少ないもので豊かに暮らす
私は、家になるべくモノを置きたくないタイプ。
自分が把握、管理出来ない量を持つことがストレスを感じ、余白こそ正義、空間のゆとりは心のゆとりにまで繋がると考えています。
一方で、家にはたくさんのモノがあり、それを幸せに感じている人もいるでしょう。
そういう方がいることは、否定しません。
私にも、そういう時期もありました。
高くて良いものを身に着ければ、自分の価値までもが上がった気分になったり、自分の日々のつまらなさや物足りなさをモノを買うことで埋めたり…
モノが多くなりすぎて整理できず、部屋は散らかり放題で足の踏み場もない…幸せになる為に買い物をしていたはずなのに、いつからかそのモノたちに支配され始めている…
現代では、ネットショッピングも普及し、何でも簡単に買えてしまうからこそ、家にモノが溢れて、片付けられなくて苦しんでいる人も多いです。
ショッピングは、身近で簡単な娯楽でもあります。
手元のお金が減る事実はありますが、それ自体は努力したり苦しい思いをすることはありません。
非常に簡単に、快楽を得ることが出来てしまうのです。
そしてお金がなくなり、その為にまた時間を費やして働き、そしてまたストレスを解消するために買い物をし…という悪循環にハマってしまってはいませんか?
前置きが長くなりました。
ということで今回は、少ないもので暮らすコツについて順番にお話ししていきます。
1.使っていないものを処分する
少ないもので暮らすために、まずしなければならないのが、現在家にある使っていないものを処分すること。
先に片付けようとしてしまう方がいるのですが、それはNG。
収納グッズを使って、使わないものをわざわざ収納する必要はありません。
せっかく買ったのに、まだ使える、いつかは使うかもしれないのに、処分するのはもったいないって?
気持ちは分かります。
しかし、何年も使っていなかったのに、今後も使う予定もないのに、もしかしたら持っていたことすら忘れていたのに、本当にこれから使う日が来るのでしょうか?
2.なくなってから、買う
家にモノが多い人の特徴として、同じ役割のものを複数持っていることが挙げられます。
反対にモノが少ない人は、一つのもので色々と代用が出来ないか考えます。
まとめ買いしたらお得だから、今日が安いから…といってむやみやたらにストックを購入していませんか?
ストックは、管理に場所と時間を取ります。
今使わないものの為に、今が暮らしにくくなっていたら本末転倒。
それに、そのモノたちの為に無駄な家賃を払っていると考えることも出来ます。
ストックがあるからと、消費が早くなってしまうことも…。
私は自分の家でストックは持たず、ドラッグストアやスーパーを自分の倉庫のように考えています。
どうしてもストックを持ちたいなら、数を決めましょう。
3.一つ買ったら、一つ捨てる
少ないもので暮らしたいのであれば、モノの数を決めることも有効です。
同じ役割のものであれば、定数を決めて、一つ買ったら一つ手放す。
これだと、一気にモノを手放すよりも感情的にも簡単で、ゴミ捨ても大変になりません。
一度要らないものを処分した後は、またモノが増えていかないように、これを習慣にしましょう。
スニーカーの数や、食器の数など、きっちりでなくても大丈夫。
この引き出し、棚に収まる分だけ、などざっくりでも効果があります。
4.「モノを沢山持っている=豊か」という価値観を手放す
もし、モノを多く持っている方が豊かだと考えているとしたら、その価値観はアップデートしましょう。
モノを多く持っていると豊かなのは、モノが少ない時代のこと。
現代は、モノが溢れ、比較的何を手に入れるのも容易です。
そんな時代には、沢山モノを管理しきれないほど持っていても、何も素晴らしいことではありません。
それよりも、自分が大切に出来る量のモノを厳選して持つ方が、よほど地球に優しく、スマートだと思いませんか?
モノの価値は、あくまでモノの価値であって、あなたの価値はそれでは決まりません。
5.余白を楽しむ
部屋にモノが減ってくると、喪失感を感じて、何だか寂しいと感じてしまいますか?
そういう場合には、余白を楽しみましょう。
部屋をモノで埋めることだけが幸せではありません。
余白は意識しておかないとすぐに埋まってしまう、ある意味では何かで埋めるよりも儚くて尊いものかもしれませんよ。
余裕があれば人生が上手くいくように、自宅にも余裕を持たせることに勿体なく感じる必要はないのです。
もちろん、活用して、人生を豊かにしていっても良いでしょう
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少ないもので暮らすようになると、いつからか人生を身軽に感じ、嘘のようですが行動力もアップして、何でも以前より積極的に動けるようになります。
そして、いかに自分が無駄な買い物をしていたかに気づけば、それ以降は無駄な買い物をしなくなります。
特にお金で簡単に買えるものに関しては、焦って買う必要もないですし、また必要になればいつでも買えると気楽に考えることが出来るようになります。
浮いたお金はインデックス投資で運用すれば、自分の代わりに働いてくれるキャッシュマシーンを少しずつ手に入れることも出来、更に人生が良くなっていきます。
社会貢献も出来ますし、環境にも良いです。
そして自分が亡くなったとき、残された家族の負担も少なくなります。
私の理想は、ホテルのような部屋で毎日暮らすこと。
統一されたインテリア、掃除の行き届いた部屋で、人生を過ごす。
これを理想として、余計なものを持たない綺麗な部屋をキープしていきたいと思っています。