「あんたらはええなぁ、お母さんらの時は一人で子育てしてたんやで。」と未来に言っている自分が見えた。
タイトル通り、
「あんたらはええなぁ、お母さんらの時は一人で子育てしてたんやで。当時はワンオペ育児なんて言葉があってなー」
というてまう自分が見えちゃいました。
(できれば言いたくないけど、きっと言うてまう。笑)
昔、オカンが、
「あんたらはええなぁ、便利な抱っこ紐があって。お母さんらの時は着物の紐でおんぶしてたんやで。」
「オムツあってええ時代やなぁ。あんたらの時は手がガサガサになるまで布オムツ洗うしか無かったんやで。お尻ふきなんてなかったわ。ペッペってやって拭いてたんやで。」
と言うてたのと似ている。
しかし、世の中どんどん便利になるにつれて、育児は孤独になっていった。
オムツは洗わなくていい、ペッペもしなくていい、洗濯機もある、乾燥機もあるかもしれない、食洗機だってある、ルンバだってあるかもしれない。楽なものはいっぱい増えたけど、心は満たされなかった。
虐待も減らない。
育児ノイローゼも、産後うつも減らない。
「虐待なんて信じられない、あんな小さい子。。かわいそうに。。母親がなんでそんなことができるの?」
その小さい命への想い、痛みには共感できる。
でも、今の子育て環境知らんのやんってわたしはやっぱり思っちゃう。その母親のせいじゃないよ…本当に子供の命を守るには社会のシステムだよ…って。
子育てには機械も使い捨てのものや便利なものも、とってもとってもありがたいのは事実。でも、心のある、ぬくもりのあるつながりがないと母は壊れてしまう。
「2ヶ月 おっぱいをたくさん吐く」
「7ヶ月 寝ない」
「1歳6ヶ月 まだ歩かない」
ネットで育児の検索ももちろん役に立つ、育児本だって安心につながる、でも本当に求めているのは、人のあたたかさだと思っている。
まだ母が生きていた時、わたしは一人目の産後は実家で過ごした。
「お母さーーんっ!!おっぱいいっぱい吐いた!!」
「大丈夫大丈夫!よくあることやで!」
この言葉、母がひょいっと赤ちゃんを抱き上げて笑顔でなにやら話しかけ、口をガーゼで拭いてあげて、着替えさせてあげる姿に、どれだけぬくもりと安心を感じたか。
父と母が買い物に行っている間に、ソファの上に置いていた息子がジタバタ動いている間に動いてゴン!と滑り落ちてしまった。息子は大泣き、わたしもソファに置いたことに後悔し、泣きそうになりながら産院に電話をした。
「泣いた?じゃあ様子見といてね。」
で終わったんだけど、それはそれでベテランの助産師さんサバサバしてた対応に安心した。それでもそのまま家で一人だったら不安は残ったままだったと思う。
その時、焦って父にもメールをしてたから電話がかかってきて、
「おぉ、それは心配やな。。よしよし、わかった。もうすぐ帰るからな。」
と言ってくれたこと。。そして『もうすぐ帰ってきてくれること』が本当に心強かったし、帰ってきて父と母が息子の頭を見てくれたり、ショックを受けているわたしの気持ちも感じ取ってくれた上で気を遣ってくれていること、ただただそこにいてくれることに、心底救われた。
二人目の時、亡き母の代わりにアメリカまできてくれた義母。
産後すぐに娘が入院してしまい、その時にも義母が作ってくれた優しい和食のお弁当、毎日病院へ向かうわたしの代わりに息子と折り紙をしたり、塗り絵をしたり遊んでくれたその姿にどれだけ力を与えてもらったか。
子育てってこれが必要なんだと思う。
産後だけじゃなく、ずっと。
ネットでも育児本でも調べられるけど、それで安心もいくらかは感じられるんだけれど、自分の子供の様子を実際に見てもらえるわけではない。
やっぱりリアルなサポートとぬくもりが必要なんだと思う。
日本にいたときは親のサポートもあったり、楽しく育児をしていたわたしも、アメリカに引っ越し、知り合いが誰もいない、夫は出張でほとんどいない状態になると、小さな小さな命を育てるのは、一人では無理だった。あんなにも楽しかったはずの育児が、もう世界が真っ暗になったような日々を過ごした。
だから、そんな未来を願っていない。
昔のように二世帯で暮らす生活には戻らないにしても、みんなで育てる、それが誰も迷惑だと思わない、ごくごく自然なことになってほしい。
アメリカにいると、10代でも、20代でも、すべての世代が本当に子供を見ると、「あぁーかわいい〜♡」って微笑んでくれる。そして子供たちが自分より小さな子供たちをめっちゃ面倒を見てくれる。それって自分たちもそんな風に扱われた経験をしてきたからだと思う。
わたしの3歳の娘。
娘が子育てをする時は、そんな国・社会になっていてほしいっていう心の底からの願い。
そして、それが実現するって思えたのが、先日に西野さんサロンで西野さんが投稿していたこと。
というハッシュタグとその日の投稿に胸がジーン。。。
(スクショしてアップしたいくらい!!)
その日の投稿を読んだときに、
「あんたらはええなぁ、お母さんらの時は一人で子育てしてたんやで。当時はワンオペっていうてなー」
っていうてまう自分が見えたんです。
そんなことが言える世界になっているって心から思えたことが本当に希望で、未来への可能性をたくさん感じた。
わたしはアメリカにいるから、西野さんサロンのみんなで子供を見るっていう体験はまだしたことはないんだけれど、その体験もしてみたいし、わたしが子供から手が離れた時は、子供たちを「見る」側にまわりたい。
【ぬくもりの循環】である。
では、今日も西野さんの投稿を楽しみにしています。
あぁ!もう一つこれにつながる書きたいことがあったんだ!
また明日にしよう。笑
「ぬくもりの循環」を感じられるハートフルな一日を。
また明日ココで♡