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車椅子を返却しました——リハビリの新たな一歩(9週目)


約1ヶ月間お世話になった病院からレンタルしていた車椅子を、ついに返却しました。

全荷重の歩行が可能になってから1週間。それでもまだ普通に歩くことは難しく、足を踏み出すたびに痛みが走ります。しかし、その痛みを言い訳にするのではなく、「もう頼りすぎるのはやめよう」と決断し、車椅子を手放すことにしました。

正直なところ、「いつになったらスムーズに歩けるのか」「この痛みは本当に消えるのか」と、不安になる瞬間はあります。でも、未来を案じすぎても仕方がない。大切なのは、今この瞬間にできることに集中し、自分を信じること。

リハビリは、魔法のように劇的な変化をもたらすものではありません。一歩ずつ、地道な努力の積み重ねが、いつか確かな前進へと変わる。それはまるで、種を蒔き、日々水をやるようなもの。目に見えなくても、確実に成長しているはずなのです。

「昨日できなかったことが、今日できるようになる。」そんな小さな成功の積み重ねが、未来の自分を形作る。焦らず、でも確実に、自分のペースで進んでいこうと思います。

この挑戦を乗り越えた先に、新たな景色が広がることを信じて——。


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