私のイチオシ「英語ポッドキャスト版ガイアの夜明け」
こんにちは。アライ@翻訳です。
これは、読んでもらうために書いている文章ではなく、聴いてもらうための文章です。音声版を同時配信していますので、そちらを是非お聴きください。リンクはこちら
今回は、前回の予告通り、最近はまっているビジネスジャンルのおすすめ英語ポッドキャストをご紹介したいと思います。
1.番組タイトル
番組名は「Business Wars」。
年末にAmazonが買収したアメリカポッドキャスト制作会社Wonderyから配信されているビジネス系の番組です。(詳しい解説記事はこちら)
一言で言うと、英語ポッドキャスト版ガイアの夜明け。
ある業界で競合する会社を取り上げて、それぞれがどのようなバトルを繰り広げてきたのか、歴史を元に紐解いていく番組です。シーズンまるごと1つの対決を特集していて、例えば、アマゾン対ウォルマート、任天堂対ソニーのような、気になる対決が色々と多い番組です。
2.今聴いているおすすめシーズン
今、聴いているおすすめシーズンは「ナイキ対アディダス」。言わずと知れたスニーカーブランドです。今ではプレミアムもののスニーカーの転売市場もすごい盛り上がりを見せています。
個人的にはスニーカーは歩きやすいから履いている、という程度でして特別愛着を持っているわけではないんですが、そんな自分が聴き始めて、「今履いてるスニーカー、なんだっけ?」とまず確認してしまいました。
例えば、元々は兄弟で運営していたアディダスも次第に兄弟間の仲たがいが増えたことで分裂し、その分裂したもう1つの会社がプーマだった!とか、アスリートとのスポンサービジネスを最初に始めたのがアディダスだったとか。
歩きながら聴いてたんですが、次第にこのなんとなく選んだ一足に、こんなに歴史があったのか・・・と、全くその業界を知らない身としては結構驚きの事実が連続でした。
3.おすすめポイント
そこで、今回のおすすめポイントです。
1.歩きながら聴ける本格派ドキュメンタリー
2.日本語版もリリースされている
まず、これ歩きながら聴ける、本格派ドキュメンタリーシリーズな事。先週の記事でも紹介したんですが、このポッドキャストを作っている制作会社Wonderyというのは、True Crimeというジャンルの番組を得意としているという事と、そしてCEOがFOXの元幹部であるという事もあって、まるでテレビでみるドキュメンタリーシリーズ、みたいな作りなんです。
他のドキュメンタリー系のポッドキャストと比べると、海外ドラマの吹替版ぐらいのオーバーな演出とBGM、といった感じともとれるんですが、耳からだけでも十分、歩きながら聴ける本格派ドキュメンタリーとしては、たっぷり楽しめる番組だと思います。
そして、もう一つのおすすめポイントは、実は日本語翻訳版も既にリリースされているという事!
noteのブログを見て知ったんですが、この番組の1シーズンだけ、実はニッポン放送が既に日本語版としてリリースしていたんです。
取り上げらているシーズンは「任天堂VSソニー」。もちろん日本がらみのトピックだからこそ、取り上げられたんだと思いますが、やはりニッポン放送、ナレーション及び登場人物の声の担当をしているのが落語家さんなんです。舞台で一人なん役もこなすストーリーテラーである落語家をここに持ってくる、っていうのが本当に憎い、上手いキャスティングだと思います。
実はWondery、同じ番組のスペイン語版、フランス語版などといった多言語放送も進めているようで、このBusiness Warsもその1つのよう。英語版と日本語版、聴き比べをしてみる!というのも出来るポッドキャストです。
4.最後に
さて、今回はアマゾンに買収されたポッドキャスト制作会社Wonderyから、英語ポッドキャスト版ガイアの夜明け「Bueiness Wars」という番組をご紹介しました。
耳から聴ける本格派ドキュメンタリーで、しかも日本語版も配信されている、という事もあって、アメリカで大ヒットなポッドキャストの波がぐいぐい国内にも来ている感じがする1本だと思います。
次回は、この会社Wonderyが実施する多言語放送について、ちょっと深堀してみたいと思います。
それでは、次回のnoteで。