キャンプで野生動物と大変なことになり、そこから地球に思うこと。
ピナクル国立公園でキャンプ。
金曜夕方に出発!到着したら満月の次の日の月がめちゃくちゃキレイ♡
しかし、旦那がキャンプサイトの番号を覚えていなくて、夜着いたらもう電波がないっ!やばい・・・と言いながら、一個一個予約の紙に書いてあるイニシャルを確認しながら広いキャンプ場をぐるぐるぐるぐる。。。
わたしいつもそうなんですが、、フッと頭によぎったことを、まぁ…大丈夫かな… と声に出さないんです。なぜ??
今回も電波がなくなりそうなときに「キャンプサイトの番号覚えてる?」とフッと思ったのに聞かなかった。
こういうことホントよくある。
(じゃあ聞けよ。笑)
でも、あ!タブレットならメールがオフラインでも見れるかも!と、なんとか番号確認できてホッ。。。しかもたぶん34番!って言ってたのに、まさかの三箇所ある別のエリアの97番でしたー。危うく1時間くらい回るとこやった。。
さらにビビったのは、キャンプサイトの予約していた場所はキャンピングカー専用の場所!!笑
でっかいキャンピングカーに囲まれて、
嫁:「ねぇ… ココって、RV専用サイトやのにテント立ててええの・・・?」
旦那:「ええに決まってるやん。」
ハ、ハートが強い。笑
堂々とキャンピングカーに囲まれてうちだけテントを張る。
しかも、グループできていた人たちが映画鑑賞している横で、バリバリ音を鳴らしながら、テント設置。
もちろん繊細さんのわたしは、
娘がすでに車で寝てたし、
映画の爆音も気になる…
テントを堂々を立てる旦那の
バリバリさせる音も気になる…
テンション上がって息子が大声で話してる声も、
映画鑑賞の妨げにならないか気になる…
もう色んなことが気になって仕方がない。。笑
「(息子に)楽しいのはわかるけど、みんな映画見てるからさ、ちょっと小さな声で話しなよ。。」
と言うと、それを聞いていた旦那が、
「え?なんで?全然ええやろ。あっち爆音やで?それが彼らは気にならんねんから、こっちはこっちで好きな声で好きなだけ喋ればいい。そんなもん気にするとこちゃうぞ。」
おっしゃる通り。。。笑
旦那がアメリカでたくましく会社を立ち上げることができたのがよーくわかる。笑
いつもわたしの繊細炸裂を、アッサリバッサリ切ってくれるのです。夫婦のバランス。笑
前回ココに来たときに星座のイベントがやっていて、そのスタッフが「ピナクルは内陸でどの街からもすごく離れているから、このキャンプ場が一番星が見えるんだよ」と言っていた。そして、本当にめっちゃくちゃ星が見えるんだ♡
しかーし!!
横の映画の光が明るすぎて星が見えないという。。笑 みなさん最高だな。笑
そして、ご機嫌に「Youたちも椅子持ってきてjoinしなよー♪」と声をかけてくれた。こういうところすきやで♡
でもこの日はテントを立てて、おやすみなさい。
(映画は22時半まで爆音でやっていた。笑)
いつもキャンプに行って携帯がつながらない状態で寝て起きたときの、あの身体が軽さが好きなんよねー。起きたら上が木と空で気持ちいい〜♡
昼間35度、夜13度との寒暖差で寒い中、テントの中で寝袋で寝る気持ちよさ。今回は夜気温が下がるのも遅かったし、割と夜も快適に過ごせた。
毎年カリフォルニアは乾燥していたり、山火事が多い時期は、キャンプファイヤーはできないんだけど、それはそれで早寝ができるからすき。
翌朝。
朝陽と共に、この寒さでの珈琲がたまらん。
よくキャンプでオサレなハンドドリップしているけど、わたしは家ではハンドドリップだかキャンプではなぜかしない派。だって、寒いしすぐ飲みたいやん。笑 インスタント万歳。
新しく設置された簡易のテントサイトもたくさんあって、中はベットと椅子あり。なにこれめっちゃ楽やないかい!テントがない家族も気軽にこれちゃう!
