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ちょっと箸休め。怒りの矛先を改革の力に向けてみて。悲しみに変わるまえに。
日曜日AM9:00〜は、バーチャル美術館。
Eテレ『日曜日美術館』を毎週欠かさず観ています。
さて、コロナのパンデミックのインフォデミックの渦に呑まれそうでテレビを離脱して早5ヶ月。遅れをとらまいと必死に時代を追いかけてましたが、心が疲弊してしまい辞めました。そのため、現在ウチのテレビは、ほぼ"日美"専用になっております。
主なニュースなどはネットで、好きな時間に自分のペースーで、その他必要なモノは自分で取りにいくスタンスにしたら、空いた時間が増えてゆったりした生活になりました。
そしてなにより観なくなった最大の理由がもう一つ。
まだテレビ生活だった当時、ワイドショーを観ていた私に、息子がこう言い放ったのです。
息子「ママは、この事件をどう思う?」
私「悪いことをしたことはいけないけれど、どうしてそうなってしまったのか知りたいな。」
そしたら息子が堰を切ったように話し始めたのです。
「どうして大人たちは、結果だけでジャッジしたがるのかな?
ぶつけどころのない悶々とした思いをただ加害者に向けてるだけだよ。
そのプロセスや当事者の背景を知ろうとしない。
悪い結果を責め立ててもなんの解決にもならないよね。
表面しか見れない社会って窮屈だなっ。」
うわっわっわっー。
そうですよね。仰るとおりです。息子よ。
いろんな大人の事情があるから一概には言えないけれど、子どもの目にはそう映るみたいです。
恥ずかしくなりました。
母もその類でしたから。
その後、じっくり話し合いました。イデオロギー、育成環境、性格など世代の差はあるから理解の視点は変わるけども凄く解るよ。母さんだって痛いほど身に染みてる。
けれど一人の力や想いだけでは変えることが難しいのが現状で。強い信念ほど気持ちが纏まってないし、ぼんやり霞がかったカタチにならぬモノだけ。生活することで精一杯で。
だから目を背けたり瞑ったりボリュームを下げたり消したり、その事には触れない喋らない事で素知らぬ顔でやり過ごしてたよ。
母さんは、まるで、世渡り三猿だね。
キミは、純粋な三猿みたいで安心したよ。
日光東照宮、透かし彫りでお馴染みの三猿。
『見ざる・聞かざる・言わざる』
のことわざわざは、幼きお猿さんに込めた願いの①が、本当の意味らしいのですが、現代では②として捉えられてることが多いそうです。
① 子どものころは、悪いことを見たり聞いたり話したりしないで、素直にまっすぐ成長しなさい、という意味。
② 大人の処世術として、余計なことは見たり聞いたり他人に話したりしないほうがいい、という意味。
でもね、世の中には、
社会を変えようとしてる大人も沢山いることを母さんは知ってるよ。
キミは、まだこれから広い世界を見ることになるよ。そして、多くの人と出逢い、多くの価値観を知って体験して、どうしようないくらいの恋をして愛を知って、赦す(許す)ことを学んで人の弱さや狡さも愛おしいと思えるようになるよ。
自分だけの強みという武器を見つけ、それを活かすことで変革を起こすことができるよ。
大丈夫、仲間も現れるから。心強く感じられるよ。
あまり未来を悲観しないで、現実はいくらでも変えられるよ。
怒りの矛先を改革の力に向けてみて。
あなたには、まだまだ沢山の時間があるよ。
母さんと一緒に、理想とする社会を考えみようよ。
世界のみんなも生きやすい世界、創造して具現化していこう。
自分を信じて
決して、諦めないで!
未来はきっと明るいよ。
もがいたぶんだけ、大きな喜びが待ってるから。
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