![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132368921/rectangle_large_type_2_a9c7f5bcc105e2a414170f58473af073.png?width=1200)
Vol.19 子どもを褒めるコツ【3選】信頼関係を築き、一生心に残る先生に
子どもを上手く褒めることができない。
叱ってばかりいて、自分の指導に自信がない。
何を褒めたらいいのかわからない。
こういう悩みを持っている先生は、
本当に多いです。
中には、子どもが学校に来なくなってしまった。
学級全体の士気が下がっている。
子どもたちの元気がない。
なんだか、つまらなそうな顔をしている。
こんな様子のクラスも正直あります。
一方で自分の指導を振り返ると、ただ
子どもに「すごい!」と言うだけの指導。
何がすごいかをきちんと言葉にして
説明することができなかったなぁ。
「すごい!」の他にも褒め方ってあるのかな?
自分って語彙力がないなぁ。
一方で、
「褒めるってそんなにいいことなの?」
「あまり効果ないのでは?」
「今までの人生あんまり褒められた経験がない…」
そう思っていませんか?
実は『褒める』ことは、
とても大切なことです。
『褒める』ことは、学校現場では
『価値づけ』ともいいます。
「あなたの気づいたことはこんなに
素晴らしいことなんだよ」
と価値をつけて子どもを
認めてあげるということです。
そして、『褒める』ことの大切さを
実感する時があります。
それは、『褒める』ことをしなかった時に
よくわかります。
私の友達に、児童を褒めることが
できず、悩んでいた友達がいます。
そして、信頼関係があまり構築できて
いないのに、怒ってしまったそうです。
すると、その生徒から
「いっつも話をすると、いっつも怒ってくる
から嫌なんだよな」
と言われたそうです。
その先生は、
「私が変わらなきゃいけないのに…」
と思っているのですが、
なかなか自分を変えられないと
悩んでいるそうです。
なにしろ、自分がストイックな性格なので、
ついつい子どもにも厳しく接してしまう
ようです。
今回は、児童に対しての褒め方を
3つ紹介していきますね!🍎
1 どんなに小さいことでも、
具体的に褒める
子どものことを褒める内容やタイミングは
多種多様です。
ついつい毎日行うことは当たり前に
なってしまい、
褒めることをしなくなってきます。
椅子にずっと座って、きちんと先生の話を
聞けるのも、すごいことです。
毎日、教員の授業をしっかり聞き、
品行方正な子どもをよく褒めてあげましょう。
そういう子たちが本来は学級を牽引していき、
自分も支えてもらっているので、
きちんと正しく教員が評価し、お手本に
なってもらうといいですね。
「〇〇さんは、いつも姿勢よく、話を
聞いてくれるね」
「ありがとう、こっち向いてくれて」
「当たり前のことをちゃんとやる人って
すごいと思うんだよね」
こんな声かけをしてみたら、いかがでしょうか。
その後に、
「当たり前のことってどんなことだと思う?」
「今、誰が1番初めに先生の方を向いてくれたのか、知ってるよ」
「〇〇さんは、いつもできているんだよ」
こんな風に褒めて話を聞かせる工夫を
教員側から働きかけていきたいですね。
「〇〇くんのこんな行動がいいね〜」
と教員が褒めると、クラスにそういう行動を
する子が増えます。
そういう子もすかさず褒めます。
「いい行動の真似は先生、
どんどんやってほしいと思っているよ」
と教員が日頃から伝えておくといいですね。
一方で、いつも問題行動を起こす子でも、
トイレのスリッパを並べるなど
小さい善行をしている場合もあります。
大袈裟に褒める必要はないのですが、
どんなに小さい善行でも認めてあげましょう。
「先生、〇〇くんはいつも〇〇できてませんよ」
と報告してくる児童がいますが、
思いっきり笑い飛ばして、
「たまには、〇〇くんも〇〇できるから、
みんなも認めてあげて、迷惑かけちゃう時も
あるけどさ!」
と明るくかわしていくといいですね。
「それよりも〇〇ちゃんも、もっとみんなの
いいところたくさん発見して先生に教えてよ」
とやんわり指導します。
どんなに小さいことでも教員が気づき
さらっと帰りの会で伝えられるといいですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1674551950580-GdaDMmWsf3.png?width=1200)
2 授業でやる気を出す褒め方
子どもが授業でやる気を出してほしいですよね。
今までで、1番効果的な声かけだったのは、
少し難しい問題に取り組む際、
「今日の問題は、クラスで1人か
2人できたらいい方だよ」
と子どもたちに伝えることです。
子どもたちは、
「おおおーやるぞー」と一生懸命になります。
また、自分の子どもの頃に
できなかった問題を行う際には、
「実は先生小学校の頃、
この問題解けなかったんだよね〜」
「これができたら先生よりも優秀だよ〜!」
など、過去の自分をライバルにして紹介する
場合もあります。
教員の言葉かけって、子どもたちにとって
とても影響があります。
ぜひ、他にもやる気が出た言葉を
探してみてくださいね。
(例)
「みんなが本気出せば、解ける問題だよ〜」
「今日は、ヒントカードがあるよ〜」
「自分で問題を作って、後で友達に問題を
出そう!」
![](https://assets.st-note.com/img/1674553013874-pktM3kPUez.png?width=1200)
3 児童を褒めるための言葉集
上手く語彙を増やさないと、
褒め方が「すごい!」だけになります。
私は、以下のような言葉かけをしています。
→すごいね、どうやって思いついたの?
→なんでこんなにできるの?すごいね!
→さすがだね〜それは先生思いつかなかったな。
→(児童の作品をみて)ここの色使いなんて素敵だね〜
→ちゃんと先生のこと待ってないで『帰りの会』はじめて偉いね〜!
→今日の頑張りはすごいよ!ちゃんとお家の人にも頑張ったこと言うんだよ!
→いや〜なかなかこれはできないよ。○年生とは思えないね!
こんな声掛けをしています。
会話を繋げるように話を振ったり、
子どもに考えや思い、感想などを聞いたり
するのも、いいですね。
まとめ
信頼関係を構築するためには、
まず普通に日常の会話を交わすことが重要です。
勉強ができる・できないではなく、
その子自身の好きなことや
家での過ごし方などを聞くと、
距離がグッと近づきます。
どんな子に対しても、まずは信頼関係を
構築するところから
スタートしてみてくださいね。
最初は上手く褒めることができなくても、
徐々にできるようになってきます。
緊張はしますが、教員がどんどん褒めて
いきましょう!
それでは、チャオ〜!✋