我が家のセットアップはこんなかんじ↓
犬の散歩してたおばちゃんが「I like your setup.」と言ってくれた。まだキャンプは5回目くらいの初心者。形から入ります。笑
なんせ朝、日が登って夕方までは食べ物を出すと蜂がめっちゃくる。いまだになぞなのは、こっちの鉢はお肉に集まる。
うちは息子が2度も蜂に刺されたことがある。。
まだ7歳にして。。
一回目はタヒチで家の床にいた蜂を踏んだ…
二回目は1ヶ月ほど前に首に虫が止まったと思って捕まえてしまい手のひらを…
両方自ら。。。なぜ。。。
二回目って危ないって聞くし、さすがにわたしも怖かったけど、翌日少し熱を出してそのまま無事だった。。もうトラウマになっていて、左のネットがないと息子はゆっくり食べられない。ネットの向こうに蜂がいても超こわがる。。
(でも刺してくる蜂ではないので、アメリカンたちはパッパッと手で払いながら普通に外で食べている。)
この左のネットの中、この日の夜、大変なことになります。。
お昼ごろ、トレイルを歩きに行ったらもうすでに35度!もう子供たちはブースカ文句しか言わないし、最初のポイントまではなんとか着いて帰ってきた。
往復ダラダラと2時間くらいかな。
ファミリーウェルカムなキャンプ場なので、子供たちにも、キャンプ場のルールなどが楽しく学べたり、お花を見つけて絵を描いたり、日記を書いたりする冊子がもらえた。
そしてこの日の夜も、横の彼らは映画を堪能していた。みんなで五日間キャンプに来てらしい。
こんな感じにスクリーン↓
眩しいからうちのテントはその奥に立てたよ。笑
そしてこのスクリーンの場所はわたしたちのサイトの敷地だったという。笑 「お、ソーリー!明日は少しズラすわ!」と話していたけど、1ミリもうごいてなかった。笑 ハート強すぎるわ。
子供たちがテントの中でずっと遊んでてくれたので(オフラインになると突然めっちゃ遊ぶ二人)、親は暑い中ビール飲んでウトウト寝て最高だ。
夕方になるともう蜂はこないし、夜は望遠鏡で月を見たりして平和♡
と思っていたのですが・・・
しかし、、、
この日の夜、どえらいことに。。。
それはこんなにも可愛いこの子たち↓
野生動物を餌付けしないでねー、野生動物の生態系を守ってねー、と。
うんうん、餌あげないあげない。
だが、、、
その日の夜中、、、
テントの周りでガルルルルルーと吠える声と激しい物音が聞こえてきて、一気に目が覚めた。
え?トラ?ライオン?
え?あんなに可愛いアライグマはそんな鳴き声じゃないよね?
え?熊?ココは熊は出ないはずだけど…
するとテントの周りを動物の影が行ったり来たりしている…しかもうちの横のこのテントをガシガシ揺らす音がしたり、引っかける音がしたり、数匹がガルルルルと吠えてバコバコ暴れまくっている。。。
めっっっっっっっっちゃ怖い。。。。。
わたしと同じく繊細さんの息子も起きて怖いよー怖いよーと震え出す。(3歳娘は最後まで爆睡…)息子を抱きしめて大丈夫大丈夫と摩りながら、わたし自身にも言い聞かせる。。。
(こんなときまで「怖いんだね…安全というニーズが満たされていないのかな…?」なんてNVCした日には、一回NVCを学ぶことを強制的にお休みします…笑 頭にはそれがよぎったけどね。笑)
旦那もさすがに起きて、え!何事!?となり、二人で震える息子を抱きしめる。
ガシャーンガシャーンッ!!
バリバリバリバリッ!!
バタンドタンッ!!
ガルルルルルゥーー
このエリアでテントで寝ているのはわたしたちだけ。
周りのキャンピングカーがどれだけ頑丈で安全に見えたことか。。
もう起きたら空が見えるとか、寒い中寝袋寝るのが気持ち良いとかどうでもいいから、キャンピングカーで安心して寝たいって思ったよね。笑
どうやら、いろいろお菓子などはわたしが気づく範囲は車に戻したんだけど、旦那が車からまたビールのあてに持ってきたチップスがテーブルの上に。。
そして、これまたわたしがフッと思って、「クーラーボックス入れないの?」と今度は声にして伝えたんだけど、「こんなもん人間にしか開けられへんわ!」と言われ、「あ、そうなのか… そういうもんか… でも近くにこないようにしたいんだけどなー…」 と思ったんだけど、それは声に出せず。(なぜ?自分の声を聴くワークを思い出してー)
もしかして、においがするのに網の中に入れなくて、怒っているのかな。。
クーラーボックスからにおいがしているのに開けられないから、怒っているのかな。。
このまま寝てる方のテントまで襲ってきたらどうしよう。。
心臓バクバクで、しばらく待つと、、、
遠くへ行った。。結構長かった。。。
その隙に旦那が「車に入れてくる!」と言って(今思ったけど、これももしかして危険すぎた?やっちゃいけないのかな?)出たら、穴を掘ってテントの中に入り、クーラーボックスが開けられて、中のお肉と卵が全部やられていた。。。
(開けれるんじゃん。。)
奪い合って、争っていたんだ。。
あー、餌付けしたつもりはないけど、なんだか生態系を守れなくて、申し訳ない。。でもきっと彼らもこういう経験をしてきたから、もう人間が来る場所にしか餌を探しに来ないんだろうな。。
(とにかく、わたしたちが無事で何よりだったんだけど。。)
しかし、キャンプ素人すぎる。反省。。
熊が出るところは厳重に注意されるため、嗅覚25倍だっけ?車にすら何も置いちゃダメで、熊が開けられないボックスがあったりする。
