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少女漫画で育った私はどうしても指輪が欲しい|書く習慣Day6

最近気がついたらブライダルジュエリーのサイトを見ている。
キラキラしたダイヤモンドと、シンプルながら凝った素敵なデザイン。
いつ見ても心が踊った。

私は小さい頃から少女漫画が好きだった。
ずっと好きだった人と両思いになって、付き合って、最後は片膝ついて素敵な指輪と共にプロポーズされる…

大人になった今、そんな綺麗に物事は進まないって分かっているけど、プロポーズに対する憧れは変わらなかった。

今時プロポーズの時に指輪を渡す人は少数派らしい。
数十万円というお金を「使わない指輪」に当てず、豪華な旅行をしたり、普段使うアクセサリーにしたり、生活のために貯金したり。

どれも将来を考えた素敵な考えだと思う。

それでも私は漫画の見開きのページの
「結婚してください」っていう言葉と、その証のダイヤモンドリング
これを諦めきれなかった。

いま結婚を約束している彼には「プロポーズの時は指輪が欲しい」と伝えてあったが、同棲して半年経ってもその気配はなかった。

指輪に関する知識だけが増えていった。

やっぱり少女漫画みたいにトントン拍子に進むことってなかなかない。

待ってるだけじゃいけない。
ここは漫画の世界じゃないんだ。

私はジュエリーショップを数件予約して、週末に彼氏を連れていった。

サイトの中で見ていたジュエリーが、いま目の前にある。
実際見てみると印象が変わったし、つけてみると気になっていたデザインのリングが似合わなかったり、いろいろ発見があった。

お店を見渡すと、男性1人で来てるお客さんは全然いなくて、ほとんどカップルだった。

どこかでプロポーズはサプライズであって、指輪は彼が準備するものって思い込んでいたのかもな。

彼もどうしても1人でこういうお店に入るのは勇気がいるし、どんな指輪を選んでいいのか全然わからなかったらしい。

これを機に結婚の具体的な話もできたし、いつまでに指輪を作るか、どういったデザインにするかの話もできた。

まだジュエリーのサイトを見るのは辞められないが、今は純粋にワクワクした気持ちで見ることができる。

せっかくだから、普段から付けられる素敵なリングにしたいな。

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