2月6日 獅子座満月 〜純粋な自分自身の力を取り戻す。生命が歓ぶ本質的な生き方へと突き進む時〜
2月6日3時27分頃、獅子座で満月を迎えました。
今回の星読みトピック
◉ 満月のエネルギー
月・太陽・天王星で形成するTスクエア
◉ MC・火星・キロンで形成する調停
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◉ 満月のエネルギー 月・太陽・天王星で形成するTスクエア 〜純粋な自分自身の力を取り戻す。生命が歓ぶ本質的な生き方へと突き進む〜
月は獅子座17度に。
『ベストを着ていない聖歌隊』
● 特別な何かではなく、日常などごくありふれたものの中にも、自分の気持ちが高揚できるようなものを発見する。
● 日常の中に見出す神秘や歓び。
● 公共的なこと、他者と共鳴して働く、利害から離れ無私の協力の中で感じる歓び、など、我が不在かのような状況でも充実感を味わえることを知る。
● 特別な装いをせずとも生み出せるハーモニー。
● 平凡の中に埋もれている等身大のキラメキ。
●公的なものに飲み込まれそうな時に垣間見る独自のパッション。
という意味の度数。
月を照らす太陽は水瓶座17度に。
『ガードをしている番犬』
● 人と人との領域の侵害について考える。
● 理想や理念を実現する時に生じる、異なる立場や考えでの権利の侵害。
● 公共的なものが侵害する私的なものと、私的なものが侵害する公共的なもの。公共と私。
●私的なもの(未熟なエゴ)に飲み込まれそうな時に発動する、エゴを抑制できるもの。
という意味の度数。
満月は8ハウスで迎えました。支配やコントロール、切っても切れないような縁やしがらみなどを示すハウスでもあります。
一般的な価値観など、社会や集合意識の創り出す得体の知れない大きなものに支配され、自分がつまらなく無力だと感じさせるもの、自分の力を奪っていくものから自分を取り戻す。
自分が幻想を抱いている”特別な存在”ではなく、本来の自分自身の中に輝かせるべき価値を見出していくこと。
得体の知れない何かに埋没させられた世界の中から、自分の生命エナジーが湧き起こるような本来の自分らしい生き方を見出す。
まずは自分の生命の力を取り戻すこと。
自分本来のハーモニーを奏でているか。
自分自身でいることに安心出来ているか。
不当な扱いに対して跳ね返す力も必要です。
自分自身の尊厳を大切に出来た時、他者の尊厳の大切さを理解することが出来る。
過剰な欲求により他者の領域を脅かすのは、内なる獅子が不安に怯えているからでもある。
特別な力を振りかざさなくても、存在することで既にこの世界に何かの影響を生み出し続けている。
魂が感じる歓びに素直に、生命を目一杯楽しむこと。
内なる獅子が成熟することで、成熟した獅子たちが創り出す社会、水瓶座の示す公共性が宇宙的調和によって動き始める。
生命エネジーが湧き起こる本来の生き方について、全天体順行の今、もう一度意識してみると良いかと思います。
抜け良く世界が見えてくるかも知れません。
この満月は、エゴとの向き合いがテーマのひとつであると思います。
獅子座はエゴを成熟させていくサインでもあり、水瓶座はその成熟したエゴを世界に調和的に実現していくことを目指すサインでもあると思います。
自分の望みを叶えていくことと他者との折り合い。自分という存在をこの世界に発揮させていくこと。
そのためには、自分自身の”エゴ”の本質を見抜き土台から成熟させていく必要があるのだと思います。
未熟なエゴではなく、本来の純粋なエゴ・魂からの欲求をしっかりと立ち上げること。
そして、それぞれの純粋なエゴが調和しながら個の持つ創造性を発揮していくこと。
(*他に思い当たる言葉が見つからずエゴという言葉を使ってますが、用語に関する専門知識がなくて、間違ってたらごめんなさいw
ここで言う純粋なエゴは、宇宙・魂・心・体、がシンクロしている状態。魂からの欲求。真我という状態が近いのかな。また未熟なエゴは、恐れや思い込みなどによって本来持つ純粋なエゴから歪んでしまった自己意識や欲求、としています。)
宇宙・魂・心・体、がシンクロしている状態。
これは1月22日水瓶座新月の翌日起こった金星・土星のコンジャンクションのテーマでもあります。
(*前回の水瓶座新月の回の後半で書いているので、併せて読んでみて下さい。)
今は特に、宇宙・魂・心・体、のシンクロを意識的に過ごすことはとても大切だと思います。
自分の魂からの欲求と宇宙的な大きな流れを感じてみること。生命が求めることはどんなことか。
自分自身への信頼感と宇宙の大きな流れへの信頼感。意志を持ちながらもコントロールを外していく。
