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宿題が大変な息子の心に寄り添えていなかった
今、海外にいてうちのこどもたちはインターに通っている。
日本でいうとうちの息子は小学校6年生なんですけど、こっちでは6年生はもうミドルスクールといってもう中学生。
中学に上がると一気に学校生活の仕組みが変わって、一人一人にロッカーがあり、6年何組みたいな自分のクラス・教室というのがなる。
日本の大学のように、それぞれ個人の時間割があり、数学なら数学の先生の教室、国語なら国語の先生の教室へ移動、しかも日本のように休み時間とかあまりなく、数分で移動しないといけない。
宿題もグッと増えます。PCで宿題をしているのでわたしがゲームしているのか、何なのかわかりませんでしたが、どうやら、先生方いわく、宿題はちゃんとやっているらしい。
そんな息子が「宿題が多い、うざい、めんどくさい」とかよく言ってるんですね。
で、わたし普段こうして心のヨガを伝えていて、「気持ちに寄り添うんだよー」ってクラスやこのPodcastでも言っているのですが、意識しないとわたしもスコーンと忘れたりするんです。
しかも、宿題なんてそんなもんとか、宿題はしなきゃいけないものっていう、わたしが学生生活のころに言われてきていたりすると、ますます気持ちを聴いてあげることが抜けてしまう。
わたしもこの間、遅くまで宿題に「もうやだ、むずい、多すぎ」ってヒーヒー言いながら頑張っていた息子に、「頑張れー、いつかは終わるーできるできるー」なんて全然共感や気持ちに寄り添うことをせずに言っていたら、
「お母さんにはこの大変さがわからないよ。」
と言われたんですね。
ハッとして、あ、わたし全然息子の気持ちを聴いてあげてなかったわ!と思って、
「そうか、たくさんの課題にゲンナリしてる?」
「うん、もううざい。めんどくさい」
「そっか、もううざい、めんどくさいって思うくらい、もっと自分の時間とがあったらゲームとかゆっくりできて、自由に過ごせるのになぁって感じ?」
「そう。めっちゃ時間かかる。だってさ、今の課題、森林伐採が世界の経済にどんな影響が及ぼすかレポート書いて発表するんだよ。それでなくても英語で調べて単語も難しくてまず何書いてるかわからないし。」
「おぉ。。それはめっちゃむずいやつやな。。まず単語から調べなあかんし、時間かかって辛いやつやん。」
「そうなんだよ。でもこのクラス、校長が担当してるからさー、やっぱ校長だとちゃんとしなきゃポイントやばそうじゃん。目つけられたくないわ。」
「なるほど、校長先生が担当か。そらプレッシャーかかるな。校長先生やと余計内申点にも響くかもってビビる感じ?中学はまだここからあと2年ちょいあるし。」
「そうそうそうそう!」
と言ったあと、全集中し始め、課題を終わらせていました。
こうして、わたしも心のヨガの共感コミュニケーションと伝えつつも、意識していない時は、宿題なんてそんなもんよ、とか、中学生になったからそら忙しくなるわな、しゃーないしゃーな、とか、さらっと流してしまうことがあるんですね。
あ、そうか、宿題が大変だ、うざいんだ、もう投げ出したいんだってことを、息子はただぼやきたかったし、それを聴いて欲しかったし、受け止めて欲しかっただけなんだなって。
それを、そんなもんよ、とか言うと、モヤモヤは晴れないし、余計にイライラしたり、やる気がなくなったりすることあるじゃないですか。
しっかり聴いて受け止めたら、また集中し始めて頑張れるんだなってのを見せてもらえて、やっぱり「共感(心に寄り添う)」ってめちゃくちゃパワフルだし、人は聴いてもらいたい、寄り添ってもらいたいもんだよなって再認識したのでした。
ということで、またせっせと心のヨガを世界へ広めていこうと思います。
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