【日本語訳】NEXTREND :Xdinary Heroes / VIBEマガジン / 2022年7月20日
VIBEに掲載されたインタビューを訳しました!
NEXTREND : Xdinary Heroes VIBE(바이브) (naver.com)
非凡な英雄の登場
仮想演奏ができるオンライン空間 '♭form'で出会った6人の子どもたち。それぞれの部屋の隅で「ロックスター」を夢見ていた彼らは、ここでで彼らだけの音楽をする。そして本当のステージに立つ。夢でだけ存在すると思っていた音楽家たちの熱望と望みを込めて、Xdinary Heroesが夢を現実へと変えている最中だ。
一人の音楽家の成長記を描いた映画を見るような彼らの世界観は、自然とその中に込められた音楽に対する関心を引き出す。非凡さ、独特さが認められにくい世の中で「こんな音楽は僕一人だけが好きでいるぞ」と思っていた彼らが出会い夢を共有したというストーリーを聞き、彼らの音楽が気にならないはずがない。だから、Xdinary Heroesの登場が楽しみだ。違うという理由で孤立していた人々を世界の外へ出してくれる「英雄」の発見だ。
再びバンドの時代へ
Extraordinary(非凡な、類まれな)を省略した ‘Xdinary’から分かるように、彼らの音楽は、歩みは異色だ。リーダーゴニルのドラムから、ガオンとJun Hanのギター、ジュヨンのベース、ジョンスとO.deのキーボードまで、6人全員が演奏者として活躍することでXdinary Heroesのアルバムは全トラックでバンド音楽だけが持つ躍動感があふれながらも、ふんだんサウンドを満喫することができる。
音楽の中に込められたストーリーも普通と正常と呼ばれる視線に合わせることなく、僕たちだけの道を歩むぞという並はずれた決心を掲げている。「俺がかわいそうに見えるのか頼むから俺のことはほっとけよ」と歌うタイトル曲'Test Me'をはじめに'KNOCK DOWN', 'Sucker Punch!', 'Strawberry Cake' 'Pirates, 'Test Me' Inst ver. まで6曲それぞれが違うサウンドを出すが、その中にはXdinary Heroesだけの考えやメッセージが共通して込められている。世の中が決めた基準に合わせることなく、彼らだけの音を出すバンドの音楽。再びバンドの時代が到来するようで、なぜか期待が高まる。
Xdinary Heroes インタビュー
Q. デビューシングル<Happy Death Day>に続いて2つ目の音楽です。前回のシングル形態とは違い、今回は6曲も収録されているミニアルバムで、より拡張した世界を見ることができるだろうと期待されます。今回のアルバムにはどんなストーリーが込められていますか?
ゴニル Xdinary Heroesの世界観の1つ目のストーリーが込められたアルバムです。お互いの存在も知らず、それぞれの人生を歩んでいた少年たちが♭formを通じて初めて出会うというストーリーを込めました。タイトル曲'Test Me'を含め、そのほかの収録曲も全て決められた型を破り、他人の視線や世間の流行にとらわれることなく自分だけの道を開拓していくぞという自信あふれる覚悟を込めました。
Jun Han それぞれの理由で疲れてしんどい時、僕たちの歌を聞いて勇気や力を得てもらいたいなと思いました。一発食らったけど、もう一度パンチする'Sucker Punch!'のように、僕は僕だ、僕を試すなという'Test Me'のようにです!
Q. 新しいアルバム<Hello, world!>では各自の人生を歩んでいた6人が♭formで出会い、第一歩を歩み始めたという世界観が込められています。実際に6人が出会う過程の中どんなエピソードがあったのか気になります。
ゴニル 実際に6人が集まった過程と仮想空間♭formを通じて集まった世界観はどんな面でも同じだと考えます。それぞれ遠く離れた場所で、あまりにも違う生活をしていましたが、音楽を愛する気持ちと、ステージの上に立ちたいという共通の気持ちで集まることになったからです。もちろん僕たちが1つのチームになってからまだ長くないため、ぶつかる部分もたくさんありますが、お互いに譲り合い、配慮しながらより一層固く、本当の1つのチームに生まれ変わっていると考えています。
ジョンス 実際に6人が集まった過程はそれぞれ違います。アメリカで留学をしていたゴニルヒョンを中心に、運動をしていたメンバーも、ダンスジャンルを準備していたメンバーも、そしてバンドを夢み事務所に入ったメンバーまで、みんな違う経緯で集まりました。そのせいか僕たちの出会いを描いた今回のアルバムにはより一層愛着が湧きます。
