キラキラ輝く大人たち|47キャラバン#35@兵庫
先日、ご縁がありポケットマルシェの高橋さんが開催している『REIWA 47キャラバン in 兵庫』に同行しました。
HPを下にスクロールすると、高橋さんの経歴と同行された大学生、社会人のみなさんが記した今までのキャラバンのレポートが見られます!いろんな視点、書き方があっておもしろいですよ!ぜひ!!
初対面の高橋さん…原動力(エネルギー)がすごかった!キャラバンに同行してよかったー!と思いました。
つるまき農園さんのご紹介
さて、今回お伺いしたのは、つるまき農園さんです(兵庫県神戸市北区淡河町)!!
(1点お詫びがあります。メモに夢中で写真を撮っていませんでした…。)
主にサツマイモを栽培されており、ポケットマルシェでは”紅はるか”の干し芋を買うことができます。
干し芋の名産地、茨城県から買った干し芋用のスダレに規則正しくのっているイモたち。色もフォルムもかわいかったです。
干し芋を食べさせていただいたのですが、甘くておいしくて、つい何枚も手を伸ばしたくなりました。
鶴巻さんの経歴
干し芋だけでなく、鶴巻さんの経歴にも魅力を感じました。
高校までは東京に通い、 ’満員電車はもういいや~’ ということで関西の大学に進学。
学生時代にはボランティア活動をされ、子どもたちとキャンプなどを経験。
また、就職先ではNPOにて子どもの貧困や孤食について活動。
ボランティアやNPOの活動を行い、さまざまな問題に直面した後、 ’絆創膏を貼るのではなく、根本からやっていかないとだめだ!’ となったそう。
経験と行動力がすごいですね…。 絆創膏を貼るのではなく…は初めて耳にした言葉でした。もっと掘り下げてお聞きしたいと思いました!
”まちづくり”の活動
現在は、ご家族で兵庫県神戸市北区淡河町に移住されている。
鶴巻さんは地域のまちづくり、コミュニティづくりにも尽力されている。
淡河町は若い世代の方も多く暮らしており、子育てがしやすい街を目指し、お金とは切り離した(ビジネスではない)活動をされている。
私は”まちづくり”というキーワードに反応。 今の学校でまちづくりの勉強もしているからです。今度、農園だけでなくコミュニティづくりについてもお話をお伺いさせてください…!
ふと、鶴巻さんから
「マイクロファーマーです」
とのお言葉が。 …? マイクロファーマー? 何だろう? と思い調べてみました。
マイクロファーマーとは・・・ 農業を学びたい人の中でも、農業と農業以外の仕事の両立を目指すもの。神戸ならではの立地(3分の1が農地、都市と農村が30分ほどの距離の近さ)を生かしたもの(以下から引用)。
おお。神戸は都会!ビル!というイメージを持っていたけれど、農地がたくさんあり、農村から都市まで30分ほどで行けるとは…。私が理想としている暮らし方法の一つだなあ、と感じました。
イベントについてもご紹介いただきました。
”EAT LOCAL KOBE"
毎週土曜日10:00~13:00、東遊園地にて朝市を開催。
神戸市を中心とした兵庫県内の農家さん・漁師さん・猟師さん、加工品・飲食店を経営している多種多様な方々は集結する。
朝市、という響きは素敵だ。
兵庫県内で暮らしていたにも関わらず、なぜ今まで朝市の存在を存じ上げなかったんだろう…。学校の友達を誘ってぜひ行ってみます!
短い時間で感じたこと
最後に、
「自分で自分の時間を作れるので、夕飯を作ったり子どもたちと遊んだり自由にできるんです。」
笑顔で私たちに話している姿はとてもキラキラ輝いていた。
↑つるまき農園さんのブログです。人柄が素敵でした~!
ありがとうございました!
講演会へ
つるまき農園さんにお伺いした後、夕方から“REIWA47キャラバン in 兵庫”が兵庫県立会館で行われました。
(兵庫県民会館…院の入試試験以来でした!あの時の風景が今でも思い出せる…。)
12名の方にご参加いただきました。
講演の前、ホワイトボードの後ろでゴソゴソしている高橋さん
…準備が終わってホワイトボードを動かすとそこには、
Happy birthidayの文字が!
なんと、講演日当日は、兵庫食べる通信の編集長・光岡さんの誕生日だったのです♪
後から、生産者の田中さんも誕生日だったことが判明!
高橋さんは急いで+田中さんと書いていました(笑)
何というか…この関係性・雰囲気好きだなあ、と思いました!
