登園自粛の中、夫婦リモートワークで仕事と家庭を両立させる5つのコツ
東京都の外出自粛の発令受け、子どもが通っている保育園から医療従事者や警察官などのお子さん以外、登園を自粛をしてほしいというお願いをされました。
「自粛」というものの、事実上の登園停止。
夫婦共働き。二人とも実家は遠方なので、両親に子どもを見てもらう選択肢はありません。仕事をしながら子どもを家で保育するとなったとき、ファミリーサポートや、ベビーシッターサービスなんかも選択肢になります。けれど新型コロナ対策のため、不特定多数の人との接触はなるべく避けたいとなるとその選択肢も消えます。
幸い、私も夫も会社がリモートワークを推奨していたこともあり、登園自粛の間は基本的に、家で1才7カ月の子どもを保育しながら仕事をすることにしました。
それから約1週間。夫婦でリモートワークしながら1才7カ月の子どもを保育しながら仕事を両立させるため、試行錯誤する中で取り入れてよかった5つを紹介します。
スケジュール(特にミーティング)の共有
夫婦2人で話し合った結果、それぞれ交代で子どもを見よう、となりました。けれど、二人ともミーティングに入ってしまうとそれができない。
ということで、Googleカレンダーで私と夫の家族共有カレンダーを作成。仕事でミーティングの予定が入ったら、家族共有カレンダーにも予定を入れてお互いいつミーティングの予定があるか把握できるようにしました。
そうすることで、お互い予定の入ってる時間を避けてスケジューリングすることができる。結果、2人とも子どもを見れない、ということが解消されます!
ただ、相手のミーティングが入っている時間は、子どもを見ながらの仕事…つまり、ほとんど仕事になりません。なので、会社のメンバーが見れるGoogleカレンダーの予定には、夫がミーティングの時間に「即レス不可」と入れて対応が遅くなることを分かるようにしてます。
仕事部屋をいつ・誰が利用するか決める
子どもが登園停止になる前も夫婦でリモートワークをしてましたが、その時感じたのが「仕事をする場所と、生活する場所を分けるべき!仕事場所を分けておくと、仕事スイッチが入る。」ということ。
これを子どもを家で保育しながら実践しよう!と思ったけれど、私の家は残念ながら仕事場所を2部屋用意できるほど広くありません。なので朝、お互いのスケジュールを共有しながら、「この時間はミーティングが入ってる」「この時間、集中して作業したいことがある」といいながら、誰がどの時間帯に仕事部屋を使うかを決めることにしたんですが、これがとてもよかった!
ちなみに、朝食を食べながら次のコツについても合わせてお話するのがおすすめです。
当日の子どもスケジュールを確認
保育園に通う子どもは、1日にごはんを何食を食べると思いますか?え、朝昼晩の3食じゃないの?と思った方、残念!保育園に通う子どもは家+保育園で1日に合計5食も食べてるんです!
7:30 朝食(家)
9:30 おやつ(保育園)
11:00 昼食(保育園)
15:00 おやつ(保育園)
18:00 夕食(家)
私の子どもも保育園に1年通った今、1日5食が子どもの1日の生活リズムになってます。なので、自宅保育になってもできる限りこのリズムに沿って規則正しい生活をさせたい。
…となったとき、どの時間帯にどちらが子どもの食事を用意して食べさせるか。食事の用意と食べさせるのを分けて対応するか。
朝ごはんを食べながら、お互いのスケジュールを確認しつつ、仕事部屋をいつ誰が使うか話すと同時に、誰が子どもに昼、おやつ×2、夜の食事を用意して食べさせるかを決めます。
その時、A4の紙に対応できない時間と、子どもの活動予定を書いて壁に貼ると可視化できていいですよ。これも次のコツにつながります。
家事・保育の可視化
ある日、夫が1日中ミーティング続きの日。朝昼夜の食事の用意+片付け、子どもの日中の相手+食事、買い物。洗濯。やらなきゃいけない仕事は何ひとつ終わっていないのに、家事と子どもの保育をほぼすべて私が引き受けた日がありました。
終日続いたミーティングが終わり、仕事部屋から出てきた夫。夕食を食べ終えた食器そのままに、YouTubeを見てくつろいでる…。
その姿を見て、私は、思わずキレました。
「え、今日私はあながた仕事できる環境をつくるのに、家事も保育も全部対応したから、今日自分の仕事を何一つ進められてない。なので子どもを寝かしつけたあとに今日やるべき仕事を進めなきゃ…と思っていたのに!あなたは食べ終わった食器をそのままにして、食器洗いまで私にやれと!?」
そこで話し合いをした結果、どちらがどの家事や保育をやったか、紙に書きだしたスケジュールの中に書き込んで可視化するようにしました。その結果、家事の偏りが見える化されて、「日中は厳しいけど、夜に食器洗いと洗濯物畳むのと、朝ゴミ出しできそう」「じゃあそれ以外私やるね」という会話ができるように。
共働きで仕事しなきゃいけないのはお互い様。とはいえ現実的に50:50できれいに分担するのは難しい。そんな中、家事がどちらか一方に偏らないようお互い歩みよって行動することで、もやもや解消につながることがわかりました。
聖域をつくる
子どもが家から出なくてもごきげんで過ごすのに欠かせないもの。それはテレビ。
「子どもの教育のため、テレビは見せたくない」なんて言ってられません!録画したEテレとYouTube、Amazon Prime Videoは子どもの友達であり先生であり、欠かせない存在です。
テレビをうまく使いながら育児と仕事を両立させると決めましたが、そこでリモートワークする上で問題になるのは「音」です。私の家はそこまで広くないので、リビングでノリノリで見ている「おさかな天国」の動画の音楽が、ノイズキャンセリングを超えてイヤホンの先のミーティング相手にも聞こえてるかも。
「音の心配をせず、快適にミーティングをしたい」と思い、リビングの音が聞こえにくい部屋に机と椅子を運び込ぶと・・・周りの音がマイクで拾われることを気にせず気兼ねなくミーティングできる聖域ご出来上がりました!
たとえ、その聖域がお風呂場だったとしても、Zoomの壁紙を仮想背景にすればどこにいるかなんて相手にはわからないですよね。
まとめ
子どもが登園停止になる前はにも数日夫婦でリモートワークをしてましたが、子どもがいるとその何倍も大変で、仕事にならないことが分かりました。
年齢が上がるにつれて、家にいる間に子どもに「教育」させる必要があったりと、子どもの年齢によっては上記のコツじゃ対応しきれないこともあるかと思います。
それでも、誰かの何かの参考になれば嬉しいです。これからも保育しながら夫婦リモートワークの日々は続くので、追加のコツが生まれたらまた書き足してこうと思います。