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教養卒論のテーマの決め方と文字数稼ぎテクニック(やる気のない人向け)
初めまして、林ライスと申します。
某大学の教養卒論に関するブログはたくさんありますが、具体的なテーマの決め方に踏み込んだものは少ないと思ったので、ブログを書いてみます。
記事の内容の前に注意点です。この記事は、教養卒論を最低限の労力で得単したい人向けの記事です。真面目に頑張りたい人には不快な内容となりますので、ブラウザバックを推奨します。
1. 教養卒論のテーマに求められる3要素
まずは、教養卒論のテーマに求められる要素について確認します。私が思うに、教養卒論のテーマには以下の3要素が必要です。
論文っぽい内容であること(≒新規性がある)
参考文献が入手しやすい・読みやすいこと
書きやすいこと
1. の「論文っぽい内容であること」ですが、教養卒論は卒論なので、論文らしさが求められます。実は、論文っぽくない内容でも書くことができるらしいですが、やる気のない人が論文ではない駄文を提出すると、不合格のリスクがあります。そのため、論文っぽい内容にするのが無難だと思います。
2. の「参考文献が入手しやすい・読みやすいこと」ですが、教養卒論では、論文または書籍2冊から引用しなければなりません。しかし、テーマ次第では、参考文献が見つからなかったり、難しい文献しかない場合があります。そのため、参考文献が入手しやすく、読みやすいテーマにしておくことが必要です。
3. の「書きやすいこと」ですが、教養卒論では、5,000字以上書かなければなりません。そのため、すらすら5,000字を書けるようなテーマが理想的です。
ちなみに、よくある誤解として、「教養卒論のテーマは、自分の専門と関係があるものでなければならない」というのがあります。実際には、例えば数学系の人が文学をテーマにしてもよく、テーマのジャンルはなんでもOKです。
次の章以降で、これらの要素を満たすテーマの決め方について説明します。
2. 論文っぽい内容であること(≒新規性がある)を満たすには
「論文」は、調べ学習ではないので、何かしらの「新規性」が必要になります。つまり、何かしらの新しい主張をしなければならないのです。しかし、短い提出期限の中で、新しい主張をできるテーマを探すことは困難です。
そこで、手っ取り早く新規性を出せるテーマの考え方を紹介します。それは、
「既に議論されている問題(先行研究)を、対象を限定して議論しなおす」
です。
例えば、既に議論されている問題として、「高校で古文を教える必要があるのか?」(以下:古文は必要か?)を考えます。この問題はTwittwr(X)などですでに広く議論されています。そのため、これをそのままテーマにした場合、自分で新しい主張をうまく考えられなければ、新規性がなく、調べ学習になってしまいます。(所詮は合否科目なので、調べ学習でもたぶん得単できますが)
そこで、一般の人から対象を絞って、「数学科にとって古文は必要か?」としましょう。これなら新規性がありそうに見えませんか? 「一般の人」や「理系の人」に対して古文は必要か?を議論する人はいますが、「数学科」まで絞ると、同じ議論はほとんど存在しないでしょう。(仮に存在したとしても、得単できます)
このように、対象を限定して議論することで、簡単に新規性を作ることができます。
また、この決め方のテーマは、「書きやすいこと」も満たしています。対象を限定しても先行研究とほぼ変わらない結論になるので、先行研究の議論とほぼ同じ議論すればいいだけだからです。例えば先の例で、先行研究の結果を「大人になってから使わないから、古文は必要ない」とする場合、まず先行研究を引用して、先行研究の結果を示した後、数学科の人が古文を使うかどうかを議論すればOKです。先行研究とほぼ同じ議論なので、あまり頭を使わずに書くことができます。
3. 参考文献が入手しやすい・読みやすいことを満たすには
前章までで、テーマの決め方の大枠は述べましたが、「既に議論されている問題(先行研究)」を、「参考文献が入手しやすい・読みやすい」ように選ぶ必要があります。そのやり方は、
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