見出し画像

あまりにも狭いハコに大勢のサポーターが集まる現象についてあなたは目にしたことがあるか?

こんにちは 応援評論家のリンシューです。


あまりにも狭いハコに大勢のサポーターが集まる現象についてあなたは見たことがあるだろうか?最近こういう例はあまり見れなくなっている気がします。最近で言うと、先日行われた味の素フィールド西が丘での天皇杯 法政大学ーガンバ大阪 の一戦はそうだったかもしれません。あの狭いハコにあの数のガンバサポーターは衝撃でした。


過去でいえば、JFLや北信越リーグ最終年あたりの松本山雅FC、長野パルセイロ。いわゆる地獄の北信越時代付近のあたりはよく観れた光景なんじゃないかと。改修前の南長野総合運動公園で2011年に行われたJFL信州ダービー(信州クラシコ)は、たかがアマチュアリーグにもかかわらず超満員。キャパシティ3000人程度と言われていたこの球場の当日公式発表は3,849人だった。


この頃の松本というのは特にカテゴリーとサポーターの数があまりにもあっておらずアマチュアレベルのアウェイ球場では応援の鳴り物禁止会場が増えた要因にもしばしばなっていたようです。笑

松本という異様な例を除いたとしても、やはりダービーというものは人々をカテゴリーにとらわれず集客する力があるようであり、実はJFLより更に下層リーグ東京都リーグでもしばしあった。2014年に赤羽スポーツの森(赤スポ)で行われたスペリオ城北ー青梅FCだ。ダービー名はなくとも都内の下部カテゴリーの小さな町クラブの対戦に大いに賑わい、席に座れず、立ち見や球場外で見る人まで現れている。

こちらは2014、2015、2017と行われた赤スポでのスペリオ城北ーアローレはちきた(現アローレ八王子)の王子ダービー。(八王子と城北地区 北区の王子のどっちが有名かダービーみたいな感じで売っていた 球団主導なのかは不明)

まちを背負ったダービーはこんなにも熱いのか。
大げさに言うとキャパシティを無視したような熱い盛り上がりを感じれる空間がつい最近、日本にあったのだ。


しかし近年はサッカーのレベル、文化の底上げを図る故、新カテゴリーJ3リーグが新設され、たいていはそのレベルにあったスタジアムで試合が可能となっている。そのため、このような空間が珍しくなってしまったのも事実だ。それはいい事なのだが少し寂しさもある。「いまそれが見たいなら東南アジアへ行け」ある浦安サポーターが私に言った。日本の8部リーグで観客600人 夢がある。また近いうち、どこかのチームがやってみてほしいものである。


地域を愛するもの、チームを愛するもの。その愛郷心は、カテゴリーにとらわれず存在する。いつかあなたの街にもこのようなクラブが出来るかもしれない。あなたも小さなスタジアムで大声で叫び盛り上がってみたくなってきませんか?


リンシュー




いいなと思ったら応援しよう!

林周/リンシュー
このサイトの運営継続のためのサポートよろしくお願いします。