幸せの議論を始めましょう!
みなさんにとって“幸せ”とは何でしょう?
美味しい食べ物を食べているとき、働いているとき、家族と話しているとき、友達と笑っているとき、ゲームをしているとき…
私にとっての幸せは、笑顔になれているとき、きれーいな色の空(朝でも昼でも夕方でも)を見れたときです!毎日おいしい食べ物を食べて、誰かとおしゃべりをして、何かで笑って…。笑うことができなかった日は、うーんと落ち込むことがあります。
“笑う”ことは自分の人生の中で最重要項目だと思っています。
このノートを読んでくださった方、自身の幸せ、好きなことについて改めて考えてみませんか?良ければ共有してください🌸
「ちゃんとしなさい」とは言われなかった私
私はちゃんとしなさい。と言われたことが無い。親にも、学校の先生にも。たぶんふざけながら言われたことはある。
周りから見たら、私はいわゆる“ちゃんとした人”“良い子”だったのかもしれない。
ちゃんとしなさい、だけでなく、それはだめだよ、など否定的なこともあまり無かったし、勉強しなさい、とは1度も言われたことが無い(勉強終わったら?と言われるぐらい(笑))。
それは、私が勉強好き(学ぶことが好き?)だったからかもしれない。
※好きだと気付いたのは最近です。
当時は感じなかったけれど、私が今好きなこと、興味があることに挑戦できているのは家族の力が大きい。やりたい!というとできない理由を探さずにできるように環境を整えてくれた。家族だけでなく親戚に力も借りながら。
院生になった今、自由にやりすぎて逆に心配されているし特に弟から注意をされている…。
こういうことをあまり思うのもどうか、となるけれど、家族からたまに受ける注意に愛情を感じてしまう。
正直、成長するにつれて、ちゃんとしなきゃ、きちんとしなきゃ、と思うことが増えた。
ちゃんとって何すればいい??て頭が混乱することもあった。
そんな時、私はノートにばあっと悩みを書いたり、好きなマンガを読んだりして一度自分自身を落ち着かせる。
何かしら行動しなきゃ落ち着かないのだ。
今思うと、小学生~中学生のころの自分は、好きなことをやりながらもどこかで我慢をしていた。友達に嫌われることに対して恐怖感を抱いていた。
嫌われることに対しての恐怖
これは今も持っている。自分自身の最大の弱点だと思っている。
前までは克服したいと思っていたが、今は思っていない。恐怖を感じることがある、というのも私の性格として受け入れて向き合っていく。
外集団同質性バイアス
講演会でこのような単語を初めて聞いた。
外集団同質性バイアスとは、自分の所属する内集団には多様性があると認知するのに対し、所属していない外集団には均質でステレオタイプであると認識する心理的傾向のこと(makitani.netから引用)。
このような話が出た。
「農家さん」「障がい者」と一括りにしているのではないか。
農家さん、という名前の人はいないし、障がい者、という名前の人もいない。
この話を聞いて思い出したことがある。
小学校のころ、同じ学校に障がいをもった子たちが入るクラスがあった。
私は休み時間、みんなのところによく遊びに行っていた。何を思ってそんなに行っていたのかは分からない。ただ楽しかったこと、障がいを持っているといっても遊べるじゃん!!と驚いたことはあった気が…。
その子たちのお兄ちゃん、お姉ちゃんは私の友達だった。私にはそのころ、障がい者という概念はあったけれど、その子たちを障がい者とは呼ばなかった。家族がつけてくれた名前でみんなを呼んでいた。
雑草という植物は存在しない。という言葉とも同じだ、とも思った。
私は今、“農家さん”と一括りで呼んでしまっている。敬意をこめて呼んでいるつもりだったが、昔も今も私の中での農家さんはずっと祖父母のイメージが大きいのだ。
これから、農家さん、ではなく名前で呼ぶことができる方をどんどん増やしていきたい。
田舎に実家がある私から。
みんな、田舎と言われるところに1ヶ月でもいいから滞在してみて欲しい!!
想像しているより大変な毎日かもしれないけれど、暮らしている方々と話をするだけでも人とのつながり、食べることについて考えることができるかもしれません。
田舎に暮らしている方も一度、都会に出てくると地元の良さが何倍にも膨れ上がって実感できる可能性があるからおすすめです。
キャラバンに参加できて良かったです!
お会いしてくださった皆様、高橋さん、ありがとうございました!!
key11. rina