『エコー・イン・ザ ・キャニオン』
『ローレル・キャニオン』を観たら絶対に観たくなる『エコー・イン・ザ ・キャニオン』…とうぜん観てきました。朝イチで
良席とるため早めの6:20御殿場発のバスに乗り到着するや安着祝。
場所は音響が好きな劇場、新宿のシネマカリテ。ロジャー・マッギンのMartinがいい音してたなぁ〜♫
この劇場には私なりの座席のこだわりがあってね。大好きな最前列A-5を間違えてA-6取っちゃったw。でもやはり劇場はいい。リンコロシネマも頑張ろっと。
映画はボブ・ディランの息子ジェイコブ・ディランがトム・ペティ、ジャクソン・ブラウン、ロジャー・マッギン、スティーヴン・スティルスなどの大御所のインタビューを中心に自身の仲間たちとのライブシーンを挟む形式。特にブライアン・ウィルソンが登場した時の圧倒的な存在感が凄かった!
ジェイコブの仲間達というのはベック、ジェイド・カストリノス、レジーナ・スペクター、キャット・パワー、ノラ・ジョーンズなどローレル・キャニオンに影響を受けた次世代たち。この演奏シーンやリハーサルシーンも出来るだけ良い音で観たほうがいい。
そういえばジェイコブ、ベック、レジーナ、キャットが当時のたくさんのレコードを前にして「あの時代の音楽は今より深く夢に直結してた」という台詞が印象的だった。
『ペット・サウンズ』などの名盤や出演者たちの名曲にまつわるエピソードが50年以上たった今、本人達の口からダイレクトに聞くことができるってのも贅沢だし改めて深みが増す。てか、そこまで赤裸々に語っていいの?とかね笑笑。
20年くらい前までずっとブリティッシュ一辺倒だった私の世界がアメリカン・ロックに目覚め、どんどん深みに入り、その奥深さに気づき今なお新鮮に響く。まことに持って幸せな音楽人生なのだ。
そして映画は良い。
日本人でありながら細野晴臣さんや久保田麻琴さんの音楽に深みがあるのは、ありとあらゆるルーツ・ミュージックへの探究心と敬意があるからだと思う。
例えばブルースが生まれた背景なんて皆んな知ってるだろうけど、もし知らなければ少し勉強したほうがいいと思うしロックやポピュラーミュージックをやってるなら尚更それらを知ることで歌の深みが違ってくるはず。ルーツを知るということはそういうこと。
『エコー・イン・ザ・キャニオン』は最後の最後のエンドロールがハイライトなので見逃さぬように。
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