朝4時前。
アラームはなっていないが若干20歳の細長いやつが「リンさん、朝です!」と起こしてくる。
外は暗いし朝なわけねーだろが。
普通にブチ切れた。
と言う感じでついに俺のHPLが始まった。
HPLとは、私が毎年12月に開催している、世界3大カップと呼ばれているうちの一つである野球大会。
エンターテイメント性を追求しつつ、景品の額が額だし、そもそもプライドってものがあるので普通にレベルが高い試合になってたりする。
そして車に乗りこみ、この若干20歳にも荷物を運ばせた。
長坂和輝投手だ。
彼は大学の友達の結婚式でナンパした逸材だ。
デカイし、若いし、代表資格複数あるし、出会い方おもろいし決まり!お前HPL出ろ!
そんなことを言って勝手に呼んだ。
良い奴の目してたし、勝手にその場で出場を決めた。そんな選手。
5時前。別の場所で現役時代ファンしてくれてた子を拾った。
手伝いをしてくれるとのことだった。
ですが手伝いではなく、普通に馬車馬のように働かせてしまった。これは就労ではない。申し訳ない。
けど、今度美味しいご飯も連れてくし恋愛相談乗るから許してくれ。
自分のファンの子と、結婚式でナンパした子を同じ車に乗せ、下妻へ向かう。
そんな俺なりの下妻物語。
そして5時をすぎた頃
空知地方の独立リーグ全制覇してる最初で最後の男から電話がかかってきた。
「いまどこー?車壊れた」
んな事あるわけねーだろ!
神様にブチ切れた。
矢野龍太っていうんです。
この時林周は柏市内にいた。
直ぐに似内に電話をかけた。
そしたらすぐに迎えに行ってくれた。
何だこの無駄の無い連携プレーは…
そう。みんな報連相がしっかりできるから。すぐ連絡に出れるようにしてるから。みんな4時に家を出てるから。
事故・お迎え組は
普通に球場設営に間に合った。
偉すぎる。
7時ごろ。下妻に着いた。
セイコーマートでクロワッサンを買った。
このあと富良野時代のチームメイトみんなから
お前こればっか食ってたよな笑
といわれとても懐かしくなった。
そうそう北海道パンクロックリーグなのになんで下妻でやるのかって?
北海道って名前をつけてるのは、主催者の私が北海道リーグ出身だから。
そして下妻でやるのは、ただ下妻市の対応が素晴らしいから。ただそれだけです。
あと、下妻と言えばあのヒット映画下妻物語を思い出しますよね。
偶然にも僕の現役時代の登場曲はトミーフェブラリーさん。
下妻物語の主題歌もトミーフェブラリーさんなんですよ。
運命を感じました。
もっというとトミタオートさんからのホームラン賞の景品はダイハツのミラ。
ダイハツのミラはかつてこのトミーフェブラリーの自分の登場曲がタイアップした曲でした。
まじで運命かも。
時をもどし、この大会の起源は21年のクリスマス。
普通に僕の引退試合をやって貰ったんです。
だけどこの年、僕は引退しなかったんです。
22年に北海道リーグは分裂して、
その片割れに所属することになりました。
現役はここで終えることになりました。
引退後、そしたら今年もやるかみたいになり、当時の奈井江ストレーツのスタッフのみっさんや、当時や昔のチームメイト、なんか機械がなくて一緒にやれなかった人、1年目の先輩の佐々木広大さん、何故かずっと冬場練習してくれてた平岩直人さん、出身の二松学舎大学野球部、オフシーズンずっとお世話になってたBIGWINGS印西の代表さん含め1部メンバーが凄く頑張ってくれて
22年、北海道パンクロックリーグが開催されることになりました。
あれから早3年。
もう4回目。
そしてこんなにもたくさんの人が来てくれた。
今年はマッチデープログラムが用意できて、両方のチームが鳴り物の応援をして貰えて、引退セレモニーができて、、、
本当にここまで大変だったけど
皆さんの協力でこんなにも素晴らしい
手作り独立リーグが出来るんだなと感動。
試合中の振り返りは
頑張って作ったハイライト観てくれ。
ここからは出場してくれた選手の紹介をするよ!
最後にお客さんの皆さん、選手に本当に良くしてくださってありがとうございました!
選手は皆さんの気持ちで頑張れています。
まだ現役の選手も多数います。
是非、今後も応援してあげてください。
見に来てくれてありがとう!
ばいばい。
林