野生動物はどこのキャンプ場にもいるし、いつもクーラーボックスは外に置いていたし、甘かった。。
旦那は「いやぁーこわかったねー学んだな!」と言って、その後すぐに寝ていびきをかいていた。(だからハート強いって。。)
わたしは心臓がバクバクすぎて、息子のケアをして息子が寝てからも、まだちょっと遠くをウロウロしている枝を踏む音とかに、ビクッとなったりして、なっかなか寝れなかった。繊細さんは辛いぜ。。
(そして、旦那は夜にピクニックテーブルで寝そうになっていて、なんとか起こして連れてったんだけど、これわたしがもう先に寝ていたら、超危なかったな。。)
翌日、お隣さんに、
「あなたたちのところ、昨日荒らされてたわよ」
「そうなの。。卵と肉やられちゃった。。」
「なんで置いてるの!置いちゃダメじゃん!」
はい。。。おっしゃる通り。。。
でも次の一言がまたアメリカンだった。
「じゃあ彼らは昨日はpartyだったのねー!」
と。
日本人同士なら、隣でキャンプしてる人の食べ物が動物に襲われて「パーティーですね!」なんて言えない。笑
「大変でしたねぇ。。食べ物ありますか?」みたいになる気がするけど、それはそれでありがたいし、一方で、こうしてユーモアで返すのもアメリカのすきなところだ。
彼らは暴れて吠える声を聞いて、安全なキャンピングカーの窓から覗いていたんだな。。いいな。笑
その後、旦那とちょっとキャンピングカーのサイト、調べたよね。笑
そして片付けて帰ってきましたー。
でも子供たちはまたキャンプに行きたい!というので、やっぱり楽しんだろうなぁ。娘はアライグマ事件を知らないけど、息子なんて蜂もそうだし、アライグマもそうだし、それでも行きたいというから驚き。
ということで、楽しかったんやけど、なかなかな体験をしたキャンプでした。「すべては自分が体験したいから自らしてることだ」ってよく言うけれども。。。笑
安心、安全、大事ーっ!!
わたしたちはほんと都会っ子だわ。キャンピングカー乗った日にはもうテントには戻れなくなるんじゃないかな。笑
ということで、旦那はもう次のキャンプを予約しようとしていました。ハートが強い。。
キャンプがフラッと行けちゃうアメリカ。
でも自然を、野生動物を舐めちゃいけない。
そもそもキャンプ場なんて、人間が住んでいなかったところ、住めないところに作ってんだから、元々そこで生活をしていた野生動物からしたら、なんじゃこいつらは!って感じだろうな。
山を切り開いて田んぼや畑作ったところを「自然だー」と言ってる人に、「それは本物の自然じゃねぇ!」と言っている声を聞いたことがあるけれど、キャンプ場だって、人間が人工的に作った場所だ。
キャンピングカーの充電だってできる、Wi-Fiだってキャンプ場のストアで買えば使える、水道だって引いてある、プールだってある。これが自然?
でもその話を旦那にしたら、
「それは人間が自然の一部じゃないって言ってるようなもんやで。山を切り開くのも、人間の脳が発達してるからできること、その脳を持った人間も自然の一部やろ?それを自然じゃないってのは俺はよくわからんな。」
と言われ、最近ずっと頭の中にあって、あんまり表では言えないなぁ、言語化できないなぁって思っていた点と点が一気に全部つながった。
地球
気候変動
アクティビスト
工場のような家畜
命をいただく、という意識
でもライオンがハイエナに対して、命をいただきますって思うのか?
鯨がプランクトンや小さな魚を食べるとき、思うのか?
息子が「鶏さんありがとうだね、でもかわいそうだよね」という言葉、わたしの伝えたいことはこれなの?という違和感。
人間の発達している脳。
生きるためではなく、楽しむためにも食べることができる脳を持っている。楽しむために食べるんだよってメディアが洗脳することできるし、洗脳している方も、されている方も、人間の脳なんだ。
人間は感情動物。
いただきます、ありがたいって思って食べたい。
いただきます、でも動物を食べるのはかわいそうだなって思って食べる、もしくは食べない。
命を考えず、ただただ美味しい!最高!ってなんでも食べる。
とにかく三食食べようって何も思わず、お腹を満たすためだけにカップラーメンを食べる。
すべて感情を持っている人間特有なものであり・・・
ちょっと何が言いたいかわからなくなってきているけれど、
最近、ずっと、
「すべてはうまくいっている」
という言葉が頭にあった。
地球全体を見て、実は人間という動物がやっていることはすべて自然の一部。地球を守りたいというアクティビストたちも、地球というプラットフォームでお金のためだけに生きたいって思う人たちも、すべてが自然の一部で…
どう生きたいか?
一人一人が生きたいように生きたらいい。
誰の生き方も否定をしない。
んー、ちょっとこれ以上はセンシティブな内容で、表で書くのはこわさもありココで留めておきますが、なんかとんでもないところに辿り着いちゃったというか、突き抜けちゃったというか、スッキリしているんだけど、頭はクリアなんだけどパンパン、そんな感覚でいます。
それでもわたしは、やっぱり世界平和でありたいし、命をいただきますって感覚で生きていこうと思っているのだけれども。
ちょっとmixiに、また近々今わたしの中にあるものを書き留めておこう。
では、キャンプから、話がこんなところまで来ちゃいました。笑
今日もハートフルな一日を♡
また明日ココで♡