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さくらちるおと 《詩》

さくらちるおと

みえぬいま

ながれしかわの

むこうには

いきてもどらず

ひがんあり

わたすもりびと

はないかだ


桜散る音

見えぬ今

流れし川の

向こうには

生きて戻らず

彼岸あり

渡す守り人

花筏



初出:2023/03/29 note(書き下ろし)

 すこし前に書いた短歌で「いろは」をいれたこともあり、なんとなく浮かんできました。

 七五調ながら音が重複しており、手習い歌にはなりませんが今の季節ならではの小話ではと。

 此岸の人間は花筏に乗れませんし。


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りんどん
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