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過去の感情を紐解いていく。
サークルで友人の「恥」の四方向のコンパスをやっていた。たまたまこの日はわたしと二人だったのでじっくりできた。(じっくりがすき。)
*恥のコンパスについてはこちら↓
過去のこと。
ティーンエイジャーだったころのこと。
ワークを全部終えたあと、わたしが感じたことをフィードバックしていた。
当時、
本当はそのままの自分でいたかった、
本音を言えない窮屈さ、
自分らしくいたいという気持ちとともに、
みんなのために責任も背負ってて、
自分の存在がみんなの目指してる夢が叶うか叶わないか、大きく左右することへこわさもあったのかなって。
昔からの友人でもあるだけに、その当時、その場にはわたしもいた。松岡修造さんみたいな熱さと猪突猛進型のわたし(今もあまり変わらない…笑)とは、彼女は対極にいて、クールで自分のことを一番に考えているように見えていた。
改めてこのワークをして、本当にみんなのことを思っていたし、チームのために自分を押し殺し続けてくれてたことにわたし自身も気づき、改めて、当時の彼女の存在に感謝が溢れ出した。今さらで申し訳ない気持ちと共に…(もちろん当時もあったのだけれど、それとは質感が違う感謝である)
彼女が欠けてたらみんなの夢は叶わなかったし、あの大粒の涙を流して、空に向かって歓喜し、すごい力で抱きしめ合った、あの光景は見ることができなかっただろう。
彼女にとっては不本意なこともたくさんあったと思う、心が離れている時もたくさんあったと思うけど、物理的に彼女の身体とその存在をチームに置いてくれて、離れずにいてくれたことに、十数年ごしに、心からありがとう… と伝えた。
そう、彼女はエースでもあったため、とてつもないプレッシャーを背負い、ずっと闘っていた。
そんな中、わたしたちは目標を目の間に、一度地獄をみることになった。全員が心が崩壊、心の「死」に近いものを体感したんじゃないか…
【絶望】
この言葉以外見つからない。
絶望という言葉に窒息しそうだった。本当に息ができないくらい地面に頭をつけて泣いた。
正直、わたしはあの日のことをほとんど覚えていない。あまりにもショックで記憶から消えているか、脳のどこかに閉まって鍵をし、鍵をどこかに置いたか… とにかくほとんど覚えていない。
わたしのフィードバックを聞いて、本当にその通りだったと教えてくれた。
本音は言えない、弱音も吐けない、すごく窮屈な感じ。早くそこから抜け出したかったこと。みんなとの温度差はあったけど、勝たないといけないというプレッシャー…
でも、あの時、あのどん底で感じた「恥」の感情が、その後の夢が叶う瞬間へとすべてに繋がっていたような気がする。わたしたちの目指してきたものに辿り着くためには、必要な感情だったようにも思えて、トラウマじゃなくなってきた気がする、と。
そして、あの時、共にいた他のメンバーの存在がどれだけ彼女を支えたか。それを改めて実感し、感謝の気持ちが湧いてきた、と。
「この話みゆきとこのワークでできて良かった!当時を知っているからこそのフィードバックで、そこからわたしの気づきに繋がったし、当時の出来事を十数年経ってようやく点じゃなく線で捉えることができるようになった気がする!
みゆきに感謝♡
そしてLivもありがとう♡笑」
感動した。
そんなところに着地するとわたしも思ってもいなくて、すごく深くて、本当に感動で込み上げるものがあった。
「あのときの恥の気持ちは必要やったかもしれない」
「弱音や本音を吐けるメンバーの存在」
「十数年経って、点が線になったような気がする」
彼女があれから、大学の頃も、海外にいた頃も、社会人なってからも、結婚して子育てをしていている今も、ずっと、ずっと、ずっと、心の奥深くで抱えてきた大きな大きな出来事と恥の感情だったんだなって。
あの頃、松岡修造レベルの熱量のわたしより、クールだった彼女の方が当時のことよく覚えてるし(笑)(お前も覚えとけよ。笑 単純にわたしの記憶のキャパの問題かもしれん笑)
彼女にとってはそのままの自分でいられない痛みのある時間であったのは、わたしにとっても心は痛い。。でも、だから今こうして私たちはNVCをやってるんだね、感慨深いねって。
こうして、ひとつひとつ紐解けていくプロセスに立ち合わせてくれて、ありがとう。 本当、NVCグローバルフェスにも、翻訳してくださったみなさんにも、Livにも感謝♡
Livもこんなところで、日本語で感謝されていると思ってないだろうなぁ。笑 こんな風に本人は知らないところで誰かを救い、広がってるって素敵だなぁ。
なんか「恥」を深めて、いつか「恥」のワークを10年後なのか、20年後なのか、彼女と一緒にファシリテートしてみたいなぁって思い描いたよ!って伝えた。
「NVCをみゆきに紹介してもらってほんま良かった!!過去の出来事を一緒に紐解いてくれてありがとう♡
わたしも今、みゆきの文章最初の方を読んでた時にふと同じことを思った・・・
恥のワークをみゆきとファシリテートしてみたいなぁって。なんならオリジナルで!日本人として生まれたからこそ日本人らしさっていうのをテーマにこれからもNVCを深めていきたいって思った!
今は自分に時間取れないけど、10年後とかやったらなんかできそうな気もするし、それまでに色んな角度からNVCを深めていきたいわ♡
やりたいことが見つかるとワクワクする!
こちらこそありがとう♡」
同時に同じことを思ってくれていたなんて。。
本当、今は子育て真っ只中の私たちには物理的に難しいこともあるけれど、10年後とかなら何か一緒にできる気がする。
とっても心強いし、今からすごく楽しみ♡
改めて、誰かの紐解いていくプロセスに立ち会うことが、わたしのイキイキすることであるなって実感しました。
本当に、本当に、ありがとう♡
あー、うれしいなぁ。
わたしの命がある間に、一体何人の人のプロセスに立ち会えるんだろう。
ではでは、また明日♡
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