自虐ネタは向き合うことができない大きな「痛み」なんじゃないか?
午前中の息子との時間がゆるやかで癒される。
スクール再開二日目の娘も今日はだいすきな王冠を作ったようで、ルンルンで帰ってきた。
生き生きと蘇ってきている感じ。
(元々元気やったけど、さらにパワフルに。笑)
人間は人間と触れ合わないと、心がヘルシーに生きていけないね。
さて、今日はNVCグローバルフェスで心に響いたこと。
ヨーロッパで人気のヨラムのセッションで、
「【恥】は人にシェアするのが難しい感情だ。」
という言葉があった。
うんうん、本当にそう思う。
でもヨラムは「【恥】が大好きで、恥って人間性の根底につながる気持ち、人間の最ももろい部分」だと。
恥が大好き・・・
最ももろい部分・・・
わたしはそんな風に考えたこと、感じたことがなくてビックリと共に、なぜかちょっとドキッとした。
そこでフッと頭に浮かんだのは、恥ずかしさや辛い思いをしたことを、笑いに変えてネタにする「自虐ネタ」。
これって恥ずかしい思いをした、辛い思いをした「痛み」であって、本当はすごく傷ついていて、とても痛いんだけど、真剣に向き合うとまたその恥ずかしい・辛い思いが蘇るし、痛みを思い出してしまうから避けたい…
でも本当は誰かには聞いてもらいたい、声に出したい、知ってもらいたい、だけど… 真剣言うとみんなの反応がこわい… 笑いに変えたら表に出せる。笑い飛ばしてもらったら、傷を見て見ぬふりできる。
(自虐ネタを良い悪いと言っているわけではないです。わたしは大阪育ちで、わたしもするし、笑いに変えられるパワーは本当にすごいと思っている。)
例えば、パートナーとあまり心地のよい状態でいない時、「あんなこと言われてんー!」「こんなこと言うんやでー!めっちゃおもろいやろー!」と、笑いながら言う。
時々、時々ね。
わたしはなぜか笑えない時があった。
本気で笑うときもあるから、その人自身の人間性や、わたしとその人との関係性もあると思う。もしかしたら、もうこの話は相手の中でちゃんと浄化されて終わった話で、パートナーとも話し合える関係性だってわかっているときは心から笑えるのかもしれない。
わたしが笑えないとき、でもその人が笑いにしているなら、もしかしたら無意識だとしてもそれで何かを乗り切ろうとしているのなら… 笑うことがやさしさになるのかもしれない。でもそれで笑うのってなんだか失礼のような… いや、そもそもそんなことを失礼とか考えること自体が失礼なんじゃないかって思ったり。。(得意のぐるぐるである)
ただ、笑えないときに、わかるんだ。。。
「本当は、パートナーに理解してもらいたい…」
「本当は、相手のことも理解したい…」
「本当は、一緒にわかり合いたい…」
「本当は、心をオープンにして伝えたいことをちゃんと伝えたい…でも相手がどんな反応するのかがこわくて伝えられない… 声にすることができない…」
「本当は、もっとわたしのことを見てほしい…」
「本当は、もっと聴いてほしい…」
「本当は、仲の良い夫婦を見てて羨ましい…」
「本当は、わたしたちもそうなりたい…」
「本当は、寂しい…」
「本当は、もっと… 深く繋りたいんだ…」
そんな声が聴こえてくるの…
それは本人すら気づいていないかも知れない。
「いやいや、もう繋がりたいなんて1ミリも思ってないし!」と思っているかもしれない。でも出会ったときは、好きになって恋に落ちたときは「繋がっていた瞬間」が何度もあった。記憶にはちゃんとその時の感情が刻まれているから、こうして今も何かに期待をして、何かを願っている自分がいて、一緒にいるんじゃないかな。
積み重ねてきた小さな傷。その度に、受け止めきれなくて、自分にウソをついて、笑ってネタにしてきたんじゃないかって…
書いてるだけで、わたしも胸が苦しくなってきたから、もうここでやめておこう。。。
ただ、言えるのは「笑いに変える」そこにも自分を守るための美しいニーズがある。そこに気づけたら… 辿り着くことができたら… 痛みをまた「痛い…」と感じるかもしれないけれど、世界の見え方が変わるんじゃないか。
わたしはそんなことを信じている。
「恥って人間性の根底につながる気持ち」
というヨラムの言葉のおかげで、わたしはこれから恥ずかしいって思うことを愛おしく感じ、ワクワクするだろう。「恥ずかしい… なんで?その奥には何があるの!?」って自分の根底にあるものをつなげてくれる感情なんだと知ったから。
そんなことを考えていたらセッションの後半で、ヨラムが別の話題で言った言葉がまた心を打つ。
「相手とのつながりを壊したくないばかりに自分をストレッチしたせいで、これまでにあまりにも多くの関係をダメにしてきた。気づかないうちに自分がすり減っていって、結局その関係から身を引くことになった。」
唸る。。。
これは誰もが経験したことがあるんじゃないだろうか。
(自虐ネタもこの「ストレッチ」の一つかもしれない。)
明日はこのことについて、もう少ししっかり動画を見直して書いてみようかな。一日で多めに時間が取れたら。
(喜びとパッションから翻訳してくれている、翻訳チームの皆さんの恩恵をたっぷり受けています。本当に本当に心からありがとう♡)
誰かの心に、
何か届いていたらいいな。
そんな想いを込めて。
では、また明日。