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Vol.13 『教員1年目の年度末の教科書』3月・4月の年度替りに行う教員の仕事とは?

教員の仕事は、1年中忙しいです。

毎月行う行事、学期末の成績づけ、校務分掌、
委員会、部活、そして毎日の授業…

仕事をあげたら、キリがないくらい
毎日仕事をこなす日々だと思います。

その中でも、特に忙しい時期が存在します。
それは、年度末や年度初めです。

要する、3月、4月のことなのですが、
子どもたちは春休みです。

しかし、教員は1日も年休が取れないほど
忙しいのです。

なぜ忙しいのでしょう。

それは、4月の入学式の日程が早く、
子どもが登校しないうちに進めておく仕事が
あり、人事も大きく動くからです。

異動の伴う先生は、引越しなども必要です。

今日は、それらについて、説明していきたいと
思います。

早めに仕事を進めないと…。

3月・4月に進めておく仕事

1 諸表簿の整理

年度末に整理するもの

(1) 指導要録

通知表よりも格式的なもの。
ほとんどは通知表のを移せばいいが、
書式が変わり、全員分作って、
印刷して保存しなければならない。
真っ先に終わらせたい。

(2)出席簿

子どもが春休みに入った瞬間、
仕上げておきましょう。
合わせて、学籍関係の名簿も仕上げます。
電子化が進んでいる学校はラッキー🌟

(3)会計簿

会計担当がいない時は、自分でやりましょう。
お金の計算が合わないと大変です。

(4)週案

春休みに入ったら、早めに仕上げて提出します。

(5)学級経営誌

特記事項を付け加えて、次に担任する先生が
困らないようにしましょう。

(6) 教科書の確認

年度末には、一度教科書が揃っているかどうか
チェックします。
教科書は無くすと、教科書担当の先生に
迷惑がかかります。

無くさないのが1番いいです。
また、元々無かった教科書などは
年度初めにしっかり書いておきましょう。

時には、全部集めるために、
運ぶこともあります。

2 教育課程の話し合い

今年度の教育がどんなものだったのか、
来年はどんな教育をするのかを話し合います。
また、カリキュラムを変更し、時数の振り返り
なども行います。

3 離任式&着任式

お世話になった先生にさよならを言います。
すぐに新しい先生が来ます。

4 教室移動&掃除

教室はきれいに掃除をしておきます。
トイレも一度きれいにしたほうがいいですね。

5 教材選定

来年度使う教材を選定します。

ノートやワークなど、どんなものを選んだら
いいのかをみんなで話し合って決めます。

日頃の授業で使うものから、夏休みなどの
宿題で使うものなど、幅広く決めていきます。

6 校務分掌引き継ぎ

校務分掌とは、学校の仕事です。

次に仕事を継ぐ先生がいたら、
時間を合わせて仕事内容を伝える時間を
設けます。

そのために、資料を作成し、自分の仕事を
早めに終わらせておかないと、
引き継ぎができません。

ファイルや紙の注文は早めにしましょう。

7 教室準備&名前付け

新一年生の準備は、全ての先生が行います。
掲示物の貼り付けから、ロッカーの名前貼り。
黒板の準備。そして入学式に渡すものを
全て準備します。

新一年生の担任は、先生の仕事の振り分けや
当日の動きなどの資料を作る必要があります。

8 クラス分け

クラス分けをします。運動能力や学力に偏りが
ないように、上手にクラス分けを行います。

クラスが決まったら、決まった内容は
誰にも口外しないようにしましょう。

また、子どもや保護者に尋ねられても、
「尽力はしますが、ご期待に沿えられません
でしたら、申し訳ありません」

といいましょう。

子どもにとっても、保護者にとっても、
教員にとっても、

クラス分けとは大きな出来事なのです。

まとめ

年度末に、異動が決まった場合は、
教室にある自分の荷物を全て運ぶ必要が
あります。

異動する場合は、さらに忙しくなります。

私は異動する場合、校務分掌の仕事が
上手く終わらず、本当に苦労しました。

計画的に仕事を進めて、スムーズに
異動していきたいですね。

追伸

成績づけは2月のうちにまとめておくことが
望ましいです。

3月は、書類の作成や名簿の作成に
追われることと思います。

特に1年生の担任になった際には、
幼稚園との連携などもあり、
様々な仕事が入ってくることになります。

5月のゴールデンウィークの休みまで、
突っ走りましょう!

それでは、チャオ〜✋

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