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ポッドキャスト翻訳プロジェクト第5話 仲間が増えそうです

こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら

さて、今回はポッドキャスト翻訳プロジェクトについての記事です。

ポッドキャスト翻訳プロジェクトとは
コンテンツをボーダレスに、音声は音声のまま。外国語のポッドキャストを翻訳・吹替して、日本語版として配信する、アライ@翻訳の個人的に始めたプロジェクトです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

何を隠そう、月に50本は聴くほどのポッドキャスト好きな私なんですが、毎日いろいろな番組を聴く中で、今まで周囲からの反応は・・・

「ポッドキャストって何?」
「英語?それなら聴かない~。」

という返答がほとんどでした。
「こんなに面白い番組が世の中にたくさんあるポッドキャスト黄金期なのに、言葉の壁で聴けるチャンスがなくなるなんて、もったいない!」と思ったのがきっかけで、外国語のポッドキャストを翻訳・吹替して、日本語版として配信する、このポッドキャスト翻訳プロジェクトを始めました。

今年4月からは、ここnoteで勝手にポッドキャストの広報活動をし始め、おすすめポッドキャストを紹介したり、音声メディア業界の考察やリサーチをしたりしています。最近では、noteコミュニティーの皆さんがおすすめするポッドキャストをまとめたマガジンも始めました。

いったいこの翻訳プロジェクト、どこまで進んでんの?と思った人がいるかいないかは分かりませんが、どういうステップ踏んで、どんなゴールに向かって進んでいるのか、少しお話したいと思います。

まず、今取り組んでいるポッドキャストがリリースできるまでに必要だと思われる、大まかなステップはこちら。

1.翻訳するポッドキャストの選出
2.ポッドキャストの書き起こし
3.ポッドキャストの翻訳・推敲
4.吹替原稿の完成
5.吹替キャストの選出
6.レコーディング
7.編集(BGMなど)
8.ポッドキャスト制作元への許可
9.リリース

書き出してみると、大体9つのステップ。

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ちなみに、今ステップ5「吹替キャストの選出」中です。

これまでは、翻訳やら原稿作成やら、すべて自分一人で完結できる作業だったんですが、いよいよこのプロジェクトに参加してもらえる仲間が必要なフェーズに移行してきました。

今回翻訳吹替するポッドキャストには、男性3名女性1名、合計4名の人物が登場します。

実は、元々この吹替作業すら、一人4役、自分一人でやろうと考えてました。Voice Changingのプログラムを使ったり、Voice Cloning(自分の声のクローンを作るシステム)のシステム試してみたりと、出来るだけ人に迷惑をかけないように一人で細々やっていこうと。

ただ、いろいろ試して、やっぱり人間の生の声にはかなわないという結論に至り、周囲に声をかけ始めました。

これまで、自分一人で始めてきたプロジェクトに、他人が興味を持って、賛同してくれて、時間を使って、レコーディングサンプルを送ってくれたり、練習をしてくれたり、本当にまさかここまで人を巻き込むことになるとは当初は思ってもみなかったんですが、こうやって物事が回りだすところの中心にいるのが、久しぶりでどこか熱い気分です。

ちなみに今、この9ステップのうちやっと折り返し地点に来た、と思いたいところなんですが、実はこの後のステップが結構ハードルが高いものが残っています。

特にポッドキャストの制作元からの許可と言うのは、ポッドキャスト業界でも知的財産権と言うものが今話題となっていて、大金が動くビジネスの1つ。

今回私がしているのは、英語ポッドキャストの日本語バージョンとして、音声を音声のままで配信するプロジェクトではありますが、今後どういう位置づけで音声という知的財産を扱っていくのか、業界の動きにも注目している所です。

これから仲間が増えてきそうなこのプロジェクト。また進捗状況だけでなく、ポッドキャスト業界の考察も含めて、またこの「ポッドキャスト翻訳プロジェクト」のマガジンに更新していきたいと思います。

ちなみに、ポッドキャストからドラマ化されて、しかもゴールデングローブ賞にノミネートされた番組を以前の記事で紹介しています。イッキ聴きしたくなるエピソードなので、週末におすすめです。

それでは、次回のnoteで。


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新井里菜(あらいりな)|Audio Journalist
記事を読んで頂きありがとうございます。音声で活躍できる方法や、耳から楽しめる情報を多くの皆さんに知っていただくために活動しています。 頂いたサポートは、音声業界のリサーチや静かな録音環境づくり、そして他の音声配信仲間のサポートに還元していきます。