生理とおさらばするのに年間2万円使っている話
現代を生きる女に最も不要な機能、生理。魔法の薬で生理を止めて1年経過し、無事定期検診で問題なしの結果をもらったのでかかった費用についてまとめる。初診とお薬一年分(28日×13)で約2万円でした。私はもう閉経まで一生これに頼ると心に決めた。
◆はじめに
この記事は私の体験談と感想です。大抵の女性にオススメできそうですが、体とお薬のことなので軽率に個人輸入したりしないで必ず信頼できる産婦人科に相談してください。
◆経緯
生理用品に2万円使ったのち、妊活終了を決断した頃に婦人科に行った。
生理もういらねんすけどどうにかなりませんかと。
候補としては3ヶ月程度生理を止められると噂のヤーズフレックスや、投薬が不要なミレーナを考えていたのだけども、
・とにかく生理の出血が面倒、可能な限り止めたい
・PMSもしんどいからどうにかして
・できれば40代以降も継続して使える方法がいい
と相談したところジエノゲストという薬を提案された。
副作用覚悟で試したら私にはぴったりで、見事に生理とPMSが消失。365日出血がない生活、快適ー!!!むしろ毎月股から血を流しながら平静を装って過ごさなきゃいけない女の生活isしんどすぎ何あれ?設計ミスが過ぎる。
生理用品は(私はもう不要だが!)相変わらずシンクロフィット推しです。
◆効果と副作用とネック
魔法の薬の名前はジエノゲスト0.5mg。
出血やPMSの軽減に効果がある薬で、私の場合は出血は完全に消滅。周期的な異常な眠気やイラつきも減ってるのでPMSもたぶん消えている。副作用として、飲み初めは3ヶ月程度ダラダラと不正出血が続いた。吐き気等はなかった。
ジエノゲストの1番やっかいな点は1日2回服用が必要なこと。この薬の最大のネックはここです。めんっっどくさい。子育てで規則正しい生活を強いられているためなんとか続いている。あとは、最大3シートしか処方してもらえないのでストックがない時期に被災して通院できなくなったりするとすぐ詰むのが懸念点。はやくインプラント方式で一気に5年くらい意識の外に飛ばせるようになってほしい。
低容量ピルと違って血栓のリスクが上がらない薬だそうなので、40代以上でも閉経まで服用できると説明された。なので、喫煙者等血栓リスクで低容量ピルを諦めていた層にも一考の価値ありとおすすめしたい。同じく血栓症リスクなく生理を軽減する方法としてミレーナもあげられるが、こちらはPMSには効果薄だそう。PMSに悩んでいない人の場合は、一度入れたら3年?5年?とか効果が持続するそうなのでミレーナも良さそう。手間が少ないに越したことはない。
私が通っているクリニックではないけど、低用量ピルとジエノゲスト(ディナゲストとジエノゲストは同じ薬)の違いについては以下の記事が分かりやすかったよ。
◆費用
保険適用で、初診や毎年の検査のほかは1シート(=28日分)約1000円。金銭面では生理がなくなったことによりナプキンを始めとした生理用品代がゼロになったのも嬉しい。
以下詳細。
2月 7,293円 初診+血液検査+子宮頸がん検診+1シート
3月 3,339円 問診+3シート
5月 3,090円 処方のみ3シート
8月 3,090円 処方のみ3シート
11月 3,090円 処方のみ3シート
(ここまでで合計19,902円初診+検査+13シート)
2月 6,560円 血液検査+子宮頸がん検診+1シート
3月 3,270円 問診+3シート
いま通っているクリニックが全員女医/子宮頸がん検診が過去イチ痛くなかった/Web予約可/待ち時間が短い、と大当たりなので閉経も更年期もずっとここで相談するつもり。
◆やっぱり生理まわりについて思うこと
生理用品ジプシーしたときも書いたけど、いちいち高いし面倒。1シート1000円は安くなったよ。保険適用はすごいよ。でもさーーーー、副作用は結局ガチャだし、必要なこととはいえ最低3ヶ月ごとの通院のためのスケジュール調整は大変だし、負担しかない。マイナスをゼロに引き上げるためになぜ年間2万円+通院の負担を背負わなければならないのか、腹が立って仕方がない。2万円あれば買いたいものがある、2万円あれば行きたい場所がある。もう令和なんですけど。現代を生きる女の、女にしか降りかからないこの理不尽な負担が、どうかどうかもっとゼロに近づきますように。医学の進歩と社会の変化を心から願ってやまない。
おしまい。