見出し画像

ポッドキャスト翻訳プロジェクト第7話「音声版とテキスト版の違い」

こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら

今回は、音声配信とテキスト配信の違いについて話してみたいと思います。

noteを始めて半年、合計100本を超える記事を投稿してきました。そのうち半分は音声版、もう半分はテキスト版。実は、同じコンテンツを音声版とテキスト版の両方を同時投稿してきたんです。

そもそもnoteを始めた理由は、当初のnoteを見ると「インプット・アウトプット・相談」という、なんのこっちゃ分からない理由を書いていたんですが、具体的に言うとポッドキャストが面白い事をより多くの人に知ってもらうために、noteを始めました。

今では、ポッドキャストの広報活動の一環として、おすすめポッドキャストを紹介したり、ポッドキャスト関連のニュースを翻訳してまとめたり、noteで繋がったコミュニティの皆さんにポッドキャスト会というイベントを開催したりと、いろいろな活動をしています。

1.テキスト版と音声版は別物

そんな中、配信するコンテンツにかかわらず、ずーっと続けてきた事の1つが音声版とテキスト版の同時投稿。合計100本以上試行錯誤し続けてきた結果、気づいたことはテキスト版と音声版は別物という事。

noteを始めた4月末。テキスト版からまず書き始めて、文字の中央寄せとか、強調とかにこだわって、パッと見見やすいレイアウトにしてみました。ただ、それ、音声版では全く関係ないんですよね。

しかも、パッと見見やすく箇条書きにしようもんなら、読むときに、見出しの「・」をマルって読むのか、それともイチ、ニ、と数字に置き換えた方が良いのか、書いて見やすいものが、実は声に出すと読みづらく、何度も書き直しました。

要は、テキスト版が出来たからと言って、それが簡単に音声版の台本としては使えないという事。

2.音声版台本作りのコツ

noteというプラットフォームの中でも、「読まれる文章」を書いている方が多いと思います。文才があって、物語があって、書き方やビジュアルも素敵とあって、やっぱり目で見るコンテンツとしてとっても魅力があるものが多いんです。

ただ、それを声に出して読んでみると、その文章を受け取る感覚が少し違ってきます。音声版を作りながら分かってきたことは、読まれるために書く文章と、喋って聴いてもらうために書く文章は違うという事でした。

そんな気づきがボロボロと出てきて、現在ではテキスト版は読まれるために書く文章というよりも、音声版の台本として利用できる文章を書いています。だから、実際に私のテキスト版を見た方は、「この人、平仮名が多いな」と思われる方が多いはず。

と言うのも、音声版の台本を書く時は、出来るだけ自分が喋っている感覚で書いているからです。これが1つ、音声を録音している時に噛まないコツでもあるんですが、実際に聴いていても、堅苦しくなく自然に聞こえるようにするコツでもあります。

3.同時投稿し続けている理由

ただ、それでもテキスト版と音声版の同時投稿し続けている理由は、UI(ユーザーインターフェース)的にテキスト版の方がウェブサイトやポッドキャストへのリンクなどがきれいに見えるから。

いろんな情報を集めて配信している内容の場合、音声版のUIだと綺麗に表示できません。しかも「この1分30秒のところで話しているウェブサイトのリンクがこちら!」とか音声で言われても、クリックしにくいですし、音声版は音声版なりの不自由さが実はあったりします。

これが、実は音声メディアの1つのハードル。

例えば、noteの音声配信やポッドキャストを聴いている中で、エピソード自体は友達にLineやメッセンジャーでシェアできても、面白かった5分30秒ドンピシャの部分をシェアできるアプリはまだありません。

また、noteの中でもパーソナリティーが話している映画だったり、本だったりのウェブサイトやリンクを、綺麗に、ビジュアル付きでまだ見れる設定もありません。

そんな理由もあって、今でもテキスト版と音声版を同時投稿を続けています。テキスト版はリンクの見やすさ+音声版の台本として使い、音声版は聴いて心地よい、自然に喋っているように聞こえるコンテンツとしてダブル配信をしています。

4.音声メディアの深みにハマってます・・・

こうして、noteで半年間続けてきているポッドキャストの広報活動なんですが、更に音声メディア作りにどっぷりとつかろうと、オンラインコースも受講し始めました。

私が尊敬してやまないポッドキャスター、Alex Blumberg(アレックス・ブランバーグ)氏から直接学ぶ、ストーリーテリングの神髄。10時間ほどのセミナーですが、ストーリーテリングタイプのポッドキャスト作りに欠かせない、インタビューのイロハや、起承転結の作り方、ポッドキャストのテーマ決めの方程式など、実践的な内容が多くて毎回興味深々です。

こちら、CreativeLiveというプラットフォームにあるオンラインコースなんですが、友達紹介のリンクから購入すると$15ドル引きになるので、もし興味のある方がいらっしゃればリンクを貼っておくのでテキスト版から是非、チェックしてみてください。写真や映像クリエイター向けのコースなんかも豊富なようです。

5.最後に

さて、今回はnoteを始めて半年、音声版とテキスト版の同時配信を続けてきて気づいたそれぞれの違いについて、お話してみました。

noteは、音声やテキストだけでなく、つぶやきだったり写真だったり、いろんな使い方が同時に出来るという面白いプラットフォームだと思います。それぞれ一長一短、向き不向きがありますが、いろんなフォーマットで同時配信するという実験をしてみても、面白いと思います。

これからも音声版とテキスト版を同時投稿をしながら、音声メディアが楽しいコンテンツを配信していきたいと思います。

それでは、次回のnoteで。

いいなと思ったら応援しよう!

新井里菜(あらいりな)|Audio Journalist
記事を読んで頂きありがとうございます。音声で活躍できる方法や、耳から楽しめる情報を多くの皆さんに知っていただくために活動しています。 頂いたサポートは、音声業界のリサーチや静かな録音環境づくり、そして他の音声配信仲間のサポートに還元していきます。