Q. 実際にXdinary Heroesはしっかりと各自の色を持ちながらも、チームとしてよく合わさった音楽を披露するチームです。Xdinary Heroesはどんな方法で音楽を作っていますか?
ガオン お互いのスタイルを理解しているため、メンバー1人1人のアイデアと考えを積極的に取り入れます。各自の個性と長所を活かすことを重要だと考えながらも、1つの方向性ができるとそれに合わせようと努力します。
O.de それぞれの性格や色を持った6人が意見を合わせることができた理由は、リーダーであるゴニルヒョンの努力が大きいと考えます。ゴニルヒョンがいつも横からでも、前からでも、後ろからでも来てくれて、みんなが頼れるように配慮してくれてるおかげで、僕たちだけのいい音楽ができるんだと思います。
Jun Han 曲を作るときはいつも僕たちだけのカラーを優先し考え作業に挑みます。そして曲を作る過程では6人全員の意見を、いろんな形でまとめます。
Q. 6人全員がアルバム制作に参加したという点に目がつきます。各自どの曲のどんな部分に参加したのか紹介してください。
ジョンス 僕はタイトル曲である‘Test Me'、そして収録曲 'Strawberry Cake’, ‘KNOCK DOWN’の作詞作曲に参加しました。
タイトル曲'Test Me'の作業をしたときは、本当にありのままの僕たちの特徴を考えながら、まだ少し未完成でも僕たちの考えと価値観に対する確信だけは揺れることなく、言いたいことをストレートに吐き出せるキャラクターに集中しようとしました。なのですごくストレートでありながらも、楽しい曲が誕生したのだと思います。
ゴニル 'Strawberry Cake'の全体的な内容とテーマを作る際に参加しました。「童話」というキーワードから始まり、これ以上操り人形のように他の人の視線に合わせて生きないぞという内容を込めました。
O.de ‘Test Me’と‘Sucker Punch!’そして ‘Pirates’の作詞作曲に参加しました。制作過程で最も考慮したことは、どうすればこのトラックにいいメロディーを合わせることができるかでした、未熟ですが、だからこそ一生懸命悩み、努力しました。
ガオン 僕は収録曲である‘KNOCK DOWN’ と‘Strawberry Cake'この2曲の作詞作曲に名を連ねました。曲を通して伝えたいテーマを構成し、それに合ったアイデアを出しながら曲の方向性と内容、全体的な曲の形を作る際にアイデアを付けくわえました。‘KNOCK DOWN’ はシックで自由な雰囲気が感じられたらという思いを込め、 ‘Strawberry Cake'は決められた型を強要し、自分の利益のため人を騙して利用する人々を批判する内容を込めようとしました。
ジュヨン 僕は‘Pirates’と‘Sucker Punch!を一緒に作業しました。‘Pirates’のメロディーは、映画 パイレーツ・オブ・カリビアンの主人公ジャック・スパロウを思い浮かべ、自分だけの旅を見つめ、海に向かう海賊に感情移入し曲を書きました。‘Sucker Punch!' は悪党とヒーローの対立を考えながら、明るく活き活きと皆がぎょっとするようなコードを加えサウンドを完成させました。
Jun Han 僕は‘Test Me’と ‘Sucker Punch!’ の2曲に参加しました。特に ‘Test Me’は僕たちの色と背景をよく表している曲であるため
ストーリーを考えながら歌詞を書くことに重点を置きました。そして‘Sucker Punch!’ はボーカルのニュアンスが醍醐味の曲なんですが、悪党のような声を出すための過程が特に楽しかったです。
Q. 自慢する部分が多いアルバムだと考えます。特に自慢したい部分があるなら?
Jun Han 自慢できる部分は各歌ごとに伝えようとするメッセージをしっかり伝わっているだろうという部分です。「僕を試してみろ」と話す ‘Test Me’,自分のことを閉じ込めようとする人に対する批判を込めた ‘Strawberry Cake’など、感情や気持ちをよく込めた曲だという点が自慢したい部分なので歌詞に集中して聞いてくださるとうれしいです。
ジュヨン 'KNOCK DOWN’ではドラムとベースがぴったり合った時、そして上げ下げするような感じがするメロディーを聞くと全身に戦慄が走ると思います。
Q. <Hello, world!>を披露したい究極のステージをどんな姿ですか?どんなステージ、装備も可能な場合。
Jun Han 仮想世界での完璧な合奏に挑戦してみたいです。僕たちの世界観が存在する’♭form’が現実に実現されるなら、たくさんの人が負担なく楽しめる、そんな空間になるのではないかと考えていました。何よりに多様で、たくさんの人と一緒に音楽を楽しむことが僕たちの究極的な目標です。
ジョンス やってみたいステージがいっぱいあるんですが、僕たちの始まりを描いたアルバムなので、実際に始まりの姿を収めた映像を編集し、上映した後に僕たちが登場するステージをするのも面白いと思います。VRを活用してもっと近くで公演を楽しむ方法も目新しいと思いす。
ゴニル ボストンのTD Gardenでドラムとベースで観客の胸をどんどん響かせたいです。華麗な照明と電光掲示板の前でXdinary Heroesと観客が一緒に歌う場面を想像すると、胸が熱くなります。
Q. 「誰もがヒーローを夢見る」Xdinary Heroesはこのフレーズから始まります。XdinaryHeroesが考える「ヒーロー」はどんな姿ですか?
ジュヨン 自分が大切に考えていることが何であれ、それを守ろうとし、愛する気持ちを持つ人だと考えます。
ジョンス アイアンマンやスーパーマンのように本当にかっこよく完璧なヒーローもいますが、僕は日常の中で子どものためにどんなことでもする両親も、また別の真のヒーローではないかと考えます。
ゴニル 僕が考えるヒーローは嘘と誤魔化しが溢れる世界の中で、誰も分かってくれなくても任されたことを正直に黙々とやりきる人だと考えます。そんな方々がいることで世界がより美しくなってるからです。
ガオン 犠牲になる人、ヒーローとヴィランの違いは「他人のために自分を犠牲にするか、自分のために他人を犠牲にするか」にかかっていると考えます。他人のために自分を犠牲にすることができたら誰でもヒーローになれると考えています。