【ポイント制の学校システムから見える願う世界】
息子の学校のシステムにモヤモヤしている。
本をたくさん読んだらポイントが貯まる。
授業を時間通りに入ったらポイントが貯まる。
わかります。。
どれだけオンライン授業にフォーカスさせるのが大変なのか。。
教育に報酬は必要だって大学の教育学部でも学ぶんだから、先生たちがそうするのも自然なこと。
でも、
モヤモヤ。。。。
サークルで共感をもらった。
(ありがたい存在♡ほんと♡)
そこで見えてきたわたしの大切にしたいもの。
本来、本を読む「意味」ってなんなんだろう?
ただ読めばいいのかな?
確かに読む経験をたくさんするのは、もしかしたら強制的でも意味があるのかもしれない。そうしていることで読む力が身につくかもしれないし、何か好きな本に出会うかもしれない。
でもわたしがモヤモヤするのは、そこには「意味」や「意図」であったり、「自主性」や「自発性」「自分で選択すること」という、わたしが大切にしたいものがある。
わたしは国語が嫌いで本を読むのが苦手だった。毎週決まった時間にみんなで図書室へ行く時間がイヤだった。ズッコケなんたらって本で盛り上がっている人たちを見て、ふーんって思ってた。
マンガ版の卑弥呼の本、宇宙や銀河系の本の写真だけを眺めていた。
自分に湧き起こる感情、何かに反応するときは、
「自分が過去に経験しているもの」
わたしの中にいる小さいみゆきは「自主性」や「自分で選択すること」などが満たされず、そのことを当時、誰にも受け止めてもらえなかった。
だからこうして息子の件にも反応するんだね。
すべては自分の中にある。
でもさらにモヤッたことがある。
それは、一定数のポイントがたまったら、
【ランチタイムに友達二人選んで一緒に(オンラインで)ランチが食べられる権利ゲット!!】
・・・・・・・・・・・。
うーん…これ理解するの。。。
わたしにはとても難しいな。。。
オンラインになってからランチタイムは30分で各自取って、ランチ後にまた集まる。でもポイントが貯まれば友達とランチが食べられるのだ。
んー、なんか心が痛い…んだけど…
うちの息子は二人の友達から指名されていて、今週は二回、友達とランチをワイワイ食べられて楽しそうだった。
でも、友達とランチできる権限があるのは、本をいっぱい読んだ子だけ。読むのが苦手で、ポイントがなかなか貯められない子はどうしたらいいの?それはその子の責任なの?
そして、選ばれない子は??それすらその子の責任なの??
「すべての命が同じように大切にされて、尊重されて、みんなが同じように含まれる世界」
を、わたしは願っている、ということをまた改めて実感する。
それは今の社会では難しいんだけど、でもとても複雑なようで、実はとてもシンプルなことなんじゃないかとも思うし、とにかくその世界へ少しでも近づいていったらいいなぁっていう深い想い。
昔は、「環境のせいじゃない」「環境のせいにするな!すべて自分次第だ!」とよく言われてきたし、わたしもそう刷り込まれてきたらそう信じていた。そう信じていることで周りにヘルプを求められず、自分を追い込みすぎて崩壊寸前だったこともある。
生まれた国や、育った街、親、宗教、関わる人たち、その時代の社会の状態というような外からの刺激で子供たちの脳は育まれていく。
小さいころからの教育によっては殺人をしてもいい、という脳にもなる。
小さい頃から「我慢は美徳」という教育によって、生きづらい思いをしている現代の日本人だってそうかな?
昨日、英会話のフィリピン人の先生と話していて、「我慢は美徳」という言葉はフィリピンにもそのまんまあると聞いて驚いた。
それを聞いたとき、我慢は美徳って貧困から来るのかもなぁって。戦争で負けて貧しかった日本がみんなで成長していくためにはそれが必要で、時代に合っていた。でも十分豊かになっている今の時代にはその言葉はもう合わなくなってきている。
フィリピンもあちこちにスラム街がある。貧富の差は激しい。まだまだフィリピンでは「我慢が美徳」なのかもしれない。
ということで、何が言いたいかというと、その学校のシステムも良い悪いはないんだけれど、その環境に置かれていると息子の脳には何かしら刷り込まれていくことがある、ということに常に気づいておきたい。
本を読んでポイントが貯まるにしても、どうして本を読むことが大事なのか、それが人生をなぜ豊かにしてくれるのか。
友達とランチを食べることがポイントが貯まるというシステムだとしても、なぜ友達とランチを食べることが大切なのか、コミュニケーションを取りながら食事を楽しむことに、どんな豊かさがあるのか。
そんなことをサラッと気軽に会話に入れて伝えていけたらいいな。まぁそれもわたしの刷り込みだけれどもね!笑
無意識ではなく自覚しているって大事。
あー、あと三つくらい書いておきたいことがあったけど、ココで終ろう。
では、ハートフルな一日を。
また明日ココで♡