチ』の塩梅から

学級経営が上手くなりたい。
それは、全教員の願いです。

学級経営が上手く行っている学級は、
学力も高く、
子どもの問題行動も少なく、
落ち着いて生活できるようになります。

そんな学級経営が上手くなるコツ
知りたいですよね。

残念ながら、これをこうしたら
100%上手くいく。

そんなことは教育業界ではあり得ません。

普段よりも頑張った研究授業よりも、
普段の授業の方が子どもたちは楽しく聞いてるときもありますし、

良かれと思って指導したことが、
かえって、余計なおせっかいになってしまっていた
なんてことはよくある話です。

しかし、学級経営にはいくつかコツがあるのです。
それが、今回お話しする『アメ』と『ムチ』
もとい『縦糸』と『横糸』です。

みなさんは、『縦糸』と『横糸』を聞いたことがありますか?

『縦糸』・・・・・・学習規律・ルール・制度
『横糸』・・・・・・信頼関係作り

『縦糸』と『横糸』で、綺麗な布を織っていくイメージです。

『縦糸』があまりにも強い学級ですと、ルールでがんじがらめの過ごしにくい
クラスになります。

『横糸』があまりにも強い学級ですと、友達のよう先生になり、なかなか言うことを聞いてくれないようになります。

「先生は怒らないよ」と年度はじめに言ってしまう先生の学級が崩壊に繋がってしまうのも、横糸を張りすぎてしまっているのです。

『縦糸』と『横糸』がピンと張っている状態が、学級経営が上手くいっていると言われています。

ほどよく、『緊張感』と『安心感』が交錯しているような学級が『良い学級』なのです。

今までの先生の中で思い出に残っている人は
どんな人でしたか?

という質問に、多くの人は

『叱ってくれるところは、叱り、褒めてくれるところで、褒めてくれる先生』
と答える人がいます。

まさに、『縦糸』と『横糸』がピンと張っているクラスだったのでしょう。

今日は、『縦糸』と『横糸』がピンと張っている学級を目指し、『居心地』の良い学級の作り方について3つのポイントを学んでいきましょう。

程よく緊張する学級が理想

1 ルールを明確に提示する学級

『縦糸』がピンと張っている学級は、
みんなが安心・安全で過ごせるような
ルールを年度始めに提示しています。

例えば、人の悪口は言わない。
勉強をよく頑張る。挨拶をきちんとする。
などの『ルール』があります。

しかし、『ルール』は、子どもたちが
破ろうと思えば、簡単に破ることができます。

その際に、
「どうしてこのルールがあるのか」
「なぜ破ってはいけないのか」

を時折考えさせる必要があります。

『ルール』というものは、みんな守ると、
安心して生活できるね。

と教員が、意図的な見直しをさせていきたい
ですね。

ルールは大切

2 子どもが困っている時には、お互いが支え合う学級

子どもは、よく困ります。

しかし、教員が何も働きかけをしないと、
困っている児童に温かい言葉をかけ、
助けようとする子は少ないです。

誰かが困っている時に、『ピンチヒッター』の
ように気を利かせ、助けてくれる子は、
貴重な存在です。

「困っている人を助けるなんて、すごいね〜」
「思いやりの気持ちって大切だね」

と価値付けをしていきたいですね。
しかし、授業中ではなるべく自分の力で
粘り強く頑張ることも必要なので、

「授業で困っていたら、先生が助けるから
いいよ〜」など適切な言葉かけをして
いきたいですね。

机間指導は、信頼関係を作る大チャンス

3 メリハリの付いている学級

授業の時間はしっかり頑張る。
休み時間はしっかり休む。

メリハリのついている学級は、荒れにくいです。

「やる時は、しっかりやろうね」と
クラスを盛り上げていきたいですね。

しかし、クラスの子たちも毎日、教員と
同じように学校に通っているので、
疲れている時もあります。

そんな時には、レクリエーションや
簡単なゲームを取り入れ、リラックスした
雰囲気や和やかな雰囲気を作って
いきたいですね。

子どもたちは『ゲーム』が大好き

まとめ

「クラスが荒れてきているな」と思ったら、
『縦糸』と『横糸』の関係を見直す
大きなチャンスです🍎

また、学習規律や係活動も見直していきたい
ですね。

あと残りもうすぐです。

頑張っていきましょう😆🍎

それではチャオ〜✋






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