創造の源泉である個々の持つ本来の純粋なエゴが、生き方の指針となり、調和した多様な世界を創造していく。
話がちょっと飛びますが、最近の印象的な社会的現象で、三浦瑠璃氏の夫の太陽光発電の事業の問題が噴出しましたが、その裏側に潜む大規模太陽光発電の利権問題や、近隣住民の意向を無視した自然破壊など、私欲と他者の権利の侵害など、まさしく今回の満月の悪例としてリンクしてるなーと思ったり。
政策も人権を無視したものが横行していて、大きな何かが煮詰まってきている感満載ですが、宇宙的流れと真逆に進んでいる社会を目の当たりにすることで、生命にとっての本質的な歓びに意識を向けるよう人類の方向転換を強く促しているのだと思います。
社会・世界が変化するためにも、内なる獅子を成熟させていくこと。
この満月には、前回の水瓶座新月翌日に逆行を終了し強烈にエネルギーを放った天王星が、Tスクエアという成長を促す葛藤の配置をタイトに形成しています。
目醒めよ人類!のエネルギーが全力で降り注いでいる時が続いてます。
天王星は5ハウス、純粋な創造性を発揮する部屋に。5ハウスは獅子座のナチュラルハウスでもあり獅子座のエネルギーも強化されています。
天王星は変化を促すエネルギーですが、変化の鍵は、純粋な歓び、生きる楽しさとそこから生まれる創造性にあり。
生命が歓ぶ生き方にシフトし、世界創造の主導権を自分の手の中に取り戻していくこと。
歓び・楽しむことの感度を上げ、より純粋に上質なものにしていくこと。
前回の水瓶座新月はセルフイノベーションがテーマでしたが、開拓のエネルギーは全力で継続しています。
未知への変化を恐れず突き進んでいきましょう。
小さなことからでも実際の行動を起こしていくことが大切だと思います。
本来の自分の力を取り戻す、というのが満月のテーマでもありますが、今認識している自分とは違う、”本来の自分”というのがまだまだ眠っていることもあるかも知れません。
これまでの自分らしさにこだわらず、生きる歓びを感じるもの、生命が活き活きとするものに向かって突き進んでいきましょう。
葛藤や努力を伴うこともあるかも知れませんが、それを乗り越えてでもやってみたいと思えるか、夢中になれるか、も選択のポイントになりそうです。
◉ MC・火星・キロンで形成する調停
〜同じ失敗を繰り返さないために〜
満月のエネルギーは生命が歓ぶ生き方へと変化を促していますが、この調停のエネルギーもそれを後押しするような感じ。
達成点なども示すMCは天秤座10度に。
『危険な流れを抜け安全な場所にたどり着いたカヌー』
● 様々な困難な体験を大きな視点から客観視することで、感情に溺れることなく冷静に判断する力を手に入れる。
火星は双子座12度。
『生意気に自己主張する少女トプシー』
● 伝統や共同体に依存する生き方に反抗し、個人の権利を主張する。
傷のありかやトラウマを示すキロンは牡羊座13度に。
『成功しなかった爆弾の爆破』
● 社会を早急に改革しようとしたり、新しい概念による画期的な変革をもたらそうとするが、考えの浅さによって失敗する。
満月のエネルギーは生命が歓ぶ生き方への変化を促していますが、新しい世界へ進む前にほんの少し一呼吸置いて、これまでのことを振り返ってみる時間をとってみても良いかも知れません。
これまでと同じような失敗を繰り返さないために、今の自分の状況とこれまでの自分の変化を確認してみたり。
現状を客観視することで、今の気持ちだけでは見えてこなかったもの、見落としていたこと、などが見えてくるかもしれません。
失敗を恐れることはないけど、過去の経験からの智慧を使い、同じ失敗を繰り返さないよう工夫をすることは出来ると思います。
自分自身の人生における変化にしても、長い歴史の中での社会の変化にしても。
特に、今は大きな時代の転換期なので、同じ失敗を繰り返さないよう智慧が必要だと思います。
大きな視点、いろんなものからの視点に立って思いを馳せてみてください。
何につまづいてきたのかしっかりと見据えて、新たな道を進んでいくこと。
また、火星も個人の権利についてがテーマであり、キロンにもジュノーという正当な権利の主張を示す小惑星がコンジャンクションしています。
全体的に、何かの犠牲になることなく自分の人生の主導権を自分がしっかりと握っていくための変化という印象。
自分を思い切り生きることが、これまでの魂の癒しとなり、新たな創造のエネルギーを生み出していくのだと思います。
長い長い時間の節目であり、新しいスタートを切る時ですね。
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