「カワプロで場づくりに挑戦。」
川崎ワカモノ未来PROJECT(通称:カワプロ) で高校生のマイプロジェクトに伴走するメンター活動を去年に引き続き今年もやっています。川崎ワカモノ未来PROJECTとは、NPO法人カタリバが川崎市から委託を受けて始まったプログラムです。
NPO法人カタリバは、"全国高校生マイプロジェクト"という、高校生が自分自身の興味関心や地域の課題を解決するプロジェクトを立ち上げ実行する、実践型探究学習を全国に広げる活動に取り組んでいます。川崎市は、若者の社会参加を促し、若者の声を市政に反映していく取り組みを加速させようと考えています。両者がつくってきたマイプロジェクトプログラムが組み合わさり、2016年にカワプロが始まりました。(参考:https://www.katariba.or.jp/activity/project/kawapro/)
去年から
「もっと高校生のうちから家族と学校の友達以外の多くの社会人や大学生、他校の高校生に出会うことで多様な価値観に触れる機会があったらいいのではないか。」
「生きづらさを感じている高校生にとって、『家』と『学校』だけではない、第三の居場所があったらいいのではないか。」
という問いを持つようになりました。
先生や両親などの縦の関係でもなく、友達という横の関係でもない、ナナメの関係から高校生に寄り添う。ちょっとお兄さんお姉さんという関係だからこそ話せる内容があったり、高校生にとって想像しづらい大学生像が簡単に描けたり。高校生の「やりたい!」という意欲をナナメの関係から灯す活動がとても素敵だなと思ってこの活動に取り組んでいます。
8/3の「Vol.1ヒラメキlab」にてカワプロ4期生はキックオフを終えました。現在は2週間に1日のペースで、任意参加のプロジェクトをブラッシュアップする機会「カワプロcafe」を開催してます。今回担当している高校生は去年と同様2人。この2人にとって自然になんでも話せるような存在になれるよう、関わり方を日々模索中です。
9/14に行われた第3回カワプロcafeは、二子新地にある「駄菓子の木村屋」さんのコミュニティースペースで開催されました。駄菓子屋さんという場所でやってみると、いつもより和やかな雰囲気が流れ、高校生との会話も駄菓子を通して自然と弾んでいきました。いつもは区役所で開催されることが多いのですが、場の力ってほんとうに大きいなと感じました。カフェでは毎回みんなで軽いアイスブレイクゲームから始まり、大学生メンターとプロジェクトを進めていきます。地域の大人の方も相談役としていらしてくれることがあるので、新たな視点からのアドバイスや、心強い方を繋げてくれることもあります。 今回のカフェこそは、「こんなあったかいカワプロの場に少しでも力になれたらいいな。」と思い、アイスブレイク係に立候補しました。"高校生との距離を縮め、自然と心を開きたくなるような関係づくり"や、"場の空気から緊張がほぐれて自然とあたたかくなるような場づくり"。そんなことを意識しながらゲームを考えるのはとても貴重な経験でした。主体的に場に関わろうとしてみると、去年よりも見えてくることがありました。高校生1人1人の表情だったり、その場の人の感情だったり。ただ参加するだけのときよりもその場にいる全員の気持ちを意識するようになりました 。今回のアイスブレイクを経て、主体的にジブンゴトとして場に関わろうとする姿勢こそが、高校生との関係づくりの際にも最も重要なのではないかという気がしています。高校生がプロジェクトを進めていく上で悩んでいることや感じていることをジブンゴトとして捉えて一緒に寄り添っていく。高校生の想いを尊重して、ときにそっと背中を押してあげられるようなそんなメンター活動をしていけたらいいなと思いました。
第5回カワプロcafeは実は昨日の10/12でした。台風により延期になってしまったけど、ちょうど中間発表の予定でした。中間発表は第6回10/27に延期。キックオフから発表までのちょうど真ん中の時期。カワプロ3期生OGOBとともに開催されるカワプロcafeとても楽しみです。
そして12/1にはこの約4ヶ月でカワプロ4期生の高校生にどんな学びがあったのか発表する「Vol.2ハナサクpresentation」が行われます!(https://www.facebook.com/events/480708095811307/?ti=icl)
去年担当した3期生の子の発表姿はほんとうにキラキラ輝いていて思わずうるっとくるほど感動したのを忘れません。今年の子の輝く姿も今からとても楽しみです。