小さな小さな成長とこれから。
学生最後の年4年生を迎えた。去年の4月は挑戦したいことがたくさんあり、ドキドキしつつもワクワクしながら、「全て成功させるぞ!」とやる気に満ち溢れていたのを思い出す。初めてのブログ記事でも全部を本気で頑張るという決意表明をしたのを覚えている。
“今年はどうだろうか。”
去年よりは比較的落ち着いているように思う。けれども落ち着いているというのは、去年よりやる気がなくなったわけでは決してない。去年より物事を楽観的に考えることのできる余裕が生まれたのではないだろうか。長い目で見るということを教わったからかもしれない。
去年のゼミでは、今まで教えられてきた「効率的に動こう」とは真逆の「直感と好奇心で動こう」という先生の言葉に違和感を覚えた。それどころか「謙虚に素直な心で学ぼう」という姿勢を忘れ、独りよがりに反感すら覚えたのを思い出す。去年の未熟な自分には理解できなかったようである。そんな違和感と葛藤しながら1年間ゼミ活動を続けることで何かが変わったのを初回のゼミで確信した。長岡先生の直感と好奇心の説明が自分でも驚くほどすんなり理解できたのである。理解できただけで成長したとは全く思わない。私自身まだまだ未熟者で、去年の4年生には到底及ばない越境量と発信量である。今年も課題の多い1年になると思う。けれども1年間違和感から逃げずに向き合うことで「直感と好奇心で動きたい」と心底思える日が訪れたのである。これについては素直に嬉しかった。
今年は去年よりもっともっと直感と好奇心で越境したい。考えてから行動するのではなく、行動してから考えることを意識したい。時間があり、失敗を許してもらえる学生という残りの1年を決して無駄にしないようにしたいと思っている。不安よりも、モチベーションが高まるばかりである。今年は越境量を去年より増やすというのもそうだが、ただ越境することが目的にならないようにしたい。そして越境した後のアウトプットをしっかりしたいと思っている。いい文章が書けるために、苦手な本からも逃げないで、楽しんで本を読みたいと思う。1年しかないけれど、あと1年もある。絶対に無駄にしたくない。有意義な1年にしたい。
そして個人的な目標だけではなく、今年は去年よりもっと意識して「ゼミをつくるのは自分たちだ」ということについて真剣に取り組みたい。というのも去年はフリーライダーになったつもりはないが、どこか4年生や先生、チューターに甘えていた部分があると思うのだ。まだゼミ1年目だからとどこかで自分に甘えて誰かに頼ることが多かったと思う。でも今年はもっと自分から積極的に場づくりに関わりたいと思っている。でもそれは決して引っ張っていきたいと思っているわけではない。むしろ先頭に立って引っ張る能力には胸を張るほどの自信はない。だから先輩後輩関係なくフラットに思っていることを共有し合えるリラックスした環境になるように場づくりに貢献したいと思っている。そして自らの越境体験やアウトプットの記事を見て、自然と去年の4年生のように、誰かに頼ってもらえる存在になれたら理想だなと思っている。言うのは簡単で実行するのがとてつもなく難しいので、サボってるなと思ったら新ゼミ生も関係なく助言してもらいたい。そうやってフラットに越境の報告や思っていることやりたいことを話すことのできるリラックスしたゼミになるといいなと思う。