非常勤講師という選択肢もアリかも
こんにちは、RINGO_先生です。
私は昨年度、小学校高学年の
担任をしていて鬱になり、
一度教師を辞めました。
現在は違う小学校で
学習支援員として
働かせてもらっています。
一応、下記のような
記事を書くくらいには
この仕事を楽しんでいます。
しかし、最近
思い始めたことがあります。
それこそタイトルにもある
非常勤講師もアリなのでは?
ということです。
今回は私がそう思った経緯と、
非常勤講師と学習支援員の
違いについて話したいと思います。
どうぞお付き合いくださいませ。
1 非常勤講師を検討し始めた経緯
まずはこちらですが、
理由は大きく2つあります。
・授業をしたいと思えるくらい気力が戻ってきた。
・もう少しお金が欲しい。
この2つです。
まずはかなりポジティブな
理由になります。
昨年の私は教師という仕事に
対して猛烈に自信を無くし、
もう授業なんかしたくない
と思っていました。
しかし、支援員という立場で
様々な学級に入る中で、
徐々に気持ちが舞い戻ってきたのです。
「もう一度教壇に立ってみようかな…?」
なんてことを
考えられるようになりました。
嫌なことがあった時、
よく「時間が解決してくれる」
なんてことを言いますが、
これは本当に
その通りなのだなと感じました。
「うつ病」という病名を
つけられるまでに至っても、
正しい生活を心がけ、
何日もかければ
良くなってくるんですね。
こう思えたからこそ、
今のうちに色んな先生の
授業スタイルを
見て学んでおきたいと思います。
…で、もう一つの理由ですが、
お金がやっぱ欲しいんです。
先程の理由と比べると
やらしいですかね?(笑)
とは言っても、私は
単身+自家用車あり+賃貸暮らしです。
現在は学習支援員に加えて
いくつか仕事を兼ねて
生活していますが、
少しでも快適に生活するためには
やはりお金が必要なんです。
これらが、来年度は
非常勤講師をしてみようかなと
考える理由になります。
2 「学習支援員」→「非常勤講師」で変わること
さて、次に
「学習支援員」→「非常勤講師」
という動きにより、
仕事や収入がどのように
変化するかを
まとめていきます。
◆ 授業をする側になる
言うまでもなく、非常勤講師になれば
授業をする側の先生になります。
担任をすることはありませんが、
専科として決まった学年、学級の
授業を半年、または1年間担当します。
場合によっては別の先生が授業し、
その授業の補助として入る
「T2」として
任用されるケースもあります。
いずれにしても、
授業する側になるわけなので
支援員とは異なり
授業力が求められるようになります。
◆ 教材研究、課題チェックなどの時間外の仕事が発生する
授業をする側になるので
必然的に教材研究と
課題チェックが必要になります。
例えば私の例ですと
非常勤で中学校の英語を
1年間担当したことがあります。
その時は毎日職員室か自宅で
教材研究や宿題の丸付けをしていました。
また、テスト期間前には
自分で定期テストを作ったりもしました。
非常勤はあくまで授業1時間ごとに
給与が発生するシステムになるので
これらの仕事は実質無給です。
非常勤講師になると、
時間外の仕事や
持ち帰りの仕事が発生します。
◆ 勤務時間が短くなるのに給料が上がる
語弊があるかもしれませんが、
多くの場合はこうなります。
学習支援員であれば
時給900円前後で平日5日
子どもが学校にいる時間帯は
ずっと勤務することになります。
一方、非常勤講師であれば
時給2800円前後で平日に
半日の勤務になることが多いです。
(逆にたくさん働きたくても週16時間を超える採用は滅多にありません。)
教材研究や課題チェックに
どれだけ時間をかけるかによって
変わってきますが、
授業することに慣れていれば
勤務時間が短くなるのに給料が上がる
という状態になることができます。
◆ 社会保険から外れる(例外あり)
こちらも例外はありますが、
ほとんどの非常勤講師は
社会保険に加入させて貰えません。
週18時間以上の勤務の場合は
社会保険に加入できるため、
年金や健康保険を半額負担して貰えます。
つまり、教育委員会側としては
少しでもこれによる負担を
減らしたいわけです。
その結果、教育委員会は
多くの非常勤講師を
週16時間以内の雇用で採用しています。
それ以上の時間で雇用してもらえる
非常勤講師は本当に稀です。
学習支援員であれば
週5で6時間勤務なので
社会保険にも加入できますが、
非常勤であれば加入できないことが
ほとんどです。
3 終わりに
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
「もう2度と教師には戻りたくない。」
「2度と教壇に立ちたくない。」
一年前はそんなことを
考えていたのに、
日々子どもたちと温かく向き合う中で
気持ちが変わってきました。
自分の中で
とても嬉しく思います。
今年は1年間、学習支援員として
子どもたちと向き合うと決めたので
引き続きがんばりますが、
来年度は非常勤講師という
選択肢も前向きに検討したいと思います。
やはり私は
学校という場所が好きです。
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