#6 考えるのに国語って大切(読解力)

息子たちよ。
よく国語のテストや本を読んでいても、「日本語だから読めるよ」と言っているけど、本当に読めているのだろうか?本当に内容を理解しているのだろうか?なぜそういう理解になったのか、細かく説明できるだろうか?
少なくともお父さんは、子どもの時代を考えると何となく読んで、何となくとしか理解していないと反省しているよ。

日々のテストがどうとか、受験がどうとか、そういったことは全く求めてなくて、これからの人生、学業でも、仕事でも、趣味でも、本や記事を読んで物事を理解することは本当に大切

そんな中で、おすすめしたい本はこれ。

■本を読むべきポイント
①「要約づくり」と「要旨づくり」の違い
②「読む」と「読解」の違いを分かりやすく定義
③「読解」のプロセスを分かりやすく構造化

①「要約づくり」と「要旨づくり」の違い
▶「要約づくり」・・・文章全体、または段落の内容を短くまとめる作業
▶「要旨づくり」・・・書き手がもっとも伝えたいことを短くまとめる作業

②「読む」と「読解」の違い
▶「読む」・・・あらすじや要約を作るための読み方
▶「読解」・・・要旨を作ったり書き手の言いたいことを解釈したりするた
        めの読み方

③「読解」のプロセスを分かりやすく構造化
▶読解とは大きく二つのプロセスから成り立っている
・プロセス①:読む→文章の全体像を把握する
・プロセス②:解釈→書き手の一番言いたいことを解釈する
※注意:「読む」と「読解」という行為は、どちらが優れているということではなく、「読む」は「読解」のイチプロセスであるということ

お父さんは、物事を理解する時には、その物事を構造化し、全体像を把握した上で、言葉の定義をしっかり置くべきだと思っている。
この本は、まさに国語の「読解」という行為において、今までフワフワ、感覚で行っていた行為を言語化してくれる本だと思う。

特に「要約」と「要旨」の違い。
学校でも仕事でも「要約」という事はよく飛び交うが、実は「要約」という言葉は「要約」と「要旨」に分けられ、どれくらいの人がこれを理解して使っているのだろうか?という事。
学校の参考書で使われている「要約」という言葉でさえも、2つの意味がごちゃ混ぜになっている気がするよ。

そういった意味で、読解というプロセスを構造化し、言葉の一つ一つを定義してくれているこの本を読んで、正しく物事を理解できる人間になってほしいな。




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